名古屋市のお客様の輸入住宅で、レンガタイルの外壁の不具合について相談がありました。
新築時の仕様書などがないみたいで、どこのどんな材料が施工されているか分からないということでしたが、タイル下地がウレタンパネルという感じからして、岡本インターナショナルさんがカナダから輸入・販売していたパンブリック(Pan Brick)ではないかと推察されます。
比較的安価で本物のレンガの雰囲気が感じられるということで、結構輸入住宅に取り入れられるケースが多かったように思います。ただ、10年くらい前に岡本さんが廃業されてしまったようで、今は材料も何も手に入れることが難しくなっています。
それにこのウレタンパネルというのが少々厄介で、いわゆる発泡スチロールのようなものですから、太陽の熱などによって素材が縮んで小さくなってしまうというリスクが生じます。
それによって、下地パネルがブリックタイルの重さに耐えられなくなって、徐々に構造から剥がれたり下がったり、パネル同士のつなぎ目に隙間が空いてきたりしますから、壁の中に雨水が浸入するといったトラブルも発生します。
勿論、ウレタンパネルが変形すれば、タイルの接着剤も効かなくなりますので、壁のタイルが脱落するという不具合も起こってしまいます。
最も簡易で安価に直すとすれば、下地パネルをパテやモルタルで平らに均しておいて、その上に脱落したタイルを張り直すというやり方になりますが、またパネルが痩せてしまえば再度修理を行わなければなりませんし、それが何度も起きる可能性が高いと思います。
勿論、脱落したタイルが全て再利用出来るという前提でないと、張り直したはいいが、途中で足りなくなるということが一番危険です。しかしながら、既存のタイルや下地を全部剥がしてやり直すとなると、その手間や材料からして結構な費用と時間が掛かります。
また、ウレタン材とタイルを合わせた外壁材の厚みが結構あるでしょうから、それと同程度まで厚みを持たせないと、タイルを張っていない部分の外壁や屋根の軒との取り合いがきれいに納まらないと思います。
どうやってこれをきれいに納めて、将来同じようなトラブルが起こらないようにするかは、一度現地へ調査に行って考えるしかないように思います。
パンブリックの外壁材で不具合があるというおうちのご相談に乗らせて頂きますが、費用と時間が必要だということを予めご理解下さいね。
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