ロック金物を交換したアンダーセン製ケースメントサッシ

ロック金物を交換したアンダーセン製ケースメントサッシ

豊田市のお客様の輸入住宅で、縦辷りサッシ(横に開いていく窓)のロック金物の交換を行いました。

サッシは、アンダーセン(Andersen)製の4枚ボウウィンドウと単独のケースメントサッシの2ヶ所です。

ボウウィンドウは、4つあるうちの1つの窓のロックレバーが途中で折れて、鍵を開け閉めするのに支障をきたしている状況でした。

単独のケースメントサッシは、ロック金物自体が内部で不具合を起こしたらしく、鍵が掛かったままロックレバーで解除出来ない状態でした。こうした状況になって何年も経過していたらしく、修理出来る人をずっと探していたとのことでした。

これらの2つの不具合は、サッシ枠の中に内蔵されているタンデムロック(1つのレバーで2つのロックが同時に掛かるマルチロック)の金物が破損したことが原因です。

ただ、この金物は木製のサッシ枠に隠れている為、それを取り替えるにはサッシ枠の大部分を取り外す必要があります。

サッシ枠は薄い木で作られていますから、無理に外そうとすると割れたりしてしまい、更に破損した枠材も調達する必要が出てしまいます。そうなると費用も施工も大幅に掛かってしまいますから、慎重な仕事が求められます。

また、新しいタンデムロックを装着した後は、サッシ枠を元に戻してから作業で傷付いた部分を塗装やパテで修復することが必要かも知れません。

当然、破損したのは窓の開閉不良に起因していますから、サッシの調整作業や掃除を行うことも忘れてはいけません。そこまでやって交換工事は終了しますが、丁寧な仕事をしてくれる専門業者さんは、あまり多くないかも知れませんね。

それから、こうしたトラブルを防ぐ為には、こまめな掃除とシリコンスプレーを使って常に滑らかな動きをキープするようにして下さい。

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