お知らせ : ページ 342

モルタル外壁の雨漏り

室内の梁(ハリ)の上からの雨漏りが、何年も直らないので見てもらえないかとの相談を頂き、昨日現場を見てきました。

梁のある部分の上には丁度写真左の外壁があり、この塗り壁にあったクラックを補修したり、写真のようにS瓦と外壁がぶつかる部分を鈑金でボックス状にカバーをしたりして何とか雨漏りを直そうとした跡は確認出来た。

それでも雨漏りが直っていないということは、こうした施工があまり意味をなしていないということを物語っています。それは、全てが対症療法であって、原因療法ではないというのが問題解決に至らなかった大きな要因ではないかと思います。

それはどういうことかと言うと、補修の施工が雨漏りを全て上からカバーしていくことしか考えていないのです。つまり、表面的な部分を処理することしかしていないので、雨が外壁材の中に侵入した際、その内側の構造部分に到達しないようにしようという工夫が全くなされていなかったということなんです。

北米での外装材の考え方は、外壁材や屋根材というものは太陽の日射や何か物が当たった時に構造体へのダメージを最小限にする為のもので、雨がその中へ侵入することを当たり前のことと捉えています。

ですから、中に入った後に水が内側の構造体に入らないで、外側へ流れていくか、そこで乾いてしまうかするように工夫して造るのが普通です。日本でもそれに気付いてきているビルダーは、徐々に増えているとは思いますが、まだまだその数は多くありません。

だから、この輸入住宅のように外壁の表面の防水だけで絶対雨が入らないようにするんだという考え方で日本の住宅は造られているんです。これって、原発はどんな大きな地震が来ても大丈夫だという安全神話にも共通していると思いませんか?

そう、絶対安全、絶対大丈夫なんて、絶対ないんです。万一外壁の中に雨が入っても、雨が構造体などの基本部分に影響しないように仕掛けを作るということが大切なんですね。

だって、外壁に塗ったモルタルは防水性はありませんし、柔軟性がありませんから少し家が動けば割れが入ってしまうのです。この状況は、カルチャード・ブリックのようなレンガタイルやジョリパットのような塗り壁でも同じです。

費用が掛かる根本解決をせず、最後には問題や顧客との関係を放棄するようなビルダーが続出している現状をみると、悲しいものがありますね。早い、うまい、安いは吉野家だけ?これももう古いフレーズか?(笑)

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: 表面を繕うだけでは、解決しません (2014年12月7日)

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Well-dressed Traditional Kitchen

アメリカのインテリア・サイトにHouzzというのがあるんですが、千葉で新築を検討中のお客様から、そのサイトに掲載されたこのキッチンのようなデザインのものが欲しいというご相談を頂きました。

よく見ないと分からないかも知れませんが、白いペイントの下に黒やブラウンの色を塗っていて、白いペイントを紙やすりのようなもので部分的に剥がすことで、薄っすら下地の色が見えるようにするアンティーク仕上げという手の掛かる仕事がしてあるキャビネットなんです。

また、ドア・ノブや飾りのモールディングなども豪華にデザインされていますよね。こういうクラシックなデザインは、輸入キッチンならではですが、如何にもお金が掛かっているなぁ~なんて感じですよね。

デザインは少し違うようですが、他社で見積もってもらったら全く予算に合わなかったそうです。確かに輸入キッチン・メーカーでこんなのを頼んだら、目が飛び出るような金額になるでしょうが、安かろう悪かろうでは意味がありません。

自社で直輸入している私たちなら、少しはお値打ちになるでしょうが、価格よりもクオリティの高さが私たちの真骨頂です。北米のフリースタンディング・タイプの電気オーブン・レンジや60cm幅のアメリカ製食洗機なんていうものも組み込んで本物のアメリカン・キッチンをプランしますよ。ただ、ちょっと時間は掛かりますが・・・。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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同じトラブルの人がいるんですねぇ

10月31日にMilgard社の輸入アルミサッシのロック・ハンドルが折れたという相談を頂いたと書きましたが、今回全く同じロック・レバーの調達依頼を頂きました。

先回の記事でも書きましたが、ミルガードという会社は北米で樹脂製の輸入サッシを製造・販売しているというのが一般に知られていて、現在アルミサッシについては殆どその存在を知られていない。

そんな状況ですから、非常に特殊な相談なのだろうと思っていたのですが、私の記事をNETで見て同じ相談を頂いたということは、NETの力の凄さを感じさせられる出来事でした。

さて、このレバーのことについてですが、素材はアルミ鋳物で出来ているようです。鋳物は固くて簡単に変形することはありません。でも、何か強い力が加わると、その固さが逆に災いしてポッキリ割れてしまうという脆さもある。どんなものでも柔軟性に欠けるものは、反って弱いのです。

22日夜に最大震度6弱の地震が襲った長野県白馬村で、木造住宅が倒壊しながら住人が全員救出されたというニュースは、柔軟性のある木造家屋が一気に倒壊せずに生存スペースをソフトに確保したのだと考えられます。こんなことでも、柔軟性の大切さが分かりますよね。

話は横にそれましたが、またレバーを調達しなきゃいけませんね。先回ご依頼頂いたレバーは、もう窓メーカーから出荷された頃かも知れませんが・・・。

メンテナンスして、輸入住宅を長く愛してあげて下さいね。部品の調達や修理でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>:アルミ製の輸入サッシ (2014年10月31日)
<関連記事>:ミルガードのオーニング窓用ロック・レバー (2015年1月31日)

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木製サッシは、手が掛かります

このサッシは、マーヴィン(マービン)社製の木製サッシ。

マーヴィン社と言えば、外側をアルミでカバーしたアルミクラッドの木製サッシが一般的ですが、ヨーロッパの片田舎を演出する為か、内外全てが木製のサッシをこの輸入住宅では採用されたようです。ただ、本物の木を使っていますから、この部分のメンテナンスは頻繁にやらなければいけなくなります。

でも、この家を造った工務店(住宅メーカー)は、そういったメンテナンスについてはお客様にちゃんと伝えていなかったのでしょう。恐らく工務店自体もメンテナンスの仕方や耐候性のある塗料について、何も知識がなかったように思います。

写真でも分かるように、ちょっとだけ覗いている内側の木の部分は、まだ白木の状態できれいなのに残念です。

釘を後から打ったような跡もありますから、何度か補修に来ているようですが、そうした対処が更に木割れの原因となって状態を悪化させたのは言うまでもありません。ここまでになるまでに、早く私たちに相談頂いていれば、もしかしたら木部用の塗料 パラペイントのティンバー・ケアだけで何とか劣化を遅らせることが出来たかも知れないですが・・・。

あと、このおうちは、外壁の仕上げにモルタルを用いています。モルタルというのは、セメントと砂を混ぜただけの塗り壁ですから、雨が中まで浸透してしまいます。

モルタル下地に水に強いと言われているシージングボードを施工したようですが、多少水が付いてすぐに乾くという程度なら大丈夫かも知れませんが、常に水分に曝されるような状態では、こちらにも雨が侵入するリスクも出てきます。

そういったことが、木製サッシの枠の劣化を促したのかも知れません。

こういう問題の解決には、時間を掛けた原因究明とどう復旧するかをしっかりと考えなければいけません。上からフタをすれば、中がどんなだって平気だなんてことで施工するようなリフォーム屋さんにお願いしてはダメですよ。

また、腐らないアルミサッシに交換しましょうなんて話にも注意して下さい。一軒の家で窓の性能が違う状態があると、必ず弱点の多いアルミサッシに結露等の問題が起きてしまいますから・・・。

手の掛かる木製サッシですが、ちゃんと手入れさえ間違わなければ長持ちすることを忘れないで下さいね。メンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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レンガ積みシェアハウス

まだまだ名古屋では一般化していないシェアハウス。見ず知らずの人間同士や親しい仲間同士で1つの居住空間を一緒に使うというものが、シェアハウスです。以前、TVのドラマでもやっていましたよね。

若い大学生や大学時代の仲間と一緒にワイワイしながら住むのって、楽しくないですか?食事の支度を分担したり、一緒にテレビを見ながらお酒を飲んで、夜遅くまで語り合ったり・・・。

勿論、各人には小さいながらも個室があるので、集団生活に疲れたら、部屋で一人にもなれるのがいいところ。広いお庭があれば、週末にはシェアハウス以外の仲間も呼んで、バーベキューなんてのも楽しめる。

そんな都合のいい賃貸は、名古屋にはないと思いませんか。

私は今、赤池のあたりで4棟がつながったレンガ積み外壁のシェアハウスを150坪の土地に建てましょうという提案をしています。1棟当たり4人が暮らせるような感じで、合計16人が入居出来る、まさに学校の宿舎のような建物を造りたいですね。

ゆくゆくは、その中の何人かがファミリーとなって隣同士で住んでもらえるような100年賃貸住宅をデザインしますよ。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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今後の景気は、どうなるんでしょうねぇ?

昨日、安倍首相の記者会見通りに衆議院が解散となりました。

今回は、誰も文句を言っていないのに、消費税の増税時期を延期することについて国民の信を問うという少し不可解な論理展開での解散でした。私だったら、安定多数を占めている状況で絶対そのまま最後まで全うすると思うんだけど、そこが安倍さんの勇気があるところなのかも知れません。

先程述べた通り、今回消費税の増税時期を延期することには、大多数が理解を示しているところですが、取り敢えずこれ以上景気に重しが載らないだろうということで、安堵している人は多いのではないでしょうか。

来年10月に増税されるとしたら、先回同様駆け込み需要が発生するかと言えば、多分ほんの少ししか動かないだろうと誰しも思っているはずです。私も当然そう思います。

確かに大企業は大幅な収益を上げていますが、そうした企業と結び付きがない私たちのような会社は、数年前と何ら売上げに変化はありませんし、むしろ4月の増税以降消費が冷え込んでいる感じさえ否めません。

私たちは、レンガ積みという特殊な輸入住宅を手掛けていますから、あまり景気に左右されない分、景気がよくなってもお客さんが増えないという側面がありますが、来年も景気はこのまま横ばいを続けるような気がします。

そういった点では、増税前の駆け込み需要もなく、建築資材や職人の単価も安定的になると思いますから、家づくりをしようと考えている人には、心理的な焦りや余計な費用を払うこともなく、しっかりした家づくりに臨める年になるでしょうね。

まあ、気掛かりなのは、円安による輸入資材や輸送費(船賃や航空便)の高騰でしょうか。私たちは、輸入資材の多くを直接北米から購入しているので、確かに輸入住宅の建築には響いてくるように思いますが、総建築費に占めるその割合は30%程度なんですね。

残り70%は、国内での基礎工事や大工さん等の職人さんの工賃、電気や水道の設備なんてものに消えていく訳ですから、その影響も限定的と言えるかも知れません。(先回の増税前は、資材や職人の費用の方が、為替や3%の増税分よりもUP率が大きかったと言われています)

前から申し上げていますが、不景気の時の方が家づくりをするメリットは大きくなります。だって、税制の優遇もありますからね。再増税まで約2年半弱。将来を見据えた家づくりを考えている人は、このチャンスをどう生かすかが課題ではないでしょうか。

新築をご計画の方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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トイレがないと無茶困る

2日前になりますが、11月19日は「世界トイレの日」だったそうです。写真のように、国連でもそれをPRするモニュメントが登場しました。

世界では、食べ物がないという人や収入がないという人がたくさんいます。そんな中で、トイレがないという地域や国も相当数存在しているそうです。

中世ヨーロッパでもトイレがないというのが普通だった時代があって、道路や川、庭の片隅で用を足したらしいですが、衛生状態は当然悪化する訳で、ペストなどの伝染病で人口の半分くらいが亡くなったという記録もあるようです。

そういう状況が現代社会でも存在する訳で、エボラ出血熱や鳥インフルエンザなどが、感染拡大を続ける要因の一つともなっています。

私たちが住む日本では、トイレが各家庭にあるのが当たり前で、最近私たちが施工する輸入住宅では、2階にも設置するというのが一般的になっています。でも、そういう社会って、この世界では殆ど見られないくらいの極めて安全な社会なんですね。

ただ、そういう状況でも地震や津波、台風などで家や地域に被害があれば、一瞬にしてトイレに困る状態に陥ってしまうのです。高速道路での長い渋滞でパーキングエリアが見つからない時や大きなイベントなどでトイレの前に長い行列が出来るなんてことも現代社会には簡単に起こりますよね。

トイレや下水があることに感謝して、たまには便器をピカピカにしてあげると、きっといいことがありますよ。トイレのメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

この機会に、見た目も美しく、掃除もしやすいシャワー・トイレにしたいという方は、下記記事をご覧ください。

<関連記事>: 形状も機能も美しい、360度フチなしウォシュレット (2014年7月5日)

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デザインが奇抜だけど、ものはクラシック

北米のインテリア・サイトで見掛けたリビング。ダイニング。

白と濃いグレーの2色しか使わず、フローリングも少しグレイッシュなブラウン・カラーにして極力インテリアでの主張を抑えたフロアになっています。また、色のあるものは、花瓶の花やマントルピースの上の絵くらいにしているのもアクセントとしていいですね。

でも、このおうちは現代的なドライウォールの色遣いになっていますが、元々相当古い家をリノベーションしてシャープにデザインしたと思います。それは、ダイニングの内装材からよく分かります。

高さが20cm近くありそうな装飾的な幅木(ベースボード)やリピーティング・オーナメントが追加された廻り子(クラウン)、そして、ある程度汚れたり傷んだりした為に白いペイントで全塗装されたクラシックな階段材等を見れば、いいもので手の込んだ仕事をしてあるのが明らかです。

北米では100年くらい経った古い家を、このように改造してお洒落に生まれ変わらせるのが格好いいと考えられています。今では手に入りにくくなった幅広のオーク材やマホガニーなんて木を内装材としてふんだんに使っていますから、その価値は相当なものと考えられています。

30年もしないうちにゴミのように壊される日本の住宅ですが、古いものに価値を見出し、新しいデザインを吹き込むことでこんなに素敵な家に出来る北米の住宅って、素晴らしいですよね。日本で建てられる輸入住宅もいいものを使ってさえいれば、必ずやその価値を認めてもらえる世の中がやってくると思います。

だって、日本でも骨董やアンティークにすごい値段を付けているじゃないですか。そういう文化が家にも反映される時代は、そう遠くないと感じています。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方はご相談下さい。

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ケースメント窓のハンドルは、鋳物です

この木製サッシは、マーヴィンのボウ・ウインドウ。弓なりのデザインになっているので、BOW Windowと呼ばれています。いろいろあるサッシの中でも、デザインが優美ですよね。

ボウ・ウインドウの殆どは、クランク・ハンドルを回すことで窓が開いていくケースメント(ケースマスター)と呼ばれるタイプのものと、ハメ殺しの窓(FIX窓)が交互に配置されています。

この窓は、中央にハメ殺しの窓を取り付けて、ケースメントが2枚ずつその両側に取り付けられた5枚ガラスの大きなボウ・ウインドウです。今回、この窓の一番外側のケースメントの窓を開ける為のクランクハンドルが破損してしまった為、手に入らないかという相談がありました。

クランク・ハンドルは、金属で出来ていますが、鋳物ですから無理に力を入れたりすると、割れてしまって使えなくなることもしばしばです。こうしたトラブルは、マーヴィンだけでなく他の輸入サッシでも同様に起こります。勿論、アルミクラッドの木製サッシの他に樹脂サッシも同じです。

建具(サッシュ)の歪みや位置のずれなどで開閉がスムーズでなくなったり、ロックが掛からなくなったりしたら、無理に動かそうとせずに、私たちのような専門業者に窓の調整をしてもらって下さい。

ただ、クランク・ハンドルや窓の部品が壊れてしまったら、交換部品の調達も可能ですから窓メーカー名や品番、施行時期を設計図などで確認して下さいね。

家のメンテナンスや修理でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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本当は、断熱リフォームするといいんだけどなぁ~

リフォーム・リノベーションと言えば、外装の塗り直しやキッチン・洗面台、トイレ、浴室の改修が頭に浮かぶ人も多いと思います。確かに見栄えをリフレッシュすることで愛着が増すので、家を長持ちさせるという点では、こうした改修の優先度は高くすべきと考えます。

でも、人がそこで快適に暮らすという観点で考えると、外気の温度や湿度に左右されない気持ちのいい室内空間に改修するということは、性能に直結する話ですから結構効果的なお金の使い方であるはずです。

現在、国内に建っている住宅のうち、平成11年度に制定された断熱基準に適合している家はわずか5%と言われています。(平成11年度って、もう15年も前のはずなんですが、まだこの基準に達していないんです)

まあ、殆どの住宅は、断熱性が期待出来ないシングル・ガラスのアルミサッシが標準ですし、壁や床下、天井(屋根)の断熱材が全く入っていないか、薄いものしか施工されていないのですから、当たり前と言えば当たり前です。

私たちが輸入住宅を新築する際の施工のように、ペア・ガラスかトリプル・ガラスの樹脂サッシにして、床下には50mm以上のウレタン・フォームを入れ、壁や天井には100mm近い厚さでセルロースや羊毛などの天然の断熱材を使えば、湿気がこもらない夏冬快適な省エネ住宅となるはずです。

また、外壁材が構造体に直貼りされているようなお宅の場合は、外壁材と構造体との間に通気空間を取って、外壁の熱が内側に伝わらないような仕組みを作れば、更に断熱効率の高い家にすることも可能です。(同様に、屋根にもこうした仕組みを実施するとベストです)

ただ、こうしたリフォームを実施するには、外壁面側の石膏ボードを剥がさなければいけませんし、家全体を一度に触ることとなりますから、費用もそれなりに必要です。そして、一旦生活を他の場所に移すなどということを考えないと大掛かりな工事には耐えられないとも思います。

家に愛着やこだわりがあって、今後も末永く暮らしていきたいという方であれば、リノベーションの機会に是非やって頂きたい改修工事の一つです。居住性能のあまりの違いに、驚くこと間違いなしですよ。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: セルロース断熱材(2006年12月25日)

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