いくらヒノキでも喰われる時は喰われます

いくらヒノキでも喰われる時は喰われます

知多市でガレージの雨漏れ補修工事を行っていますが、今日は腐った壁を壊して基礎の上に載っている土台を取り換えました。

写真は、土台を新しいものに交換した様子ですが、土台が露出している部分の3分の2程度を新しくしました。

元々の土台は、ヒノキだったようですが、雨漏れの影響で半分以上が腐っていましたし、シロアリにも喰われていました。

ただ、土台が全部喰われていた訳ではなく、残っている部分もかなりあった訳ですから、やはりヒノキはシロアリにとって美味しい素材ではないのかも知れません。

シロアリは食べるものがないと、基本何でも食べるという生物です。何しろ鉄でも食べたという記録がある程です。

ですから、ヒノキやヒバといった匂いの強い木材であっても、喰う時は喰いますし、例え防蟻処理の薬剤が塗布してあっても食べて死んでいき、また次のシロアリが食べて死ぬというのを繰り返します。

そう、毒が入ったものは食べないというプログラムは、シロアリの脳の中には存在しません。彼らが嫌う環境は、「明るい・湿気(水分)がある・風通しが悪い」です。

そうした環境を作り出して、出来るだけシロアリが来にくいようにすることが家づくりでは大切です。

尚、今回はヒノキの土台が手に入らない状況でしたので、防蟻剤を加圧注入した米松材に更に手塗りで駆除剤を塗布して据え付けました。(土台の裏側や木口にも塗って、その後施工をしています)

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