緩んでいても壊れます

緩んでいても壊れます

大分県のお客様から掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のハンドルの入手が出来ないかとの問い合わせを頂きました。

輸入サッシは、ヴァイスロイ(Viceroy)社製の樹脂サッシ。

既にカナダの製造メーカーはなくなってしまい、国内で部材を取り扱いする輸入資材の会社もありません。

写真がそのドアハンドルの屋外側ですが、真っ白だったものが紫外線にやられて黄色く黄ばんで劣化が進んでいるようです。

このハンドルは室内側から長いビスで取り付けられているのですが、恐らくハンドルのビス穴部分のプラスチックが割れて、ビスが外れてしまったのではないかと思います。

ですから、主な原因はハンドルそのものの劣化だろうと推測出来るのですが、それ以外にも原因があったのではないかとも考えています。

それは、取付けビスが緩んでハンドルがグラグラした状況で、使用を続けていたのではないかというものです。

毎日開閉するドアですから、長い間使い続けるとハンドルに負荷が掛かり取付けビスが徐々に外れてくるということはよくあることです。ただ、このハンドルの取付けビスは、室内側からフタをされていて見えなくなっているのです。

勿論フタを取ればビスが見えるのですが、プラスチックのフタは結構きつく取り付けられていて、フタそのものを壊さないと外れないようになっています。

ですから、取付けビスが緩んできていても、フタを外すことを躊躇してそのまま使い続けてしまうということが考えられます。

ビスが緩んでハンドルがグラグラした状態では、どうしてもビスの取付け部分やハンドル自体がガタガタしてしまい、何れかが割れてしまうリスクが生じるかも知れません。

ドアの建て起こしや開閉の調整やロック部分の調整も定期的に必要ですが、取付けビスの締め直しといった簡単なメンテナンスも侮ってはいけません。

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