お知らせ : ページ 266

数少ないですが、観光もしてきました

伊藤伝右衛門邸

NHKの朝ドラ、「花子とアン」を見ていた人なら、一度は訪れたい伊藤伝右衛門邸。

あの吉田鋼太郎が扮していた石炭王の豪邸ですが、大分のお客様のところへ伺った帰りに寄らせて頂きました。

至る処、ヒノキやケヤキの1枚もの、1本ものが使われていて、建築道楽だった伝右衛門さんの力量が窺い知れます。また、事業拡大や白蓮との結婚に伴って、順次増築を繰り返していたということで、造られた年代によって材料や造りも変化していました。

白蓮の居室は、丁度正面の建物の2階にあって、使用人たちは一切入ることが許されなかった場所だったそうです。

伊藤伝右衛門が亡くなった後、日鉄鉱業に売却され、商談や接待に使われるクラブハウスになっていたそうで、庭もゴルフの練習が出来るように芝が張られたとのこと。

日本の建築も手入れさえすれば、このように長く皆に愛される建物になるのですが、どうして一般の住宅は30年もしない間に壊されていくのでしょうか。皆さんもメンテナンスに係る費用を貯蓄して、後世に残るような素敵な住まいを維持管理していってもらいたいものです。

こうした思いは、国産・輸入住宅に限らず、全ての建築で共有されるべきものではないでしょうか。社会や時代が残したいと思うような建物こそ、日本の財産なのです!

九州に行かれた際には、是非立ち寄ってみて下さいね。そうそう、同じ朝ドラの「あさが来た」の広岡浅子の炭鉱もこの筑豊なんですよ。ご参考まで。

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最近、ご無沙汰してました

大分市の建築予定地

ここ何日か、HPに記事も上げず、ブログも書かずということでどうしたんだろうと思われていた方も多かったと思います。

実は、九州の大分市まで車で出張しておりました。

高速の途中、サービスエリアで何度も休憩をしていましたから、片道15時間以上掛かって行き来したもんですから、ヘトヘトで何も出来ませんでした。ごめんなさい。何をしに行っていたかというと、大分にお住まいのお客様の家を建てる為の請負契約をしに行っていたんです。

また、実際の敷地の状況確認と、お客様及びご両親へのご挨拶や打ち合わせを兼ねての旅でした。

駐車場になっている写真の敷地が建築予定地なんですが、すぐ裏手には鉄道の線路が走っていて、時折うるさいという状況になるらしいのですが、セルロースの断熱材を使って防音性に優れたホームメイドのレンガ積み輸入住宅には持ってこいの場所かも知れません。

それにしても、どうしてこんなに遠い処で家づくりをお願いされることになったかというと、20年程前に名古屋市で輸入住宅を建てさせて頂いたお客様ご夫婦が、大分のご実家に戻られてご両親のそばで暮らされることになったのです。

親御さんの為にこうしたことをやってのけるご夫婦の潔さや親を思う気持ちには、並々ならぬものがあるはずですが、この地でまた私のようなものに家づくりをお願いして頂けるなんて、建築屋冥利に尽きるお話でした。

まだ、実際に建築はスタートするには、詳細設計図を作ったり、細かな仕様を決めたり、現地の職人さんや私たちの大工さんとのすり合わせなどが必要ですが、ようやくここまで来たという気がします。

という訳で、これから大分へ時々出張する機会が多くなりますので、記事が書けないこともあるかと思いますが、どうぞその時はご容赦下さいね。いや~、気が引き締まりますねぇ~!

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<関連記事>: 木の細胞繊維であるセルロース断熱材 (2006年12月25日)

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ピラスターとクロスヘッド

玄関ドア飾り

外装リフォーム中の大府市 T邸。

玄関周りの壁は、まだ塗装していない状態ですが、木製玄関ドア周辺に飾りの枠材を施工しました。

飾りを施工する前には、下地の外壁に塗装をしておきましたから、防水の劣化による雨漏れの心配もありません。(少し白い下地塗装がはみ出しているから、それがよく分かりますね)

さて、この飾りですが、輸入住宅なら一度は付けてみたいと思う人も多いかと思いますが、素材はウレタン樹脂にプライマー(下塗り塗料)が塗ってあるものなんです。

その構成は3つに分かれていて、ドアの両脇の柱材がピラスター、ドアの上がクロスヘッド(又は、ヘッダー)、そしてその中央にキー・ストーンが配されています。

勿論、ドアの大きさに応じて、サイズを調整することが出来るようになっていますから、どんなドアの大きさでも取付けすることが出来るのです。(尚、部材によって調整範囲は限られていますから、適切なものを選ぶことが大切です)

こうした飾りがない状態でも、輸入の木製ドアは格好いいのですが、南向きの玄関ですから木の劣化が少し気になっていました。そこで、このドアを思い切って真っ白に塗って、その周囲に豪華な飾り枠を取り付けたという訳です。

単に外壁の塗り替えだけなら、楽しさもそこそこでしょうが、更にワンポイント付け加えることで、家の美しさをアップさせることが出来ました。リフォームで終わらせるのでなく、リノベーションをしてこそ長く愛着が持てる家づくりになるように思いますが、如何でしょうか。

因みに、このエッチングガラスの輸入木製ドアは、今は亡きノード社のエセックス(NORD #4570 Essex)です。

<関連記事>: 玄関ドアの点検・調整 (2016年12月4日)
<関連記事>: 施工前に塗装しました (2017年11月20日)

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外壁の下塗りは、大切ですよ

外壁の下塗り

オレンジ色の外壁をミントグリーンの色に塗り替えすべく、大府市で塗装工事を行っています。

先日より窓周りのトリムを取り付けたお話を記事に書いていますが、いよいよ外壁リフォームに取り掛かりました。

ミントグリーンの色に塗り替えるのに、何故白で塗装するのかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これは上塗り前のプライマーなんですね。プライマーとは、下地の色が上塗りの色に影響を与えないようにする意味合いと、下地の汚れや油分が表面に浮いてこないようにする目的を担った下塗り専用の塗料です。

国産のプライマーは、水っぽくて粘度が低く、定着性・施工性という点であまり品質はよくありませんし、下地を隠す隠蔽性もカナダのパラペイントには敵いません。更に、乾きのよさや保存を長く出来るように、国産の水性塗料には揮発性の化学物質が多く含まれていますから、臭いも結構きついのですが、パラペイントは殆ど臭わないというのも特徴です。

私たちは、外壁全面にローラーを使って塗りますから、スプレーで塗料が飛んでご近所に迷惑を掛けるようなことはありませんし、塗装が丁寧に仕上がります。

プライマー塗装を省いて、上塗りだけをする業者もいるようですが、上塗り塗装の定着性をよくする為に塗るのがプライマーですから、価格を安くなってもそれなりに性能や効果も落ちてしまうのです。

安くやれますというところは、塗料を水で薄めてスプレーで吹き付けたり、事前に洗浄処理をしなかったり、下塗りを省いたり、上塗りを1回だけにしたりと、いろいろな方法でコストダウンをするだけです。いい仕事には、それなりの材料や手間(時間)、熟練した技術が必要なのです。コストで選ぶ時代は、そろそろ終わりかも知れません。

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こんなに小さいのぉ~

PCのハードディスク

先日ハードディスク(HDD)が壊れたみたいという記事を書きましたが、回復ディスクを使ってWindows 10を再インストールすれば、一旦はPCが立ち上がるようになりました。

幸いデータについてはHDDのパーテーションを分けてあった為、OSを新規でインストールしてもデータは全然大丈夫でした。

だから、データをこのHDDから他のPCのHDDにコピーして避難させることが出来ました。ただ、ソフト類が結構インストールに時間の掛かるものばかりでしたから、データよりもシステムの方が無事であっていて欲しかったです。とは言え、少しでも大丈夫だったのだから、よしとしなくてはいけませんね。

それにしても、最近のOSは賢いですね。だって、普通OSをインストールしたら、プロダクトキーを入れなきゃスタートしないですが、何もしなくてもPCがどこかで覚えているようです。

それも、このPCは元々Win 7だったのですから、多分今までだったら、一旦Win 7までOSを戻して、それから新しいOSを入れ直すなんて作業をしなければいけなかったでしょう。いや~、素敵です。

そして、HDDがもうダメと分かってから、すぐにヤフオクでこれに合う旧型のHDDがないか探してみたのですが、何と新品のPCから外したというほぼ新品のHDDをゲットしました。

それにしても、このHDDは小さいですねぇ。厚みが何と7mmしかないのです。大きさも私の手よりも随分小さいでしょ。これじゃあ、キャッシュ・カードより少し大きいだけじゃないですかぁ。これで320GBも入りますから、私のウルトラブックには持ってこいです。

自分で慎重にHDDの入れ替えをして、ようやく昨日から少しずつ動かせるようになってきました。ソフトが全部入っていませんから、本調子という訳にはいきませんが、出張には持っていけそうですよ。これからは、HDD内のデータ全部を救えるようにしなきゃいけませんね。

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ようやく手に入ります

SP Fonsterのガイド金物

以前書かせて頂きましたが、ノルディスカヒュースというスウェーデン系の輸入住宅を建てていた住宅メーカーが輸入した木製サッシの部品が破損したので、調達して欲しいという相談がありました。

その相談が8月でしたからもう3ヶ月近く経つのですが、やっと部品の金物が手に入ることとなりました。

このサッシは回転窓と呼ばれるタイプで、建具(障子)の上下がぐるっと回って反転するようですが、その際ガイドレールを滑って動く部分が劣化して動きが悪くなったというものでした。

丁度図では、建具の側枠の上の方に装着されているような感じですが、スウェーデンの回転窓ではよくある形式のもののようです。

ただ、サッシ・メーカーをSP フェンスター(SP fönster)と特定するのに時間が掛かり、更にこの窓に装着されている金物と同一のものを見付けるのに更に時間を要しました。スウェーデンからは、発注後約2週間程度で到着するようですが、これを大阪のおうちまで取付けに伺わなければなりません。

構造も比較的単純なようですから施工に然程時間は掛からないでしょうが、往復の移動時間を考えると一日仕事になりそうです。でも、こんなことをやれるビルダーは少ないでしょうから、少々遠くても私たちが行かない訳にはいきません。

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<関連記事>: ノルディスカヒュースの輸入サッシ (2016年8月8日)
<関連記事>: SP フェンスター(SP fönster)の回転サッシ (2016年11月10日)

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窓トリムの防水処理

窓トリムの防水処理

大府市のリフォーム工事で、先日トリム(モール)を取り付ける前にサッシ周りの下塗り塗装を行ったという記事を書きましたが、その後トリムを取付けましたのでご覧下さい。

トリムは、外壁材として使うコンクリート・サイディングを幅10~15cmにカットしたものを使います。

トリムで隠れてしまう部分の外壁も新しい塗料を塗ってありますから、劣化の心配はありません。また、トリムのつなぎ目やビス留めした所、サッシとトリムとが接する窓周りにも防水コーキングを打ってあります。

そして、一番肝心なのがトリムの周囲。トリムの周囲にコーキング処理をしていないと、そこから雨が入り込んでトリムを裏から劣化させたり、見えない部分の外壁から雨漏れを起こすなんてことがあるかも知れません。

ただ、ご覧の通り、トリムの下側については敢えてコーキング処理を施していないのが分かりますか?普通だったら、トリムの周囲全部に防水コーキングを打たなきゃいけないと思うのではないかと思います。

でも、それは浅はかな考え方です。万一トリムと外壁との間に雨水が侵入したら、どうなるでしょう。全てコーキングを施していたら逃げ道はありませんから、水が内側に滞留してしまいます。

だから敢えてトリムの下側だけコーキングをせずに、水が抜けるようにしてあるのです。また、こうしておくと僅かながら風や空気も入るでしょうから、常に乾いた状態にしておくのにも役立つのです。

建築にはこうした多くの気遣いがあって、初めて長く愛する家が出来るのだと思います。こうしたことは、設計図にも書いてありませんし、まして見積や仕様書にも載っていないことなんです。

価格で住宅メーカーを選びますか?それとも仕事の良し悪しで家づくりを契約していますか?それは、あなたの決めることです。

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<関連記事>: サッシ周りの下塗り塗装 (2016年10月13日)

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東京に行ってきます

ジャパンホームショー2016 招待状

在大阪・神戸アメリカ総領事館から、ジャパンホームショーへの招待状が届きました。

ジャパンホームショーは、国内最大規模の建築・建材の展示会で、アメリカ総領事館が「U.S. Pavilion」という大きなブースを出して、そこにアメリカのメーカーや国内でアメリカ建材を扱っている企業が出展します。

毎年こうしたお誘いを頂くのですが、なかなか腰が重くて東京まで行くだけの気力がありませんでした。でも、今年はアメリカのサッシ・メーカーのアジア担当責任者が、わざわざ海外からやってきてこのブースに参加するらしく、その際私と会って将来計画について話をしたいらしいのです。

日本のマーケットの現状や輸入サッシの課題やメリット、将来的な戦略や目標などについて、いろいろ進言させて頂くいい機会だと思い、来週この展示会に出向くことを決めました。勿論、行くからには日本やアメリカの新しい建材や設備など、幅広く見てきたいと考えています。

私は、トレンドには波があると思っています。ですから、20年前に起きた輸入住宅ブームがまたそのうちやってくるという気がします。そういう時に備えて、輸入建材の地盤を固め、販売やアフターサービス網を構築していってもらういいチャンスかも知れません。

もしかしたら、日本だけでなく、アジアへのマーケティングにもつながっていく話ではないかと考えています。そうしたことに私の微力が使えたら、それはそれで嬉しいことですよね。

因みに、このジャパンホームショーは、登録すれば一般の皆さんでも入場可能ですから、興味のある方は行かれては如何でしょうか。

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欧米の照明手法

ライティング手法

とかく日本の家では、シーリングライト(天井照明)などで部屋全体を明るくするというのが一般的ですが、明々とした照明の部屋はオフィスか工場のようで、くつろぐ雰囲気にはなれませんよね。

ヨーロッパやアメリカといった欧米では、一般家庭では殆ど部屋全体を明るくするということはありません。

基本的に、暗さもインテリアの一つという意識があって、暗い部分があるから明るさが際立ち、部屋自体が落ち着いた雰囲気を感じさせてくれると考えられています。

これらの写真は、輸入照明のキチラー(Kichler)社のHPに掲載されている照明のデザイン・プランです。写真をご覧頂くと、シチュエーションに合わせて照明を変化させているのが分かりますね。

一番上が、部屋を全体的に明るくした時のダイニング・キッチンですが、決して煌々とした明かりでないことが見て取れます。明るさのレベルを心地よいと感じるところで抑えています。それは、一つひとつの明かりがそれ程強くなく、天井照明や壁照明、テーブル・ランプなどを分散する形で配しているからなんですね。

次に真ん中のものは、自分は使う場所だけを照らすやり方です。カウンターテーブルで勉強したり、洗い物をしたりする場合は、テーブルやシンクだけを強い明かりで照らせばいいという考え方です。最小限の明かりであれば、騒々しさもなく一人自分の仕事に集中出来るという訳です。

最後の写真は、魅せるインテリアを表現しています。何かに集中している訳でもなく、多くの家族がいる状況もない。そんな時に、静かなインテリアに保っておく為のライティングです。壁に飾ってある絵だけを照らしたり、装飾の豪華なものにフォーカスしてみたり、ドライウォールの美しい壁の色だけを見せたりするのもいいかも知れません。

確かにこうすれば、電気配線もたくさんになりますし、付ける照明器具も多くなるかも知れません。でも、家を建てる皆さんは、よりよい生活、くつろぎの空間を得る為に家づくりをしているはずです。

こうしたことに費用や気遣いを掛けないで、素敵な家づくりなど出来るはずはありません。キッチンや外観は元より大切ですが、インテリアのデザイン・プランは暮らしに直結することを忘れないで下さいね。

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これが、結構面倒なんです

パソコンの修復

私が、出張やプレゼン、そして自宅用として使っているノートパソコンが壊れました。

最近、少々遅くなってきているので、リカバリーを作っておいた方がいいなと思っていた矢先。いきなりハードディスクがエラーになってしまい、起動しなくなりました。

何とかエラーを修復するようなことを試してみたり、無料ソフトで物理的な修復が出来るというものを使ってみたりと最大限努力しましたが、最後はシステム修復ディスクを作成して、そこから新たにウィンドウズ10を入れ直すしか方法がなくなりました。

これで動かなかったら、PCを買い直すしか方法がないかも知れないと思いながら作業を続けたのですが、1時間強の時間を要しましたが、ようやく起動することが出来ました。

幸い資料などのデータは、別のパーテーションを作成したところに入れていましたので、問題なく使えました。でも、いろいろ入れた業務ソフトの類は、全て入れ直す必要があります。当然、PCの設定などもやり直しです。

まあ、それだけならいいのですが、ハードディスク自体はエラーを抱えたままで何とか動いているという状態ですから、動いているうちにリカバリーを掛けてどこかにOSやデータをコピーしておかなければなりません。

でないと、次に動かなくなった時にハードディスクを交換してOS等を再インストールすることが出来なくなりますからね。会社でメインに使っているPCがあってよかったですが、こういうことはあまりあって欲しくないですね。

だって、これだけで数日時間を取られていますから、仕事になりません。さて、早くハードディスクを調達しなきゃ。それにしても、家の修理だけでなく、パソコンの修理も出来るなんて、変なビルダーですよね。

今日は、久々に建築以外の記事を書かせて頂きましたが、また明日からは輸入住宅に関する記事を書かせて頂きますよ。

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