注文が出来るうちに

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静岡県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシ等の修理調査を行ってきました。

輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella )製のアルミクラッド木製サッシ。

27年前に建ててから、サッシに特別メンテナンスらしきことをしてこなかったということで、複数箇所で不具合が発生していました。

写真は、ベランダのスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)ですが、ドアの建具だけでなくフローリングにも雨水が染み出してきたそうです。こういう場合、ドアの方はガラスの周囲から雨が建具内に浸入して、木部を劣化させたことが原因です。

フローリングの上に水が染み出してきたのは、ベランダの床防水の立ち上げが不十分で、サッシ枠の下から雨が構造体の方に入っていくことがあったのだろうと思います。

それは、通常の上からの雨では起こりませんが、風や雨が横殴りとなるような場合に、ベランダの床に溜まった水が掃出しサッシ側に吹き上がってくるということで起こります。

ドアについては、今月20日くらいまでであればペラが注文を受け付けてくれるということですから、交換建具をオーダーすることになると思いますが、こちらの製品はプロラインシリーズでも初期型のものである為、既に製造は中止されており、現行の新しい規格のものに交換することが可能かどうか互換性を早急に確認する必要があります。

フローリングへの雨漏れについては、ベランダのFRP床防水の範囲を広げ、ドア下の敷居までしっかり防水処理すれば、今後発生することはないでしょう。

但し、ドアのレール部分に砂やホコリが溜ってしまえば、レール部分から雨が吹き上がってくるような時に、ゴミが邪魔して雨水を外に排水出来なくなりますから、普段の掃除が重要です。

ペラが国内の市場から撤退するまで1週間程度しかありませんが、それまでにやれることは出来るだけやりたいと思います。勿論、お客様からご依頼を頂いたものだけになりますが・・・。

<関連記事>: Pellaが日本から撤退するようです (2025年11月4日)

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