お知らせ : ページ 315

輸入住宅は、放っておかない

輸入サッシは、国産のアルミサッシと違い、屋外側は耐候性のあるアルミや樹脂等を用いて雨が当たってもいいようにしていますが、室内側は温かみを感じる木製のクラッド・サッシのものが多くあります。

写真のサッシは、マーヴィン(Marvin)社のファイバーグラス・クラッド・サッシ(外側のフレームに、グラスファイバーを樹脂で固めた素材(アルトレックス)を用いた木製サッシ)であるインテグリティ(Integrity)シリーズのケースメント窓。

ケースメントは、クランク・ハンドルを回すことで、横方向にゆっくりと開いていくサッシのことで、写真にもそのギア・アームやブラケットの金属部品が写っていますね。

今回ご相談頂いた問題は、ご覧のように室内側の木部フレームに割れが入ってきているということと、ギア・アームのギアが減って、うまく窓が開いていってくれなくなったということでした。

木部の割れについては、風雨の強い時に建具(サッシュ)と窓枠との間に水が入り込んで、表面膨張によってその水分がそこからなかなか出ていかなくなった状態になったことが原因かも知れません。また、冬場の室内結露でも同様のことが起こることがありますよ。

その解決には、雨の後などに窓を開けて木部を乾かしてあげることなんですが、その簡単なことがなかなかお客さんには出来ないんですね。

それは、こうした自然素材が使われている建材への対処や使い方を施工したビルダーが何もお客様にレクチャーしていないことと、お客様自身も建てた家は何もしないで一生長持ちするという誤った過信があるからだと思います。

窓を開閉する為のギア・アームにしても、歯車に強い力が掛かっていれば、そのうち減ってくるのは当たり前のことなんです。

輸入サッシに付いているこうした金物にしても、木部にしても常に状態を観察して異常がないかチェックすることが大切ですよ。輸入住宅は、手の掛かる可愛い子供のようなものですから。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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ガレージドアの電動モーター

北米のガレージ・オープナーには、ジニー(Genie)やリフトマスター(Lift Master)、イーグル(Eagle)といった有名どころのメーカーがあります。

車内からリモコンのスイッチを押して、ビルトインのガレージ・ドアが自動で巻き上がっていく様は、秘密基地そのものですね。

その時、ドアを持ち上げている力持ちは、電動モーターのオープナーだと思っていらっしゃる方が多いと思いますが、実際はそうではありません。

ドアの重量は、8フィートx8フィートの標準的なタイプで70kg程度はありますから、0.5馬力の非力なモーターではドアを巻き上げることは出来ません。

トーション・スプリングのバネの力を利用して、ドアの重量を支えるというのが本当の処で、モーターはバネとドアとが均衡した状況の中、単にドアを動かしているだけなんですね。(モーターは、補助動力と考えた方がいいかも知れません)

そういう状況ですから、トーション・スプリングが弱ってきたり、切れてしまったりすると、ドアの巻き上げの際にモーターには大きな力が掛かるようになります。

また、ドアの左右のバランスが崩れたりしても、同様にモーターの負担は大きくなります。(モーターは、自分の力の範囲内で一生懸命重いドアを開閉させようと努力します)

そういう点で、モーターを長く安全に使いたいのであれば、ガレージ・シャッターのバランスや消耗度を確認する維持・管理をしっかりやる必要があることを理解しなければなりません。

また、そういうことをやっていても、モーターは機械ですから、ドアを動かす為のチェーンやベルト、スクリューにつながるギアやスプロケットといったモーターの部品が破損することがあります。

一度取り付けしたら、永遠に稼働し続けるものではありませんから、10年ごとの定期点検や部品の交換を心掛けるようにして下さい。

インナーガレージのメンテナンスや輸入住宅の修理でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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チルト・ラッチの破損・交換

栃木の会社から、輸入住宅のメンテナンスでメーカー不明の輸入樹脂サッシの部品が破損しているので交換したいというご相談を頂きました。

シングルハング窓と言って、上げ下げ窓の下の建具(サッシュ)だけが可動するサッシなんですが、この建具を窓枠に固定する為に引っ掛ける「チルト・ラッチ」という部品が悪くなったようです。

この部品は、建具を室内側に倒して外側のガラスを掃除する際にも使いますが、お客様がこれを動かして何かするということはそんなにないかも知れません。何も知らないお客さんだと、全く触ったことがないという人もいると思います。

そんな部品ですから、破損することも少ないはずですが、逆に動かさない分、たまに動かした衝撃でプラスチックが割れるなんてこともあるかも知れません。また、プラスチックの部品内部にはラッチを出し入れする為のバネも入っているでしょうから、経年劣化で錆びて使いものにならなくなっているなんてこともありますね。

現在、この部品のおおよそのサイズが確認出来ましたので、たくさんある種類の中で2種類にまで選択肢を絞り込みました。あとは、細かな寸法の違いをお客様に確認してもらって、該当する1種類のチルト・ラッチを特定するのみです。

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チャネル・バランサーだけが、バランサーじゃない!

輸入サッシの上げ下げ窓に付くバランサーと言えば、棒状の金属部品の中にバネと吊り糸が組み込まれたチャネル・バランサーが多いですよね。

でも、アンダーセン社のナローラインのダブルハング窓のように四角い弁当箱に吊り糸が付いたバランサーもあれば、写真のようなゼンマイ型のコイル・スプリングのバランサーも存在します。

これだけ多様に存在すると、サッシが古くなって部品もなくなってしまうんじゃないかという不安に駆られる人もいるでしょうが、今でも同じ部品を使って窓を製造している窓メーカーが、アメリカやカナダにはたくさんありますから、部品がなくなることは当面ないと言えるでしょう。

ただ、こうした輸入のサッシに精通した住宅メーカーが、日本にたくさんあるかと言えば、そうではありません。ですから、バランサーの部品が欲しいとお願いしても、うちでは対応出来ないとか、施工が分からないとか言う業者が殆どです。

特に、このコイル・スプリングは、取り外し方法が結構厄介で、交換作業が出来るビルダーは少ないと思います。

新築時にどういうビルダーか分かっていればいいのですが、部品の調達やメンテナンスの方法に詳しいかどうかなんて、全く気にしていないでしょうから、10年後くらいにどうしようなんてことになる訳です。

皆さんの輸入住宅が大丈夫なうちに、対処が可能なビルダーを早く見つけておいて、いつでも相談出来る担当医を確保することが大切ですよ。

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ペアガラスが曇ったら、修理をしよう

結露と言えば、寒い冬に起こると考える方も多いと思いますが、湿気が多くて暑い夏場にも結露は起こります。

これは、逆転結露と呼ばれるもので、冬に室内側で起こるのに対し、夏は屋外側で結露が起こります。

エアコンで冷やされた室内の温度が、外側に伝わっていく時に温かくて湿気のある空気にぶつかると湿気が水分に変化します。そうしたことは、時には壁の中で起こり、壁体内結露と呼ばれる現象が構造体を腐らせる一因にもなる訳です。

同様のことが、サッシのペアガラスの中でも起こることを知っていますか?

通常ペアガラスは、スペーサーと言われる気密材で周囲が覆われ、2枚のガラスの間の空気は外の空気と隔絶されています。でも、長年の経年変化の中で、スペーサーとガラスの間に隙間が生じることがあります。

そうなると、ペアガラスの中に湿気のある空気が流入し、それがペアガラスの中で滞留して悪さを起こすことがあるんです。

壁体内結露と同様に、室内のエアコンの冷気がペアガラスに伝わると、室内側のガラスで結露を起こします。逆に、冬場は寒い屋外の冷気がペアガラスに伝わり、屋外側のガラスで結露を起こします。

このどちらもペアガラスの内部で結露が発生するので、スペーサーは常に錆や劣化の問題に曝されることとなります。スペーサーはガラスを固定する役目を持っていますから、それが悪くなれば、最悪ガラスの脱落の恐れが出てきます。

そうなれば、防犯上も防水(防雨)上も大変なことになりますので、交換・修理など早めに対処されることをお勧めします。

今回の写真は、20年以上前のベルックス(Velux)の天窓ですが、ペアガラスが結露して、内部で雨だれの跡がいくつも付いています。(木製カウンターにも雨のシミが付いていますね)

また、窓の開閉が固くなった状況で無理に操作とした為に、木製のフレームが破損してしまったそうです。

こういうケースでは、トップライト自体を新しいものに交換することになりますが、屋根や室内の仕上げも触る必要がありますので、経験豊かな頼れるビルダーにお願いして下さいね。

輸入サッシや天窓の修理・交換でお困りの方は、お問い合わせ下さい。窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

<関連記事>: さあ、いよいよ交換です (2015年7月25日)

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ムシムシ暑い夏は、玄関ドアが閉まらない?

10年以上前に取り付けられた輸入の玄関ドア。

お客様自身で塗り直しをされたのか、塗装に厚みが感じられていい感じにアンティークになっている。やっぱり、ドアや枠が白く塗装されたデザインは、フレンチなような、アメリカンなような、海の向こうの雰囲気を感じさせます。

でも、最近、台風が来ているせいか、それとも梅雨が長引いているせいか、玄関などの扉の開け閉めが固くなってどうしよう?という相談が増えてきた。輸入のドアは、木製でもファイバーグラス製でも内部下地に木が使ってあるので、湿気や温度で曲がったり、歪んだり、膨張したり、収縮したりする。

だから、ドアとドア枠との間に明いていた隙間が、いつのまにかなくなってきて、ドアが枠に擦ってくる。

ドアが歪んでしまうと、ドアハンドルやデッドロックのラッチがストライクの穴にうまく入らなくなったりもするので、鍵が掛からなくなることもしばしばだ。そんな時、無理に鍵を掛けたりすると、逆にロックセットを壊してしまい、更なる悲劇へと発展する。

生きもの相手の輸入住宅ですから、まずはじっくり原因を調べ、その後湿度や温度が落ち着いた処で再度状況を確認してみましょう。意外と元に戻って、直っているなんてこともあるはずです。

ただ、ドアの位置が微妙にずれてきていることは確かですから、私たちのようなプロに調整や修理を依頼することをお勧めします。もしかしたら、ドア・ヒンジやウェザーストリップなどの防雨・気密材などもへたってきているかも知れませんよ。

<関連記事>: ピッタリくっついています (2019年7月7日)

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週末は、おうちのプラン作り

最近、輸入住宅の修理やリフォーム、破損した輸入資材の部品調達の問い合わせが、ほぼ毎日来ています。

細かなものも多く、私たちの会社を維持する経費も出ないというのが実情ですが、全国でそれだけ困っていらっしゃる人がたくさんいらっしゃるのでしょうから、利益を度外視してもやっていくのが使命だと感じています。

でも、そういう仕事をしていると、私たちの理想や理念に共鳴頂いてか、輸入住宅を新築したいというご相談を頂くことが続きます。先週も立て続けに2軒のプランニングをお願いされることとなり、プランナーの私はえらい忙しいことになっています。

幸い昨日の日曜は、スタッフも休みでお客様とのアポも入っていなかったので、プランニングに時間を取ることが出来ました。

でも、この暑さの中、クーラーも付けずにやっていると頭の回転も悪くなるし、汗は出るし、その為に他のどうでもいいことが気になってしまうしと、半分くらい時間を無駄にしていたような気がします。

プランニングは、まだまだ始めたばかりですが、きっと面白いデザインになると思います。出来れば、週末にお客様と打合せをするくらいのスケジュールでやれればいいなぁ・・・。さあ今日も、ない知恵絞って、プランを練ってみましょうか。

輸入住宅の新築をご計画の方や家のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。

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開きドア・デザインのオーバースライダー

先日、「iDrive」という珍しいタイプの電動モーターが設置されたガレージ・ドアのメンテナンスを依頼されたというお話を記事にしましたが、そのビルトイン・ガレージの外観がこちら。

クラシックなドアの取っ手が中央に取り付けられていますから、一見両開き戸か両袖に引き込む引き戸に見えますよね。でも、これはモーターでドアが上に持ち上がるオーバースライド・タイプのドアなんです。

アメリカの田舎の納屋をモチーフにしてデザインされた感じは、国産のガレージ・シャッターにはない存在感がありますね。また、白く塗装した為に上品でクラシックな状況を生み出している点もお洒落な気がします。

ウェイン・ダルトンのみならず、北米のガレージ・ドア・メーカーにはこうしたデザインのドアが数多くありますから、これから輸入住宅を新築される方やガレージを増築したい方は、是非採用してみては如何でしょうか。

勿論、「iDrive」ではない標準的な電動モーターやトーション・スプリングも取付け出来ますので、輸入や施工はお任せ下さい。こうしたガレージや輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。

<関連記事>: ウェイン・ダルトン社製のガレージ・モーター「iDrive」 (2015年7月10日)

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輸入サッシのペア・ガラスが割れた

こちらは、北米のHurd(ハード)社のボウ・ウインドウ。

5枚の窓が、弓形に大きく張り出した様子は、まさに輸入住宅らしいサッシ・デザインですね。

最近、ご相談が多くなってきているのは、窓のペアガラスが破損したので、どうしたらいいかという問い合わせです。

樹脂サッシについては、多くの場合ガラスを押えているトリムを外すことで、比較的簡単にガラスだけを交換することが可能ですが、結構取外しが固かったりするので、慣れが必要かも知れません。(へたにやると、サッシや壁を傷付けたりしますから注意して下さい)

そして、写真のようなアルミ・クラッドのサッシは、建具(サッシュ)ごとオーダーで作ってもらって交換する必要があります。そう、木枠やアルミ枠を外そうと思っていても、うまくきれいに外すことが難しいですから、ガラスだけを交換する訳にはいかないのです。

それでも、ちゃんと採寸してオーダーでメーカーに作ってもらうと、サイズもピッタリですから反って面倒が少ないとも言えます。

勿論、20年近く前の輸入サッシでも採寸さえ間違っていなければ、製作可能ですから、その点も安心です。(そうは言っても、窓メーカーが倒産・廃業した場合は仕方ないですよ)

ただ、少し問題なのは、北米に発注しますから、納期が3~4ヵ月掛かってしまうこと。まあ、外側のガラスが1枚割れても、もう1枚が大丈夫なら取り敢えず雨風や泥棒さんは大丈夫です。そこがペアガラスのいいところですね。

因みに、カナダのウィルマー(Willmar)社のアルミクラッド・サッシは、建具からガラスを外して交換することが出来ました。

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<関連記事>: 台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)

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ウェイン・ダルトン社製のガレージ・モーター「iDrive」

お洒落なガレージ・ドアで有名な北米製のウェイン・ダルトン。

また次の機会にご紹介しますが、このガレージ・ドアも屋外から見ると、納屋っぽい両開きのように見えるデザインになっています。(実際には、このようにドアが上に巻き上げられるオーバースライダーなんですけどね)

さて、写真を見ていつものガレージ・シャッターとは少し違うような気がしませんか?通常、電動モーターは車庫スペースの奥の方にあって、チェーンやベルトを介してドアを持ち上げるという形のはずですが、ドアの上の壁に電動モーターらしき機械が設置してあります。

これは、「iDrive」という名前の新しいタイプのモーターらしいのですが、見た目もすっきりしていてなかなかいい感じです。でも、今回この「iDrive」が壊れてしまい、ガレージ・ドアのメンテナンスをして欲しいというご依頼を頂きました。

以前にもトルクマスターというトーション・スプリングがカバーの中に内蔵されたガレージ・ドアのシリーズがあると紹介したことがありますが、Wayne-Daltonという会社は新しいことに挑戦するチャレンジャーですよね。(個人的には、挑戦するのは大好きです)

ただ、このガレージ・ドアの代理店が撤退してしまっているので、こうした特殊なシステムの部品が国内には在庫がないというのが玉に傷です。だって、ガレージがスムースに開閉出来なかったら、車の出し入れにも事欠きますから、防犯上も生活上も支障をきたします。

それが、オーダーするまでにいろいろ調べなければいけない商品であったり、海外からの輸入の為に納期が数か月掛かってしまうなんてことだったりすると大変なことになりますよね。

お客様もそういうことを心配されてか、標準的な電動モーターのシステムに装換することをお客様から要望されました。

機械ものは、10年も経つといろいろな処が故障します。そういった意味では、今後のことも考えて比較的手に入りやすい標準品を採用されることは賢明なことかも知れませんね。

私たちなら、そういったガレージドアの仕様変更も可能です。勿論、北米から新しい代替品を取り寄せることも大丈夫です。

<関連記事>: シャフト取付け型のガレージ・オープナー (2017年11月19日)

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<関連記事>: 開きドア・デザインのオーバースライダー (2015年7月12日)

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