周囲のゴムが飛び出してきています

周囲のゴムが飛び出してきています

お近くの輸入住宅で輸入サッシのメンテナンスをご依頼頂きました。

窓は、メーカー不明の樹脂製サッシ。

3連のトリプルウィンドウの上にハーフサークルウィンドウが飾りで付いているのですが、そこに付いているペアガラスに不具合が発生しました。

こちらの窓は2階の東面に面したサッシですから、雨や風当たりが強く、窓の押縁(ガラス押え)の周囲から雨水がサッシに浸入したものと思われます。

こうなるとペアガラスの中で内部結露が発生したり、曇ってしまったりするのですが、今回はそうしたこと以外にガラスの周囲に接着してあるゴム状の気密スペーサーが飛び出してきたようです。

雨水の浸入によって、スペーサーの接着が劣化したことが原因ですが、接着をしていなければ当然気密は保てませんから、水分や湿気がペアガラスの中に入り込みますし、断熱性能も落ちてしまいます。

全体の接着がなくなってしまえば、最悪ペアガラス自体を保持出来なくなりますから、ガラスが動いたりしてくる恐れもあります。

ただ、こうしたペアガラスを交換する場合、屋外側にある押縁を外してペアガラスの採寸調査や交換作業を行う必要がありますから、高い足場がなければ仕事は出来ません。

ここだけの部分足場を設置することも可能ですが、それだけではどうしても設置費は割高になってしまいますから、こういう場合私共では家全体に足場を組んで、全てのサッシのガラス防水の仕事をすることをお勧めします。

勿論、ここだけの部分足場を設置して、半円窓のガラス交換やこの周囲の窓のペアガラスの防水処理だけを行うことも可能です。

尚、輸入のハーフサークルウィンドウのペアガラスは、真円ではなく楕円ですし、厚みを含めた寸法はインチ単位で出来ていますから、普通のガラス屋さんやサッシ屋さんでは対応出来ないかも知れません。

そういう場合は、信頼のおける輸入住宅の専門家にご相談頂くと、適切な施工をして頂けると思いますよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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