国産の掃出しサッシでも起こります

国産の掃出しサッシでも起こります

日進市のお客様から輸入の掃出しサッシの下端などが腐ってしまったので、直したいというご相談を頂きました。

サッシは、コルビーアンドコルビー(Kolbe & Kolbe、K & K)製のアルミクラッド・スライディング・パティオドア。

サッシの下枠に木製のモール材が付けられていた処に、ウッドデッキの床が接していたようで、床に溜まった雨水がサッシの下端に当たってそこから中に浸入したという感じです。

腐ったモール材が邪魔をして中までどうなっているかは分からない状況ですが、モール材の奥やモール材の下に張っているカルチャードブリックとのつなぎ目が、ちゃんと防水処理を施していないようで、構造材への影響の方が少し気になります。

また、ドアのペアガラスとその周囲のアルミカバーとの間から、雨が建具の中に入り込んでいるようで、ドアの木製下枠が完全に腐っています。

こうなると、ドアを交換しないといけませんが、メーカーが代替のドアを作ってくれないという場合は、ドアの建具枠を部分的に交換するか、サッシ全体を違うメーカーの新しいものに入れ替えるかということになります。

何れにしても、コルビーアンドコルビーのサッシは雨仕舞があまりよくない製品ですから、定期的にサッシの防水作業を行う必要があると思います。

ただ、実際には建てた住宅メーカーや工務店もそういう知識が全くないのと、そういうメンテナンスに慣れていないということで、放置された家が殆どだと思います。それを改善ない限り、輸入住宅が本来の性能や品質を世の中にアピール出来る時代は来ないかも知れません。

ただ、掃出しサッシの下端から雨が入って雨漏れするというトラブルは、サッシと外壁との境い目の防水処理が甘い為に起こるものですから、輸入サッシだけでなく国産サッシでも雨漏れのリスクが発生します。

そこの施工をいい加減にやる建築屋さんに建ててもらうと、庭に出る掃出しサッシだけでなく、ベランダの掃出しサッシでも雨漏れで失敗するかも知れませんから、注意して下さい。20年以上経ってからでは、施工不良を問うことは難しいですからね。

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