愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、上げ下げ窓のバランサーの交換作業を行ってきました。
輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)製のインテグリティ(Integrity)・ダブルハング。
メーカーが日本から撤退してしまった為、こちらのサッシのバランサーも入手するのが大変になっています。
それでも何とか輸入することが出来ましたので、取付けに伺ったのですが、写真のようにバランサーの先に付いているクラッチと呼ばれる部品の形状が既存のものと違っています。
形状的には大きさが小さくなって、側枠にあるガイドレールに隙間が生じてしまう感じですが、何とかレールに装着することは出来ました。
ただ、建具を窓に装着しようとしても、建具側の既存のピボットバーが太すぎて、バランサーのクラッチに明いている接続穴にバーが入ってくれません。
こういう状態では、建具とバランサーとが連動してくれませんから、バランサーのクラッチを古いタイプに変えるか、ピボットバーを新しいタイプに変えるかしなければ使えないことになります。
勿論、新しいバランサーとレールとの間に隙間が空いた状態で、不具合なく使い続けられるかという点も気になります。何れにしても、メーカーにこの状況を連絡して、正しく納まるように部材の調達をする必要がありますね。
それにしても、同じインテグリティで形状が古い新しいがあるなんて、対処は本当に難しいですし、バランサーは15年くらいで定期交換する部材ですから、日本の他の修理業者はメンテナンス出来るのでしょうか。
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