新しいカンヌキ部品は、こんな感じ

新しいカンヌキ部品は、こんな感じ

蓼科のお客様の別荘で窓等の修理・メンテナンスを行ったという記事を何度か書かせて頂きました。

ようやく今月に全ての仕事を完了して引き上げてきたのですが、三角に開く二重サッシが開かないように固定する為の新しいカンヌキ部品を取付けた様子をご覧に入れます。

一見するとドアに取り付けるヒンジ(蝶番)のようにも見えますが、この2つの蝶番に細長い心棒を通すことで、蝶番同士が外れないように固定出来る構造です。

ただ、それぞれの建具は自分の重さによって、下がり気味になっていますから、この部品を取り付ける位置を間違えると蝶番同士がうまく噛み合ってくれなくなる不具合が発生します。

それは、窓1つずつ状況が違いますから、それぞれの建具に合った位置でカンヌキ部品を取り付けなければなりません。

勿論、今まで取付けされていたものと全く同じ部品であれば、そんなことを考えずに元合った位置にビスで取付けすればいいのですが、古い部品はスウェーデンでも廃番で入手不可能ですから、そうはいきません。

それでも、何個も何個もこの部品を取り付けていると、そのクセや遊びの具合なども分かってきて何とかうまく施工することが出来るようになるものですね。やはり、経験や挑戦が出来ないと、輸入住宅の修理・メンテナンスはやれません。

<関連記事>: いい代替品が見付かりました (2022年5月21日)
<関連記事>: スウェーデン製の三角開き窓のメンテナンス (2020年11月26日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。