ヒモや樹脂部品が劣化します

ヒモや樹脂部品が劣化します

以前マーヴィン(Marvin)から入荷したダブルハングサッシ(上げ下げ窓)のバランサー。

このバランサーは、現在販売されているダブルハングには装着されていない古いタイプのものになります。

日本に出回っているマーヴィンのダブルハングは、旧タイプのものが殆どですから、長さや強度の違いこそあれこのバランサーが使われているはずです。

固定用フックが付いた樹脂部品は、白い色のもの以外に黒などもあり、それによってバネ強度の違いが分かるようになっているようです。

固定用フックは、建具の両サイドに付いているピボットバーが上に載ることによって、フックの爪が外れて位置の固定が解除され、建具が載っていない状態(建具が窓から外された状態)の時は、フックの爪が窓枠に引っ掛かってストッパーの役目を果たします。

そうすることで、建具を窓枠の中に戻す際には、バランサーが一定の位置にあってすぐに建具を吊ることが可能となる訳です。

バランサーの寿命は約15~20年。随分長く使える部材ですが、樹脂の部分や吊りヒモなどはどうしても劣化して破損します。(バランサーが破損すると、窓を上に開けても落ちてきますし、開けづらくなりますので、すぐに分かります)

現在マーヴィンは、古いダブルハングの部材の製造を中止していますが、既に生産された在庫部品についてはなくなり次第販売終了という案内をしています。

こうしたバランサーなども、メーカーから入手するルートがいつなくなるか分かりませんので、そろそろ交換時期というおうちは、早めに交換をご相談頂けるといいかも知れません。

尚、輸入の上げ下げ窓は、形の違いこそあれバランサーと呼ばれる部品で開け閉めが軽く出来るように作られています。窓の開け閉めに支障をきたすようなら、バランサーの不具合が原因かも知れませんので、ご注意下さい。

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