先日入荷したクイックセット(Kwikset、旧Titan)のデッドボルトバー。
デッドロックのサムターンを回すと、この中からロックバーが飛び出してきて、ストライク(受け金物)の穴の中に差さりカンヌキ(鍵)が掛かります。
ただ、このデッドボルトバーは、現在の標準タイプのものとは形状が異なります。
通常は、頭の先にフェースプレートと呼ばれる金属の四角い板が付いていて、それをドアにビス留めすることでこの部品を固定しますが、この部品はドライブイン・タイプというもので、取付け穴にそのまま差し込むだけで勝手に固定されてしまうというスグレモノです。
丸くなった先の周囲にリブのような突起が付けられていて、それが穴に引っ掛かって外れなくなるのがドライブインのデッドボルトバーです。(写真のものは改良型で、古いデザインのものと若干形状は異なりますが、機能や取付け方は全く同じです)
輸入住宅ブームの1990年の前半くらいまでは、こうした頭が丸いデッドボルトバーやドアラッチが使われていましたが、それ以降はフェースプレート付きのタイプのものが主流になりました。
当然、こうした製品が日本に輸入されることもなくなってしまい、手に入れることが難しくなってきました。私たちは、古い輸入住宅にお住まいの方の為に、今ではあまり見掛けなくなった仕様の輸入部材をも調達するようにしています。
どこからも売ってもらえなくなれば、古い輸入住宅のお客様はメンテナンスが出来なくなってしまいますからね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。
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