振れ止め部品がない折れ戸

振れ止め部品がない折れ戸

輸入住宅の造り付け収納のドアとしてよく使われるバイフォールドドア。

開口の幅が1.5~1.8mあるような場合は、写真のように4枚折れ戸を装着するケースが多いと思います。

今回ご相談頂いたのは、片側の2枚折れ戸が閉まっている状態で、もう片方の2枚折れ戸を閉めようとすると、閉まっていた折れ戸が自然に開いてしまうといったトラブルでした。

通常ではあまりそういったことはないのですが、2つのドアが完全に閉まることによって、収納内の空気に圧力が掛かってドアを押してしまうのではないかと思います。でも、通常で起こらないはずの現象がどうして起こるのか?

一度調整・メンテナンスをしてみないとはっきりしませんが、恐らくドア同士の召し合わせ(折れ戸と折れ戸がぶつかり合う部分)に振れ止めと呼ばれる部品が付いているはずですが、それが付けられていません。

それは、ドアの後ろ側に付ける小さな金具で、ドアを閉めた際にもう片方のドアを後ろから支える役目を果たします。それが両方の折れ戸に付いていると、それぞれが支え合ってドアの位置を安定させるのです。

勿論、それ以外にドアの高さがずれていたり、隙間が空いていたり、傾いていたりという問題が起因しているかも知れませんから、そういったことの調整は必要かも知れません。

ただ、輸入のバイフォールドドアに知識がない業者さんだと、部品自体がどういうものなのかを理解していないという場合もありますので、調整作業は難しいかも知れません。

そういう場合は、輸入住宅の専門家に相談して、調整してもらうのが一番の早道と言えるように思います。

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