メンテナンスしてもらえないの?

メンテナンスしてもらえないの?

千葉県のお客様から、輸入の掃出しサッシの鍵が壊れたので相談に乗って欲しいというご連絡を頂きました。

2つある掃出しサッシのうちの1つが、ロックレバーを操作しても鍵が全く動かないということでした。

頂いた写真がこちらですが、このハンドルロックはカナダ ヴァイスロイ(Viceroy)のスライディング・パティオドアに付属しているもののようです。

ヴァイスロイの輸入サッシは、仙台にある大手輸入ハウスメーカーが採用していた製品ですが、ヴァイスロイが会社を止めてしまってからはどこかのサッシメーカーに依頼して自社ブランドのものを施工しているようです。

ただ、それまで新築してきたおうちについては、当然アフターサービスを実施して、修理・メンテナンスをやらなければならないはずなんですが、部材の調達ルートがないのか、私共の方にお客様からご相談を頂くという状況にもなっています。

幸い私たちは部材を調達するルートや施工手順を知っていますから、こういったご相談を頂いてもおおよそ対応することは可能ですが、やはり建てた建築会社が責任を以ってサポートしていくべきと感じます。

価格等で私共に注文するのではなく、建ててもらった会社で一貫して最後まで面倒をみてもらわなければ、家を長く維持することなど出来ません。

工務店やメーカーが倒産・撤退したことで相談先を失ったという場合に、私共 ホームメイドを頼って頂くのであれば、何とか手助けをして差し上げたいとは思っています。

今回の場合、原因はドアに内蔵されたロックケース(バックセット)が破損したか、それに連動しているロックレバーの心棒が折れてしまったかのどちらかではないかと考えています。

ただ、このトラブルの根本的な原因は、ドアの建て起こしや位置のポイントが長年の使用でずれてきていることで、ロックラッチが受け金具に噛まなくなったり、それを何とかしようと無理に鍵を掛けたりしたことですから、それを修正しないといくら交換をしてもすぐにまた部品が破損してしまいます。

そういう知識と不具合への深い考察を持った輸入住宅ビルダーは、日本では少なくなってきましたよね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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