ギュッっと締めちゃダメですよ

ギュッっと締めちゃダメですよ

先日、京都のお客様の洗面水栓を修理した際の様子です。

水道工事用のプライヤーやインチ対応のレンチを駆使して、カートリッジバルブを交換していきます。

こちらの水栓金具は、ヤスダプロモーションという会社が販売している輸入水栓なんですが、クラシックなデザインの為か輸入住宅がお好きなお客様の洗面でよく見掛けます。

カートリッジバルブは、国産水栓の止水パッキンと同じ役目を果たしますが、小指程度の力でレバーを動かすだけで、ピタッと水が止まります。

ただ、そうした水栓金具に慣れていない日本人は、レバーを強く回して水を止めようとしてしまい、セラミックのバルブを破損させてしまうことがよくあります。軽く動かすだけで水が止まるように作られていますから、無理な力で回す必要はありません。

輸入水栓の水漏れの多くは、使い方を誤ったことによって起こります。でも、そういうことを住宅メーカーも工務店も引渡しの際に教えてくれませんから、お客様が破損させてしまうのは止むを得ないですね。

今回は、カートリッジバルブの交換のみをご依頼頂いたのですが、排水フタのポップアップもうまく作動していなかったので、それも調整してあげました。

長く使い続けるのであれば、ちゃんとした状態にして使わないと将来壊れてしまう可能性もありますから、そういったメンテナンスはやっておいて越したことはありません。

まあ、このポップアップの問題は、当初施工した水道屋さんが輸入水栓の知識がなく、変な取付けをしてしまったことが原因ですけどね。建てた住宅メーカーも、施工では半分素人みたいな業者さんだったのかも知れませんが、お客様はお気の毒です。

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