トルク・マスターは、交換が大変

トルク・マスターは、交換が大変

ウェイン・ダルトン社トルク・マスターの不具合

北米のガレージドア・メーカー、ウェイン・ダルトン(Wayne Dalton)。

日本の輸入住宅でも多くのビルトイン・ガレージ用に採用されていますが、見た目のスマートさからトルク・マスターという独自のデザインのものも多く出回っています。

通常のガレージ・ドアの場合、ドアを持ち上げるトーション・スプリングはトーション・バーの周囲を覆う形で設置されるのですが、トルク・マスターというシリーズでは、バーの中に内蔵されたスプリング・チューブという形式になっています。

ただ、こうしたデザインはアメリカでも少数派で、ましてや日本ではウェイン・ダルトンの販売代理店やサービスのネットワークが存在しない為、特殊なパーツの在庫がないというのが実情です。

ですから、スプリング・チューブに内蔵されたバネが切れてしまうと、そのドアに適合するものを特定した上で、海外に発注を掛けなければなりませんし、納期も3ヶ月程度みておく必要があります。

その間、大切な車を露天に曝したり、ガレージを開けっぱなしにしたりしなければいけませんから、防犯上や維持管理上相当のストレスを感じることとなります。

そういう意味では、時間を掛けてアメリカから取り寄せるよりも、国内で在庫のある標準的なガレージ・システムに取り換えた方が現実的かも知れません。

勿論、そういう時の為に交換用部品を複数購入しておくことが出来れば、その心配もなくなるのですが、そこまで考えるお客様は少ないでしょうね。

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