お知らせ : ページ 214

バルコニーの排水口は大丈夫?

ベランダの劣化した床防水と排水口

こちらは、バルコニー(ベランダ)の排水口付近の写真です。

施工から時間が経過しているのか、小壁には緑色の藻のようなものも見受けられます。

通常のオーバーハングの場合、排水口はバルコニーの床に穴を明けて施工するのですが、このお宅はバルコニーの下が部屋になっている陸屋根構造の為、横方向の壁に穴を明けて樋をつないでいます。

ただ、横排水の場合は、ちょっとしたゴミや落ち葉で排水面を塞いでしまう為、雨でベランダ内がプールのようになってしまうリスクが多少増えてしまうかも知れません。

実際にこのおうちでもそういうトラブルに見舞われ、溜まった雨水が防水層を越えて下にある部屋に雨漏れをしたそうです。家というものは、上から降る雨には万全の構造になっているのですが、下方向から入ってくる水には弱いのです。

(それなら、そこも塞いで防水構造としてしまえばいいという意見もあるでしょうが、そこは構造内の湿気や水分を逃がす通気経路となっていますから、むやみに塞ぐことはよくありません)

こうしたトラブルは、毎日バルコニーの様子を把握していれば、簡単に防げる問題です。また、そういう時にベランダの床防水の状態もチェック出来ますから、必要に応じてFRP防水の再塗装も適宜行うことが出来るはずです。

新築したら家は何もしなくても大丈夫なんていう考え方を多くの人が持っていますが、それはどこから来るのでしょうか。原発の安全神話のような迷信は捨てて、何年かに一度は家の補修やメンテナンスを行うようにして下さい。そうすれば、きっと長く家を愛していけるはずですよ。

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軒樋の雨垂れ汚れを解消します

アルミ製雨樋の気遣い

こちらは、長久手市の輸入住宅で取り換えたアルミの雨樋の写真です。

以前、長さ19mの一本物の軒樋という記事を書きましたが、その樋を取り付けた状況写真です。

19mも向こうだと、樋の奥の方は写らないんですね。

でも、この耐久性の高いアルミの雨樋は、長さだけが自慢ではありません。軒樋に雨染みが付いて、汚れてみっともない状況を防いでくれる「雨染み防水材」を追加しているんです。

軒樋の上端にL字の金物を取り付けているだけなんですが、これがあるだけで雨だれの汚れが樋の表面に付かなくなるのです。

通常のアルミ製軒樋

こうした気遣いがされたアルミの雨樋は、なかなか見掛けないと思いますから、是非ご近所の雨樋とも見比べてみて下さい。

そうそう私共の雨樋は、樋の内側も念入りに焼付け塗装されていますから、更に耐久性が上がっていることも付け加えておきます。

<関連記事>: これだけの雨樋は、なかなかない! (2018年4月24日)

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水回りのリフォームでは、ご注意を!

ユニットバスの排水トラブル

こちらのユニットバスは、何年か前に改修して新しくしたそうですが、その時から浴槽の排水が殆ど流れなくなったとのこと。

今回、家の外装や窓のメンテナンスを行うに伴って、そんな相談を頂きました。

ユニットバスを設置した建築業者は、下水への排水管の勾配が規定ギリギリという状況ではあるが、原因がよく分からないと言ってそのまま様子見となったようです。

それから何年もの間、バスタブに溜まったお湯を桶ですくって、違う排水口から流していたということですが、そりゃ結構大変だったのではないでしょうか。

そこで先日水道屋さんを連れて詳細状況を確認したのですが、10分もしないうちに原因は特定出来ました。その原因は、ダブルトラップ。

トラップというのは、下水管にいる虫やねずみが排水管を伝って侵入することがないように、U字やS字に排水経路を曲げてそこに水が溜まるようにする仕組みです。

また、そうすることで、下水のいやな臭いも室内に上がってこなくなりますから、快適に暮らす為にはトラップは必要不可欠です。

ただ、これが排水経路に2つ連続して存在すると、トラップ間が注射器の口を塞いだような状態となり、浴槽のお湯が排水管を流れようとしても押し戻される現象が生じます。

こうしたことは、新築時よりもリフォームする際に発生することが多いかも知れません。それは、既設のトラップがあることを把握せずに、新しい別のトラップをユニットバスや洗面台、キッチン、トイレ等の水回りと一緒に設置してしまうことで起こります。

(勿論、新築の際に排水管を設置する業者と住宅設備を設置する業者が別々の場合にも、余分にトラップを付けてしまうかも知れません)

こういう時の対策としては、どちらかのトラップを撤去して排水経路を正常化することや、トラップ桝などフタがあるものならフタに穴を明けてトラップの機能(気密)をなくすことで、この問題を解消出来ます。

ただ、トラップ桝のフタの穴がゴミや落ち葉で塞がれてしまえば、また同じトラブルになりますし、虫等の侵入にも注意して下さい。何れにしても、ちゃんとした専門業者に相談・調査をお願いすることをお忘れなく。

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病院ですが、まるでお城です

お城のような結城病院

こちらの建物は、一見するとヨーロッパの美しいお城のように見えますが、実は茨城県結城市にある結城病院という医療施設だそうです。

このロケーションと言い、建物のゴージャスさと言い、日本ではないみたいな風景ですね。

この建物は、NOBU ARCHI DESIGN株式会社の代表 成ヶ澤伸幸氏がアメリカの輸入建材をふんだんに使って設計したものだそうで、そのことをアメリカ大使館・領事館からメールでご紹介を頂きました。

病院のHPも見ましたが、内部の装飾も病院じゃないですよ。まさに、お城や博物館といった域です。まあ、こういうすごい建物に携わるような機会はないかも知れませんが、一度はこんな建物を手掛けてみたいものですね。

何れにしても、こういう情報に触れさせて頂くと、私自身もインスパイアされていい刺激になります。興味のある方は、是非「結城病院」で検索して見てみて下さい。

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輸入網戸も注文受け付けますよ

曲がったミルガード・サッシ用網戸

こちらは、輸入樹脂サッシのミルガード(Milgard)に使われている網戸です。

窓から落下させてしまったのか、網戸のフレームが曲がってしまい、夏場を前に網戸を調達したいという相談を頂きました。

写真をよく見ると、フレームだけでなく、プラスチック製のコーナー部品も黄色く変色してきていますから、破損しやすくなっているかも知れません。

そういう状況ですから、グラスファイバー製のスクリーンもきっと交換時期ではないかと思います。

輸入網戸のフレームは、サイズや形状も様々ですから、既存のものの詳細を正確にお教え頂き、それと同じものを新たに作ることとしました。

勿論、サッシ・メーカーのミルガードにお願いして作ってもらうことが一番楽なんですが、国内に代理店もありませんから、部品だけを個別に調達して、私共の方で加工・組み立てを行うこととしました。

そうすれば、切り間違いをしない限り、既存のものと同じ網戸が製作出来ますよね。つまり、どの輸入窓メーカーの網戸でも製作OKということです。ただ、いちいちアメリカから輸入して部品を揃えなければなりませんから、その分手間暇と費用は掛かってしまいます。

でも、網の交換を除き、一度作ってしまえば網戸は一生使えます。窓を開けて清々しい風を室内に入れたい季節ですから、是非輸入網戸のメンテナンスもして下さい。

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錆びて欠損すると、バランサーは交換不能です

窓のテイクアウトクリップ

名古屋市天白区にある輸入住宅について、メンテナンスの調査を行ってきました。

こちらの輸入樹脂サッシは、下窓だけが開閉するシングルハングと呼ばれるものですが、窓が開けられなくなって困っているとのことでした。

この窓は、ユニットバスに取り付けられているものですから、湯気や湿気に常に曝されてきました。

ですから、窓を開閉する時に上げ下げを助けてくれるバランサーと呼ばれる部品が、錆びて脱落してしまう状態になっています。

また、写真のように、サッシの両サイドの枠に付いている金属製のテイクアウト・クリップという部品が真っ黒に錆びていて使えなくなっていました。

普段はこの部品は何の役目も果たさないことから、ケアすることを見落としがちになりますが、実はこのパーツがないとバランサーを交換することが出来ません。

つまり、バランサーを交換する時にだけ必要となる部品なのです。そういった意味で、新しいバランサーを調達するだけでなく、テイクアウト・クリップも一緒に調達してあげないといけませんね。

尚、この部品は樹脂製のものもありますが、紫外線等で劣化しますからどちらにしても定期的な交換が必要です。

あと、浴室窓のペアガラスは、内部結露で曇る不具合が起きやすいですから、ガラスを拭いたり常に乾かしたりする習慣が大切ですよ。

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ツヤが違います

タイル防水の試し塗り

一般的に外装タイルは、塗装の必要もないし半永久的に外壁を守ると思われがちですが、目地の部分は透水性のあるモルタルですから定期的に防水塗装をしたり、目地割れのメンテナンスをしたりする必要があります。

こちらの輸入住宅でも、外壁に張られた窯業系タイルにクリアの防水塗装を施すことになりました。

3分ツヤのクリア塗装ですが、塗装するとどのように見えるか目立ちにくい部分に試し塗りして、お客様にもチェックして頂きました。

塩ビの配管を境い目にして、上が防水塗装をしていない既存の外壁、下が今回防水塗装をした外壁タイルになります。塗装前は少し白ぼけて見えたタイルですが、塗装をすると丁度雨に濡れた時のようにタイルの色がしっとりクッキリしてきました。

きっと新築した時は、このようにきれいな色をしていたんでしょうが、時間の経過と共に段々表面の釉薬も多少劣化してきているのかも知れません。

勿論、防水をする主役はあくまでタイルの目地にあるのですが、タイル自体もきれいになるというのはリフォームをする甲斐があるように感じられます。

カルチャード・ブリックやカルチャード・ストーン、窯業系ブリックタイルを外壁材としてお使いのおうちは、一度状態をチェックして必要あればタイル専用のクリア塗装をしてみては如何でしょうか。

関連記事: 外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い (1)(2013年8月31日)

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電源をスマホで入り切り

Smart Plug

北米では急激なスピードでスマート・ハウス化が進んでいます。

以前ご紹介したのは、スマホを持っていれば玄関ドアのロックを解除出来たり、ビルトインのガレージドアの電動オープナーをスマホで開閉させたり出来るというものでした。

スマホを利用した住宅のネットワーク化は、多分中国のような国の都市部でも日本より先を行っているような気がします。

今回紹介するのは、Wifiを利用してスマホやスマート・スピーカー(AIスピーカー)で普通のコンセントの電気のオン・オフが出来るようにするという商品です。

この小さな四角い部品をコンセントに差して、そこにテレビや照明、湯沸かしポット、音楽プレーヤーの電源を差すと機器のオン・オフが管理出来るだけでなく、タイマーやスケジュールを設定したり、どの時間帯にどのくらいこのコンセントの電気を使ったかということも分かったりするらしいのです。

これを家中至る処のコンセントに設置すれば、コンセントにつながれた機器をスマホやGoogle Home、アマゾン・エコー(アレクサ)などに指令して管理出来ますから、省エネも楽々です。(スマホを使えば、帰る前に外出先から空調のスイッチを入れたり、監視カメラをオンにしたりなんてことも可能となります)

現在北米で販売されているものは、日本のコンセント用ではありません。欧米ではコンセントの2つ穴の他に、アースのピンを差す穴がもう1つ明いています。(欧米は全てアース付きですから、日本より安全ですね)

もしこれを日本で使いたいとしたら、この商品に付いているアースのピンを切るか抜くかして二股にする必要があります。(最近、トラベル用としていろいろな端子に対応するタイプのWifiコンセントも登場しています)いや~、20年前ならマンガの世界のことだったことが、現実になる世の中ってある意味不思議です。私たちなら、こんなものも輸入出来ます。さあ、皆さんも使ってみませんか?

<関連記事>: 鍵を差さないスマート・玄関ロック 「Kevo」 (2013年11月10日)
<関連記事>: ガレージもスマホで開閉 (2018年3月21日)

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網戸ピンを10セット出荷しました

網戸の固定ピン

輸入のアルミクラッド・サッシには、網戸をこうした固定ピンで取り付ける窓が多く存在します。

マーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)は、その代表的なサッシですが、今回は長野のお客様からご注文を頂きました。

私たち ホームメイドの網戸ピンの特長は、シャフトと呼ばれる棒状の部品が比較的柔らかい樹脂で出来ていることにあります。

最近販売されている他社の部品は、ここがアルミで出来ていて、硬い金属の棒が透明のツマミの部品の中に入れづらいのです。下手をすると金槌を使ってツマミを上から叩かないと、シャフトが中に入ってくれないということもあるようです。

その点、樹脂のシャフトは、手で簡単にツマミの中に入りますし、一旦入ったら外れないので安心感もあります。

素人考えでは、アルミのシャフトは長持ちするからいいように思いますが、シャフト自体は網戸のフレームの中に隠れた状態となりますから、構造的に太陽光や風雨による劣化は殆どありません。

劣化するのはツマミの部分だけですから、シャフトが樹脂で出来た網戸ピンの方が、作業性がよく合理的と言えるのです。この10セットの網戸固定ピンは、昨日お客様に出荷しました。欲しいという方は、まだ在庫がありますよ。

<関連記事>: 網戸の固定ピン、劣化していませんか? (2010年9月28日)

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外壁の割れには、これも使える

コットンウォール

柔軟性や耐久性が高い外壁の塗り壁材として、スタッコフレックスを以前紹介しましたが、アメリカにはこれと全く同じと言っていい材料がいろいろあるようです。

ピュア・アクリル100%の液体に無機の骨材を混ぜて左官仕上げを行うのですが、素材自体が柔らかくて外壁の伸び縮みに柔軟に対応するという点でも同じです。

今回紹介する塗り壁材の名は、「コットンウォール(Cotton Wall)」。

ご覧のように、プラスチックの薄板にこの塗り壁材を塗って折り曲げても全く割れは入りません。

また、素材がアクリルですから、水分は通さないが空気は通す性質も私共が掲げる中気密・高断熱の考え方や雨漏れ・壁体内結露の対策に合致します。(但し、下地構造が正しくないと機能しませんので、ご注意を!)

そういったことから、恐らく耐久性はスタッコフレックスもコットンウォールもほぼ同じだけの期間持続するものと思われます。写真のバックには色見本も写っていますが、アメリカらしく美しいカラーが揃っている感じですね。(特注色も対応可だそうです)

こうした材料は、新築時に外壁の仕上げ材として塗り付けるのが一般的ですが、私たちは割れが入った外壁の修復に使います。

ジョリパットのような塗り壁の外壁の場合、構造体の動きの変化や外気の温度による伸縮によって、窓周りや外壁パネルのつなぎ目からクラックが入ることがあります。そういう時に、しっかりした下地施工を行った上で、こうした柔軟性のある材料を塗り込むことをするのです。

勿論、最後の仕上げには、ピュア・アクリル100%の外装用パラペイントで塗装して仕上げれば、完璧だと思います。(但し、そこまでやっても、人間は自然には敵いません。私たちは極力割れにくいようにリスクを減らすことだけしか出来ません)

<関連記事>: 折っても割れないパラペイント (2018年4月23日)
<関連記事>: クラックの入らない塗り壁 スタッコフレックス (2011年1月25日)

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