お知らせ : ページ 254

サッシの下がりか、出窓全体の下がりか?

コーナー出窓

20年くらい前、設計士がデザインした在来工法の家に、こうしたコーナー出窓が施工された例は結構多かったように思います。

こちらも少し奇抜なデザインを狙った高級住宅であったと思いますが、ウェザーシールド社製のアルミクラッド・サッシの木枠や出窓の木製カウンターが腐ってきていました。

よく見ると、建物から出っ張った部分が重力で少し下がってきているのか、サッシの建具とサッシ枠との間の隙間が徐々に大きくなってきています。

また、タイル張りの外壁部分にもヘアークラックや目地割れのようなものも見受けられます。

この場合、出窓自体がその重さで下がってきて、サッシと躯体との間に隙間が生じて雨水が侵入したのか、それともサッシ自体に雨水が侵入するような隙間が生じて、それが窓の下枠を腐らせてサッシが下がってきたのかが原因だと思います。

このコーナーの部分に使われているサッシは、開閉しないはめ殺しのサッシですから、開閉によって雨が入り込むようなことはないでしょうから、出窓自体の下がりが原因である公算が高い気がします。

ただ、気密パッキンのウェザーストリップも相当劣化していますから、これも雨漏りの原因の一つかも知れません。もしかしたら、そういう処からアリのような虫が入って悪さを起したということも考えられます。

何れにしても、出窓をジャッキ・アップして正常な位置に戻すことと輸入サッシの防水や調整が必要であることは間違いありませんね。

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断裂したガレージドアの中央ヒンジ

損傷したガレージドアのヒンジ

こちらは、20年近く前に施工されたビルトイン・ガレージドアのヒンジです。

オーバースライダーのガレージドアは、4~6枚のパネル・セクションがヒンジで連結されていて、それらが順番に弧を描いて上へと上がっていきます。

その連結用のヒンジが、このように千切れてしまったところの写真ですが、丈夫な亜鉛鉄板で出来たものがこのように断裂するには相当の力と時間が掛かったでしょうね。

恐らくヒンジの取り付け位置が、パネル同士の中央でなく少し下がった位置になっていた為、パネルが折れて上がっていく時に負荷が掛かったのではないかと思います。

ヒンジ1枚が破損しても、他のヒンジがサポートしていますから、ガレージドアがすぐに脱落するようなことにはなりませんが、これを放置しておけば他のヒンジにも余分な負荷が掛かります。

ガレージドアを動かす際に、異音がしたり今までとは違った感じがあったりしたら、その原因を調べて早めに対処すべきです。勿論、素人のお客様では分からないというのであれば、その変な感じを私たちのようなプロに伝え、どう対処したらいいかを相談して下さい。

病気がひどくならないようにするには、早めの治療が大切です。それが、家のメンテナンス費用を抑えることにもつながるのですから・・・。

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目地を揃えてはいけません

縦目地が揃ったサイディングと窓

そろそろ外壁の塗り替えが必要というお客様のおうちの写真です。

写真ではあまり分かりませんが、外壁を手で触ると指に白い粉が付いてきます。

既に表面の塗装が劣化して、白化現象を起こしています。この状況では、やはりそろそろ塗り直しをしなければなりません。

横張りサイディングのつなぎ目や輸入サッシの周囲に回してあるコンクリート製のモール材の目地なども、防水コーキングが劣化してヒビが入っています。

コーキングは、ある意味消耗品ですから、割れたり切れたりするのは仕方ありませんが、モール材の縦目地がよじれたように切れているのは気になります。

サッシの両サイドは、建物の上からの荷重が掛かりやすい場所でもあります。ですから、この位置にサイディングのつなぎ目をもってくると上から下へ一直線に割れ目が入ってしまう恐れがあります。

その力に耐えられなかったのか、窓上のモール材が釘留めされたところにクラックが入ってしまいました。材料のつなぎ目である目地ラインは、出来るだけ上下を揃えず、上からの荷重を分散させて施工することが、美しい外壁を保つ秘訣だと思います。

また、垂直荷重が窓周りに掛かってくると、サッシが歪んで開閉がしづらくなる原因にもなりますから、注意しなければなりません。

こうしたことは、見積や契約書には書かれていない事柄ですし、住宅メーカーや職人の気遣いの範疇でもあります。これは、ビルダーの規模の大小やブランドが解決することではありません。どこに施工を任せるかは、皆さんの見る目のあるなしに依るかも知れません。

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これも国内で手に入らなくなりますよ

クイックセットのサーカ

まん丸の握り玉が可愛らしいクイックセット(Kwikset)社のドアノブ、サーカ(Circa)。

岐阜県のお客様のおうちで、古いタイプのサーカを見かけました。

握り玉の付け根のデザインが、少し流線形になっていて、今のデザインとちょっとだけ違っています。でも、今のものとも殆ど見分けが付かないくらいの違いですから、普通の人は全く分からないかも知れませんね。

さて、そんな古いサーカですが、長年使ってきたことで、ラッチのバネが弱くなっていますし、ノブ自体に仕込まれたバネも全く機能していない状態になっていました。

それも、家中のドアノブというドアノブが、ほぼ全て何某か破損しているという状態で、よくここまで我慢して使って頂いたなと逆に感心しました。

今回、これらのドアノブを交換することになったのですが、お客様にこのデザインが気に入っているので同じものが欲しいというご希望を頂きました。

ただ、このサーカというシリーズは、国内では今後販売していかないということになるようです。何故かは分かりませんが、複数あるクイックセットの販売代理店の全てで、サーカの販売は在庫限りとなっています。

多分北米ではまだ販売はされるように思いますが、個別に輸入するとなるとその分割高になります。ですから、調子が幾分悪いという場合は、在庫がなくならないうちに早めのご購入をお勧めします。

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大垣市にある輸入住宅の街並み

大垣市の輸入住宅の街並み

道の両側に輸入住宅が何件も並んでいるところに、家の不具合調査にやってきました。

岐阜県の建設会社さんが建築された家々ですが、何年も前に住宅部門の事業をやめてしまったということで、輸入住宅の施工が出来る私たちのところにお鉢が回ってきたのです。

20年近く前に建てられた建物は、外壁も一度塗り替えを行ったのか、塗り重ねたようなクラシックな雰囲気が感じられ、このままカナダやアメリカのダウンタウンに持って行ってもOKです。

今回は、この街のとあるおうちに伺ったのですが、玄関ドアや輸入サッシのメンテナンス時期が大幅に過ぎているといった印象でした。

周囲には、輸入資材のメンテナンスや修理に関する知識や施工経験がない状況だったようですから、他の輸入住宅も今後どうメンテナンスをしていったらいいのか、不安な思いでいらしたことと思います。これを機会にご縁を頂けるのであれば、メンテナンスをして長くこの街並みを残していけるようにしてあげたいですね。

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ここまで閉まらないのは、珍しい

閉まらないウェザーシールドのケースメント

数ある輸入サッシの中でも、ウェザーシールド(Weather Shield)社のものは枠が細くて繊細な美しさを持っています。20年近く前の輸入住宅ですが、当時はハイカラで目立つ建物だったことは想像に難くありません。

日本中でこのアルミクラッド・サッシが使われていると思いますが、ここ東海地方で施工されているのは比較的少ないかも知れません。

そんなウェザーシールドの窓ですが、名古屋のお客様からいくつも窓に不具合があるので見て欲しいという相談を頂きました。不具合のあるサッシは、掃き出しサッシ、はめ殺し窓など様々ですが、最も状況が悪いのは横に開いていくケースメント・サッシです。

写真は、そのケースメントの一つですが、建具(障子)が半開きした状態で閉まらなくなり、タオルを隙間に押し込んで、ガムテープを上から貼っています。外から建具を押して、何とか窓を閉めようとしたそうですが、どうしてもダメでこのように対処するしかなかったようです。

半日全体的な状況把握をしただけなので、これから詳しく個々のサッシの問題点や原因の究明をしなければいけませんが、建物自体の下がりや歪みがあるかも知れません。また、サッシがそうした建物の変化に対応出来ない感じで施工されたということも考えられます。

勿論、サッシの開閉金物が経年劣化で歪みが発生し、建具の建て起こしが悪くなって、窓枠にうまく納まらなくなったということもあるでしょう。

今回、外壁の塗装なども計画されているということですから、その際お足場を利用して屋外からも窓の調整や防水処理をして頂くと、よりよいリフォームになる気がします。

何れにしても、少し時間を掛けてしっかり修理したいと思います。こういう輸入住宅を見ると、使命感に駆られますね。

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中央部分が損傷したガレージドア

損傷したガレージドア

サンバースト・デザインの明かり取り窓が付いたガレージドア。

朝日とも夕陽とも取れるデザインですが、ここのガレージは、東向きなので朝日としておきましょう。

こちらのガレージドア中央の窓の上あたりを見ると、スチールのパネルの表面がデコボコしたり割れたりしているのが分かります。何故かドア・パネル自体の裏側には損傷は見られないのですが、パネルとパネルとをつなげる為に取り付けられた金属ヒンジが断裂していました。

ヒンジの取付け位置がおかしくて、ヒンジやパネルに無理が掛かったのかも知れませんが、そこはもう少し詳しくチェックする必要がありますね。

因みに、スチールドアの中身は、断熱材の発泡ウレタン。この素材だけでは強度が出ないのですが、周囲をスチールの薄板で覆うことで強度と断熱性の2つをガレージドアは同時に発揮します。ですから、スチールに割れといった損傷があると、その強度も自ずと落ちてしまいます。

今回、このガレージドアは交換することになりますが、ドアのバランスを含めてしっかり調整していきたいと思います。

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20年前の本格輸入住宅

四日市にある輸入住宅

是非おうちの状態を見て欲しいということで、土曜日に四日市市のお客様のところにお邪魔してきました。

総床面積が150坪を超える大きな輸入住宅ですが、当時のビルダーの想いが伝わってくるような力のこもった建築でした。

こちらのおうちは、ノースウェスト・ホームズさんという会社が建てたのですが、この会社は輸入住宅ブームの創成期を作り上げた立役者の一社だったと思います。(英語表記では「North West Home」)

ブームによって売上げを伸ばし、勢いに任せて身の丈以上のことをしてしまったのか、輸入住宅ブームの終わり頃には倒産してしまいました。それからというもの、このおうちは専門的な知識を持ったビルダーのサポートがなかったようで、手直ししなければいけないところはいくつかあるようです。

でも、いくら家が古くなっても、その根本的なデザインは古びてしまうことはありません。このデザインという大切な要素を蔑ろにしている住宅は、30年もしないうちに人々に飽きられ解体される憂き目を見てしまうかも知れません。

確かに設備や建築資材は、新しいものが登場しています。ただ、そうしたものはいつでも更新出来るものでもあります。デザインだけは、どうしたって入れ替えすることは出来ませんから、これから新築をされる方はここを大切にお考え頂きたいと思います。

勿論、メンテナンスを任せられるビルダーさんに建てて頂くことも、重要な条件です。

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ガレージドアのヒンジ・ボルトの抜け

外れてきたガレージドアのヒンジ

幅4.8mもあるダブルサイズのガレージドアの不具合調査に愛知県弥富市へ伺ってきました。

ドアを持ち上げる為のトーション・スプリングが、2本付けられているのですが、そのうちの1本が断裂したというので、新しいバネを調達する為にドアの大きさや重さをチェックしなければなりません。

その際、ドラム・ワイヤーや電動オープナーといった箇所に不具合がないかも調べるのですが、10年以上経った状態ですから、ワイヤーも錆び付いていますし、それを巻き取るドラムもそろそろ交換どきになっていました。

更に、今回新たに発見した不具合がありました。それは、通常4枚~6枚つながっているドア・パネルを連結するドア・ヒンジ。

恐らく何度かお客様自身が修理したのでしょう。通常少々太めのボルトで留められているヒンジに、形状の違うビスが使われていました。お客様にお伺いしてみると、ボルトが緩くなって抜けてきたので、径が大きめのビスを打ち込んだとのこと。

このガレージドアは、パネルの表面がスチールで出来ていますから、一旦ボルトを留める穴が大きくなってしまうと、そこの強度も徐々に落ちてしまいます。

ガレージドアは非常に重いですし、その開閉にはドアのバランスとそれなりの力が掛かってきますから、それを定期的に調整しないで運用すると、その歪みや負担がオープナーやヒンジ、スプリングの寿命に影響します。

こうなったら、形状が少し違うヒンジを用意して、別の位置にボルト留めをする以外ガレージドアを存続させる方法はありません。もしガレージドアのヒンジが脱落するようなことがあれば、それこそ人や車にドアが落ちてくるなんてことになりかねませんから、ヒンジ如きと甘く見ないで下さいね。

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ドアが下がると鍵が壊れる

ロックが破損した玄関ハンドル

ダーク・ブラウンの美しい木製玄関ドアに金色のドア・ハンドル。

アンティーク感があって、輸入住宅らしいデザインですよね。

上部にロック・シリンダーが一体となったハンドルは、現在生産が終了しているクイックセット(Kwikset)社のウェリントン(Wellington)という製品です。

ロックの部分にテープが貼ってあるのが分かると思いますが、今回ここのロック・シリンダーが壊れてしまいました。現物を見た訳ではありませんから、何故破損したかは推測でしかありませんが、その原因となる要素はいくつか考えられます。

まず考えられる原因は、重量のある木製ドア。ベイツガなどの無垢の木で出来ていますから、アルミのような軽薄さはありません。ですから、長く開閉していると、ヒンジ(蝶番)が支え切れずにドアがハンドル側に垂れてきます。

次は、ヒンジそのものがすり減ってくるというもの。ヒンジは、ステンレスなどの金属で出来ていますが、ドアが開閉することによって、ヒンジの合わせ目が徐々に減ってしまい、結果ドアが下がってくるという訳です。

垂れたり、下がったりすれば、ドア枠に明けられた穴に取りつけられたストライク・プレートの金属にロック・バーが擦ったり、当たってきたりします。

そうなってしまうと、うまくロックが掛からなくなったり、室内側のサムターンを強引に回そうとしたりしますから、輸入のシリンダーが泥棒が無理に開けようとしていると認識して、自ら損壊するように作動します。そう、自己崩壊して開けられなくするんです。

鍵が壊れるのは、泥棒が侵入する時だけではありません。皆さんが手入れやメンテナンスを怠っていることが原因かも知れませんよ。

<関連記事>: せっかく塗り直すなら、ここまでやろう! (2017年6月25日)

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