お知らせ : ページ 344

カナダ Loewen社の掃出しサッシの部品調達

幅が4mもありそうな大型の4枚パティオ・ドア。これだけ大きいと迫力がありますねぇ。

このおうちは、私共の会社から程ない日進市内にあるのですが、他社で2004年に建てられた全く知らないお客様でした。1ヶ月程前のこと、突然そのお客様が私共のところにいらっしゃって、ローウェンのアルミクラッド・サッシの部品を調達出来ないかという相談を頂きました。

当時、この掃出しサッシを輸入した際は、百万円単位の金額がしたそうですが、内側のドアハンドルに付いているロック・ノブが取れてしまったとのこと。ロック・ノブが自由に使えないと、ドアも気軽に開けられませんし、セキュリティ上も不安ですよね。

もしこれが調達出来ないとなると、家を維持するという点でもあまり気分はよくないかも知れません。こちらを建てた際の輸入業者さんは、恐らく既に廃業されていて連絡が付かない状況でした。ですから、北米から自社で輸入をしている私共のような特異なビルダーを探さなければいけなかったのでしょう。

今回もちゃんと部品を特定し、調達することが出来そうです。

これから発注手配となりますが、Loewenのように国内で販売代理店がない輸入サッシが取り付けられているおうちにお住まいの方は、本当にメンテナンスが大変ですよね。相談先がなくてお困りの方は、お問い合わせ下さい。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。
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11月4日にアメリカ経由カナダのローエン社から、無事この新しい部品が届きました。

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玄関ドアの閉まりが、悪くないですか?

ここのところ、台風などで湿った南風が日本列島に流れてきて、気温の割に蒸し暑い感じがしませんか?梅雨時もそうなんですが、こういう湿気を感じる時期は、輸入のドアも湿気で膨張するのです。

また、輸入住宅のドアは重いですから、長年使っているとドア・ラッチ側にドア自体が傾いてきます。そうなると、ドアとドアの上枠との間の隙間が、左右で違ってきてしまいますね。

こうしたことが重なってくると、ドアとドア枠とがだんだん接するようになってきて、ドアの開閉がきつくなってきます。そして、ドアの下端が、敷居部分に当たって擦れてくるなんてことにもなってきます。

更に、湿気などでドアが歪んできたりすると、上下だけでなく内側・外側の方向も含めて、三次元で建て起しを調整しないといけませんから、直すのに結構技術が必要となります。

こうした調整は、10年に一度はやって欲しいのですが、殆どの皆さんはそのうち何とかなるだろうと放置していますから、ドアが擦れて傷ついたりドア・ラッチがストライク(ラッチが入るドア枠側の受け金物)に入らなくなってロックが出来なくなったりします。

そうなると、防犯上も大変なことになりますから、定期的なドアの調整やヒンジの交換は必修です。まだ家の建具調整を一度もしたことがないという輸入住宅ユーザーは、是非この機会にメンテナンスをしてもらって下さい。

特に玄関は家の顔ですから、スムースになると気持ちがよくなりますよ。もしこれを放置すると、そのうち玄関ハンドルやデッドロックに負担が掛かり、これらの部品が破損するなんてことにもなりますから気を付けて下さいね。

輸入の玄関ドアや勝手口ドアの調整でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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白熱電球は、デザインする

昨日、青色発光ダイオードの研究・開発で日本人がノーベル賞を受賞したというニュースが流れました。

昔から青色の発光ダイオードが出来たら、ノーベル賞ものと言われていましたから、それはそれはすごい発明だと思います。お蔭で日本の照明器具やディスプレーなどで強い光と省エネの両方を実現出来る製品が生まれました。

でもねぇ、美しいインテリアや癒しを感じるほんのり温かな空間を演出するには、やっぱり白熱電球なんですよね。世の中には、経済性以外でも価値があるものがあると思います。

ただ、こうした世の中の流れですから、白熱球はどんどん電気屋さんの店頭から消えていってしまいました。これでは、キラキラ光る輸入のシャンデリアもなくなってしまうなんてことにもなりかねません。(実際には、そのうちLEDのシャンデリア球も開発されるでしょうけどね)

そこで、私たち ホームメイドでは輸入住宅にお住まいの皆さんに白熱電球を提供しようと考えています。将来供給がどうなるかは分かりませんが、現段階では仕入れ先の確保は出来ています。

60W&40W クリア普通球は、いずれも税別250円(送料別)。40W&25W クリアのシャンデリア球(口金E12)は、いずれも税別300円(送料別)です。価格は、2014年10月現在ですので、今後変動することもございます)

輸入の照明器具に欠かせないクリア・ガラスの白熱球を確保したいという方は、電球の種類と必要数量をご確認の上お問い合わせ下さい。

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木製窓やドアには、防水塗料を塗りましょう

先日石川県の輸入住宅で古いアンダーセン社の上げ下げ窓(ダブルハング)のバランサー交換をしてきたという記事を書きました。

バランサーを交換したサッシは4つ。そのうち南側にあった1つの窓の建具(サッシュ)を外した時に撮った写真がこちら。繊細なAndersenのナローライン・シリーズですから、窓の枠材が余計に細く見えますが、その木の枠部分に雨が染みたような跡がありますね。

この日は晴天でしたから、通常雨の影響はないのですが、外側に張られた樹脂枠のつなぎ目から長年雨水が侵入したのか、内側の木部にまで雨染みが出てきていました。まだ染み程度の状況ですから、木枠自体には問題ありませんが、このまま放置しておけば必ず木部は劣化してサッシの交換などの大ごとになることは必至です。

まずは、雨漏りの原因となる外部の樹脂カバーのつなぎ目や樹脂枠とガラスとが接する部分をコーキングなどで防水して、その上で室内側の木部もパラペイントのティンバー・ケアなどの防水塗料を塗りましょう。(ガラス部分は、ガラス用のコーキングで施工すると更に効果的です)

ティンバー・ケアは、防水性能があるばかりか、木の割れをも抑える働きをしますから、木製ドアやサッシにはもってこいです。そうすれば、輸入のアルミクラッド(又は、PVCクラッド)・サッシや純粋な木製サッシでも長く使っていけるはずです。

素敵な木製サッシは、メンテナンスにも手を掛けてあげないとその美しさが失われてしまいますから、ご注意下さい。

輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: アンダーセンのバランサー交換 (2014年10月1日)

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新築よりも、その後が大切

多くの皆さんは、新しく家づくりをされる際は、夢と希望に満ち溢れ、ご自身の思いを出来るだけ実現しようと努力します。勿論、それ程の期待をせずに、そこそこの見栄えであれば、安い建売り分譲でもいいやという方もいらっしゃるでしょうが、そういう考えの方は少数かも知れません。

ただ、そこで見逃してはいけないのが、家を長く保全してく為の維持費です。例えば、3000万円で家を建てたにしても、外装の塗り替えなどで10年後には200万円近い費用が必要となります。

また、人間が時々病気になるように、家も雨漏りしたり、部材が破損して補修や交換が必要になったりします。これは、経年劣化や部材の寿命といったものも関係してきますから、10年毎のルーティーンのメンテナンスとは別にお金が掛かります。

車でも車検以外の時にちょこちょこ直しが必要になりますから、長くモノを使うという考えにおいては避けては通れません。

車やバイクの場合は、ブレーキ・パッドくらいは自分で交換するという車好きもいらっしゃいますが、家となると外壁やデッキを自分で塗ったり、防水コーキングを自分で打ち直したりという方は、殆どいないというのが現状です。

これが日本の皆さんでも出来るようになると、維持費は下がってくるのですが、もう少し文化的なレベルが欧米並みになることを待たなければいけません。

こうしたことは、建てた家を原状回復するだけであって、更にパワーアップさせようというものではありません。車をチューンナップしたり、タイヤにお金を掛けたりするように家のデザインを新築以上にしようという人が少ないのも、日本人と欧米人の文化レベルの違いによるところが大きいでしょう。

現状維持がせいぜいというものは、目新しさは全くありませんから愛着もどんどん失われていってしまいます。そうなると、古いものを壊して、新しいものにしようということになる訳です。だからこそ、日本では趣のある古い建物が残っていかないのです。

これは、リフォームを手掛けるビルダー側にも問題があります。出来るだけ安くなるようにしなければというプレッシャーに負けて、素敵になるようにひと手間加えましょうという提案が出来ないのです。そういうデザイン的なアドバイスや将来計画が苦手というのも、日本の住宅業界がまだまだ稚屈だという表れです。

新築したら、次のステップアップを夢見ましょう。何年後かにはガレージを加えるのもいいでしょう。お風呂をジャグジーにするのはどうですか?二世帯やペット対応に造り替えるのもいいですね。照明器具を輸入照明に変えたり、アメリカのように内装を塗り替えしたりするのも楽しいですよ。

こうした長期的なリノベーションを実現する為に貯蓄をしてこそ、財産となり得る素敵な家づくりが達成出来ると思いませんか。これこそ、解体ゴミを出さない究極の省エネでもあります。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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Velux社製ソーラー・バッテリー・ブラインドの保証

2年程前にお客様からの要望で天窓にブラインドを取付けた。トップライトは、ベルックス社のアルミクラッド。

室内側の木製インテリアが本当に美しい天窓ですが、そのままの状態では明るすぎるということで後付けでブラインドを取付けました。最近のものはソーラーで蓄電してブラインドを作動させるというから大したものです。

一昔前のベルックスのトップライト(スカイライトとも言う)は、窓の開閉こそ電動のものがありましたが、ブラインドは手動で行うものが殆どだった気がします。ただ、ソーラーで動くとは言え、スイッチのコントローラーは電池を使わなければなりませんから、動力源を何も必要としないという訳ではありません。

さて、今回そのお客様から、ブラインドが動かなくなったという連絡がありました。まあ、人間が作る機械ですから、いつまでも故障しないというものはありません。ここをいつも注意していないと家を維持することは出来ませんね。

あと、この製品は3年もの長期保証が付いているものらしいのです。いや~、Veluxさんやりますねぇ。日差しに一番近い過酷な天窓ですが、ブラインドを3年は無償で修理してくれるというのは嬉しいですね。

因みに、天窓自体は10年保証(製品によって、ガラスのシールや内部結露が20年保証のものもあります)。これもなかなかすごいですよね。

勿論、施工方法・使用方法の間違いや改造、天災などの不可抗力、並行輸入品、ブラインドの色あせ等には保証が利きませんからご注意下さい。ベルックス社製トップライトを含む天窓の点検については、下記記事をご覧下さい。

<関連記事>: トップライト、点検・メンテナンスのすすめ (2013年8月23日)

輸入住宅の点検・修理をご希望の方は、お問い合わせ下さい。輸入サッシやドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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Wenco(Summit)社のサッシは、腐りやすい?

輸入住宅のサッシと言えば、室内側が木で出来たアルミクラッド・サッシが憧れですよね。木枠で出来た窓は、本当に温かみもあるし、高級感も国産サッシでは出せないものがありますから・・・。

勿論、アルミサッシは熱を通しやすいということから、断熱性という点でもアルミクラッドの輸入サッシは優れていました。

ただ、最近こうした木製サッシが、結構な割合で黒くなってきたり、最悪腐ってきているという相談が多くなっています。基本的に木で出来ていますから、雨に濡れた状態(水分や湿気が多い状態)で放置されれば、腐るのは自然のことです。

ですから、私たちは台風や風の強い雨の日の後には窓を開けて、建具(サッシュ)と窓枠とが接する部分を乾かすように注意を呼び掛けていますが、そういうことを知らないお客さんや建築屋がたくさんいますから、気付いた時には手遅れということもしばしばです。

写真のおうちもその一つ。相当前に建てられた輸入住宅のようですが、その頃は果敢にアメリカから直輸入して家づくりをされるビルダーさんが多くいました。そんな状況で、サッシもウェンコという程々メジャーな窓メーカーのものを使ったようです。(輸入時にサミット社という名前も併記されていたので、途中で吸収合併された感じです)

ただ、ペアガラスとアルミの外枠カバーとの間に雨が侵入したのか、アルミで覆われていた木の部分がジクジクと腐ってきたようです。雨が当たってもいいようにアルミでカバーをしたのが、アルミクラッド・サッシなんですが、一旦水が侵入してしまうと反って水分が外に逃げなくなってしまいます。

そういう場合、何らかのサインが窓から出るものなんですが、それを放置してしまうと取り返しのつかないことになってしまいます。

ここの場合は、木が腐ってガラスを支える部分が欠如しています。ですから、重いペアガラスが枠から外れて下がってるのが分かりますか。また、ボトム・ラインにあったアルミの窓枠かバーも既に脱落してありません。ですから、木の部分が露出していますね。

ここまでいってしまうと、もしかしたら窓全体を交換する以外方法はないような気がします。Wenco社のサッシは、以前にも雨に弱いという状況がありましたので、この窓に限った特有の問題という訳ではないのかも知れません。ただ、このままではセキュリティの面でもちょっと不安ですよね。

この記事をご覧頂いた皆さんは、是非ご自宅の窓の状況も確認して下さい。ちゃんと注意していれば、多少の補修だけで長く使えるようになるかも知れませんから・・・。特に月曜には名古屋から東京に掛けて、非常に強力な台風18号が接近しています。窓からの雨の侵入はお気を付け下さいね。

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この土地で夢を実現しませんか?

以前家を建てさせて頂いた私のお客様から、日進市の赤池駅に近いところに土地を持っているので、どなたか欲しい人がいないだろうかという相談を頂いた。

場所は、赤池駅から南に1kmくらいの平針街道沿い。ここなら駅へは自転車で5~10分程度だし、名古屋市との市境もすぐだから便利はいい。

158坪もある大きな土地だが、土地の区分としては3つに分かれているので分割することも可能だが、大きな土地って探してもなかなか見つからないものですから、このまま利用して家づくりが出来たら、素敵でしょうね。

例えば、オーバースライダーの木製ガレージ・シャッターの付いた車庫を造ったり、庭に大きなウッド・デッキを造ってそこにジャグジー・バスを埋め込んで、月夜にお風呂パーティなんていうことも出来ますよね。

また、土地の大きさを利用して、二世帯並びでレンガ積みの輸入住宅を建てたら、どんなに格好いいか・・・。

家づくりは、将来の暮らしへのステップアップですから、夢とゆとりが大切です。そういった点では、これだけの広さは絶好かも知れません。

そして、この土地から収益を上げながら財産として持っていたいという相続対策・老後対策を考えることも可能です。

現金で持っているより土地に換えた方が、資産の相続評価も減らすことが出来るというメリットもありますが、ガレージ付きの輸入賃貸アパートや仲良しが一緒に暮らすシェア・ハウスをレンガの輸入住宅で造ったりすれば、収入が見込めるばかりか、建物の評価が年々下がっていくので、その分いざという時の相続税を減らせるという効果も期待出来ます。

ご自宅用でも事業用でも、はたまた自宅と事業用建物とを隣同士で造ったり、店舗併用の住宅を建てたりするのも自由自在です。

もしこの物件の分譲にご興味のある方がいらっしゃいましたら、所有者の方をご紹介しますから価格等をご相談して下さい。また、センスが必要なデザイン・プランや事業計画、資金計画なども私共がお手伝いしますので、どうぞお問い合わせ下さい。

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内部結露したペアガラス

サッシの問題で最近多いのが、ペアガラスの内部結露。

昔のようなシングル・ガラスなら、水滴が付いたら雑巾で拭けば終わりだったのだが、断熱性を向上させたペアガラスではガラスとガラスとの間に断熱の為の空気層が存在する。そこは通常気密が保たれているから、誰もガラスを触ることが出来ない。

そんな手の届かない空間に僅かなすきまが生じて、水分や湿気が入り込んでしまうと、このように内部結露が発生する。人間が新たなことを考え出すと、新しい問題が生まれるというのは人間の因果なのかも知れませんね。

この問題は、経年変化によって発生しますから、国産サッシでも同様に起こり得る問題なので、輸入サッシだけを一概に否定してはいけませんよ。

写真は、カナダ ウィルマー社製アルミクラッド・サッシですが、こうした輸入サッシは、通常新築から1年は施工したビルダーが責任を負いますが、それ以降に発生した問題については補修費用が掛かってしまいます。ただ、製品の問題ではなく、施工が原因で室内まで雨漏りが発生したという場合は、10年間の施工責任をビルダーが負います。

さて、こういう場合は、不具合のあるペアガラスを外して、新しいガラスと交換し防水工事を実施する以外ありませんが、国内でもペアガラスが一般化してきましたので、国産のガラス・メーカーにお願いして新しいガラスを作ってもらえます。

その際、国産のペアガラスの曇り保証は10年付きますから、少しだけ安心ですね。でも、輸入サッシのガラスを交換出来る業者が日本には本当に少ないですから、困りものです。

お近くに適当な業者さんがいらっしゃらない場合は、出張費は掛かりますが、私たち ホームメイドが何とかします。その際は、お問い合わせ下さいませ。

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アンダーセンのバランサー交換

先日サッシ・メーカー不明の上げ下げ窓のバランサー交換の依頼があったという記事を書きましたが、私の思惑通りアメリカのアンダーセン・ウィンドウのダブルハング・サッシでした。

そして、先週末はるばる名古屋から石川県のお客様のおうちまで新しいバランサーを持って伺ってきました。片道3時間半の距離でしたが、高速は渋滞もなくスムーズに走ることが出来ました。

バランサーの糸切れを起こした窓は、窓枠に付いていたビスも頭が錆びてプラス・ドライバーが全く利かなかったり、その他のプラスチック部品も20年という歳月によって柔軟性もなくなり割れそうになっていたりと作業が大変な状況でした。

それでも何とか各部品を外して、写真のようにバランサーを露出させることが出来ました。ここまでやるだけでも1時間くらい掛かりました。不具合を起こすのには、不具合を起こすだけの状況があるということなんですね。

それにしても、あの繊細なAndersenの窓の上にこんなゴッツイ弁当箱のようなバランサーが2つも隠されているなんて不思議ですよね。私たちの作業は、この後もいろいろ大変な試練が待ち構えていましたが、何とか4つの窓全てのバランサーを交換することが出来ました。

(実際に不具合を起こしたサッシは、1つだけだったのですが、既に長い月日が経っていますし、窓の開閉も重くなっていましたので、全てのダブルハングのバランサーを交換して欲しいという依頼でした)

作業に立ち会って頂いたお客様でしたが、次回はご自身で交換をやってみますかという問いに、自分ではやれないのでまた10年後にメンテナンスに来て下さいというお返事でした。

まあ、そうでしょうねぇ。だって、私たちがこんなに苦労していた状況を見ては、自分でやれるなんて思えないですよね(笑)

この記事をご覧の方で、アンダーセンの窓のメンテナンスにお困りの場合は、どうぞ私たち ホームメイドにお問い合わせ下さい。頑張って交換しに行きますから・・・。

<関連記事>: 弁当箱じゃないですよ (2014年9月10日)
<関連記事>: 木製窓やドアには、防水塗料を塗りましょう (2014年10月7日)
<関連記事>: アンダーセン TW 窓バランサー交換 (2014年10月13日)

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