ローウェン(Loewen)やマーヴィン(Marvin)などのケースメントサッシには、オペレーターと呼ばれる開閉金物が取付けられています。
クランクハンドルをクルクル回すと、建具(障子)が横方向に開いていくのですが、そのクランクハンドルはオペレーターの回転軸に差し込む形で装着されます。
写真がそのオペレーターの一つですが、窓の開き勝手によってオペレーターにも左右の向きが存在します。因みに、写真のものは外から見て右吊元用になります。
長年ケースメントサッシをお使いになっているお客様の中には、窓の開閉がスムースに出来ず重くなったハンドルを無理に回して窓を閉めようとする方もいらっしゃるようです。
そういう場合に起きる不具合は、オペレーターの回転軸が折れてクランクハンドルの先に回転軸が付いた状態で一緒に外れてくるといったものです。
その際お客様は、クランクハンドルに不具合があってハンドル交換をしないと窓の開け閉めが出来ないと思い込むことが多いのです。
実際にはハンドルに固定された回転軸がハンドルと一緒に抜けてきてしまったということなんですが、この回転軸がオペレーター側の部品であることを理解出来ていないようです。
写真のように回転軸はオペレーターの一部ですから、もしこれがクランクハンドルと一緒に抜けてくるような場合は、オペレーターの交換が必要というふうにお考え下さい。
尚、アルミクラッド木製サッシの場合、オペレーターはサッシの木枠でカバーされていますので、交換の際は繊細な木枠を慎重に外さないと木枠を割ってしまうリスクがありますので、注意して下さい。
もしやった経験がないという場合は、私共のような専門家にお願いして交換・調整作業をしてもらう方が、破損リスクもなく窓の開閉も見違えるようにスムースになります。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。
※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。ご使用になりたい場合は、事前にその旨ご相談下さい。



