お知らせ : ページ 420

まるでお城でしょ

岐阜市の輸入住宅、N邸のレンガ積み外壁の工事が完了しました。

約1カ月掛けて、カナダの2人のレンガ積み職人が積み上げました。ここは、地元の小学生たちの通学路だったことから、彼らと子供たちとの挨拶が朝夕の日課となりました。ネイティブな英語に接する機会が少ない日本ですから、こうした交流は子供たちにとっても素晴らしい経験だったのではないでしょうか。

さて、如何でしょうか、白っぽいグレーのレンガ積みの外観は?南面にそびえ立つ2つの塔屋。石造りにも見間違うくらいの重厚感。そして、レンガ職人ならではの卓越した技術。どれをとっても、私たちの全ての力が結集しなければ成し得なかった建物だと思います。

全ての施工が完了するまでは、まだまだ時間が必要ですが、これからも施工の移り変わりを見守って下さいね。

さあ、次のレンガ積みは、愛知県半田市です。こちらも楽しみにしていて下さいませ。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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カナダのレンガの堅さは、ここにある

以前、カナダのレンガの品質が素晴らしいという話を書きましたが、その時ゆっくり長い時間を掛けて、それも徐々に温度を上げながら焼かれていることをお伝えしました。それでは、本当にカナダのレンガが、東南アジアや中国で作られるレンガより堅くてしっかりしているという証拠をお見せしましょう。

写真は、岐阜市でレンガ積みの施工をしている輸入住宅のN邸の現場に落ちていたレンガのかけらです。窓などの開口部や壁のコーナーを納める時、どうしてもレンガをカットして適当な大きさにする必要が生じます。そんな時、こうしたレンガの切れ端が出来てきます。捨てるのはもったいないですが、いい仕事をする為には仕方のないことですね。

写真をよくご覧ください。粘土や細かい砂粒に全く隙間がないのが分かりますでしょうか。つまり、レンガを焼く前にしっかり練って粘土の中の空気を抜いてから焼き上げているのです。また、土や砂が高温で溶けて一体化してしまっている状況も見て取れます。

まるで、地層深くで圧縮されて出来た石のような断面のレンガです。また、こういったレンガですから、雨水は表面に付くだけでレンガの内部にまで侵入できないのです。カナダのShaw Brickのデータですが、24時間レンガを水に浸した状態で吸水率は1~3%ですから、雨ごときでは何ともないと言えるでしょう。まさに、陶器の土鍋と同じです。

だから、高い外壁を積めるだけの強度が出るんですね。レンガ同士をぶつけると金属のように高い音がするのも、如何に密度が高く強度があるかの証です。割ってみて初めて分かる、カナダ製のレンガの素晴らしさですね。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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オーバースライダーのガレージ・ドアのメンテナンス

家が建ったら、ずっとメンテナンスにしなくても暮らしていけるというふうに思い込んで新築する人がいますが、実際には数年そして10年毎くらいにメンテナンスをしていかなければなりません。私がよく言うのは、車検がある自動車と同じだということです。

長く愛していく為には、いつもきれいにしておくことは勿論、整備や修理・点検は欠かせないものなのです。

今回取り上げるのは、ビルトイン・ガレージのガレージ・シャッター。

車に乗りながらリモコンで操作すると、モーター(オープナー)が駆動してオーバースライドしていくガレージドアは、まさにサンダーバードの秘密基地のようです。

輸入のガレージ・シャッターは、やっぱりかっこいいですよね。

先日、NETをご覧頂いた方からの問い合わせで、このシャッターに取付けてある大きなトーション・スプリングが切れてしまったので、相談したいというお話を頂きました。

重いガレージドアは、モーターだけの力では上がりません。ゼンマイと同じようにバネを巻いておいて、その戻る力を利用してドアを上げ下げしているのです。ただ、いつも力が加わった状態ですから、バネはそのうちおかしくなってくるのです。

バネが途中で切れたり、固定金具からバネが脱落してしまったりすることが、おおよそ10年くらいで起こります。

まあ、こうしたことは、突然起こりますから予測は不可能ですが、切れてからではセキュリティ面で困ってしまいます。だって、部品がすぐにないかも知れませんから。スプリングの錆が目立ち始めてきたら、モーターやスプリングはそろそろ交換だなと思って下さい。

あと、ドアとスプリングとをつなぐワイヤー・ケーブルも、そのうち伸びて劣化します。こちらも切れないうちに交換するように注意しましょう。

因みに、今回ご相談頂いた方のものは、運よく部品が手に入りそうです。輸入のガレージ・ドアの設置やメンテナンスをご希望の方は、お問い合わせ下さい。

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サイズの違う食洗機に替えても、違和感ないでしょ

以前ブログで「30cm幅の食洗機の調子が悪くなったので、交換したい」という依頼を頂いたという話を書きましたが、今回そのリフォームが完了しました。

リフォーム前は、30cm幅の食洗機、45cm幅の引き出しキャビネット。リフォーム後は、45cm幅の食洗機、30cm幅の引き出しキャビネット。

新たに30cm幅の引き出しキャビネットを輸入することも考えたんですが、到着まで時間も掛かるし、もっといい方法はないかと一工夫してみました。

食洗機の右にある引き出しキャビネットのドアをカットして幅を縮めたんですが、なかなかきれいに納まりました。

オークの無垢の木製ドアだから出来る技ですねぇ。これが国産のようにハリボテのドアだったりすると全く対応出来ませんので、キッチン一式交換する以外見栄えをよくする方法はないですね。

まあ、いつもこんなふうにやれるという訳ではないでしょうが、出来るだけ予算や時間を掛けずにリフォーム出来る選択肢が増えれば、お客さんも助かりますよね。勿論、こんなことを一般のリフォーム屋さんに頼んでもやってくれないと思いますが・・・・。

そこが、輸入住宅のプロであるホームメイドならではでしょうね。輸入住宅の建築やリフォームをご希望の方は、ご相談下さい。

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おしゃれな輸入キッチンを、たくさん見てきましたよ

カナダ・トロントでは、キッチンを取り扱っている会社を4~5ヶ所程度回ってきました。写真は、以前から水栓金具を調達している会社のショールームに設置されたアイランド型キッチンです。

アイランドの両袖には、木製カウンターの付いた収納ベースキャビネットがありますね。スペースが広いと、こんなこともやれるんだと感心しました。シンクのあるアイランドカウンターは、エッジの部分が美しくカーブを描いていて、何てエレガントなんでしょうねぇ。

キャビネットのドアは、フラットパネルの周りを四角くい枠が囲んだシンプルなデザイン。とは言え、天井に回されたクラウン・モールディングや換気扇フードのアーチ状のパネルなどが、クラシック感を十分演出していますね。

配色も、白・黒・ダークブラウンの3色のみ。照明の明るさも丁度いいです。こういうセンスは、輸入住宅屋なら見習いたいものですねぇ。勿論、アクセントとして、カウンターの上に緑の植物が少しあってもOKですよ。

ホームメイドなら、そのままこれを輸入することも、スペースに合せてアレンジすることも、自由自在。また折を見て、トロントの他のキッチンもご紹介します。

輸入キッチンについてもっと知りたい人は、下記「キッチン」のタグをクリックして記事をご覧下さい。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

尚、カナダ無料招待ツアーも実施しています。

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レンガ積みの現場をお見せします 2

レンガ積み現在、岐阜市長良小松町でカナダ人によるレンガ積みを行っている輸入住宅のN邸。7月頭には施工が完了して、レンガ職人が帰国してしまう。こんな仕事を見る機会は少ないと思いますので、急ぎレンガ積みのオープンハウスを企画したいと思います。
日時は、6月30日(土)・7月1日(日)の10時~17時。

少しピンクがかったホワイトグレーの大きなレンガを10,000個以上積んで外壁を作っている様は、石造りのお城のようです。
また、内装も北米のドライウォールを施工している最中ですので、その様子もご覧頂けます。一般的なビニールクロスとは全く違う、健康で美しいインテリアがどのように出来るのかもご確認下さい。

尚、下記をクリック頂くと拡大したチラシが出てきます。そちらで簡単な地図もご覧下さい。
場所が分からない方や詳しく説明を聞きたいという方は、事前にお知らせ頂ければ、ご案内致します。その場合は、下記よりお問い合わせ下さい。

現場地図が掲載されたチラシ(拡大版)
お問い合わせ

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レンガ積みの現場をお見せします 1

現在、岐阜市長良小松町でカナダ人によるレンガ積みを行っている輸入住宅のN邸。7月頭には施工が完了して、レンガ職人が帰国してしまう。こんな仕事を見る機会は少ないと思いますので、急ぎレンガ積みのオープンハウスを企画したいと思います。
日時は、6月30日(土)・7月1日(日)の10時~17時。
少しピンクがかったホワイトグレーの大きなレンガを10,000個以上積んで外壁を作っている様は、石造りのお城のようです。

また、内装も北米のドライウォールを施工している最中ですのでその様子もご覧頂けます。一般的なビニールクロスとは全く違う、健康で美しいインテリアがどのように出来るのかもご確認下さい。

場所が分からない方や詳しく説明を聞きたいという方は、事前にお知らせ頂ければ、ご案内致します。その場合は、お問い合わせ下さい。

レンガ積み

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モールディング(内装枠)屋さんでは、こんなものも作っている

昨日紹介したモールディング屋さんとは違う会社ですが、イースタン・ホワイト・パインをメインに製材して飾り枠材を作っているところへも今回のカナダツアーで行きました。彼らは、製材した時に出る木くずを新たな製品にしています。

家畜の畜舎の床に敷く藁床の代わりに、この木くずを利用するように製品にしたり、写真のように薪ストーブ用の燃料にしたりしています。この燃料は、一袋で14.5kgも入っていますが、おおよそこれで500円程度(現地価格)。勿論、コンテナ輸送や通関費などの諸費用を入れれば少し高くはなりますが、欲しいという日本人は多いかも知れません。

ホワイトパインはいい匂いもしますので、インテリアのオブジェとして置いておいてもいいですね。寒いカナダでは、これを燃やして冬を越すそうですが、1軒で1トン近く使うそうです。

名古屋ではきっとカナダの半分も使わないでしょうが、それでも10袋以上は使うのでしょうか・・・?石油やガスを使わないというお宅にはもってこいですね。

要望が高ければ、次の冬は私たちが輸入しますよ。この会社のあるノバスコシア州は、あの赤毛のアンの故郷、プリンスエドワード島(PEI)の対岸にあります。

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積んだレンガは、構造体に接していません

昨日に引き続いて、岐阜市の輸入住宅N邸のレンガ積み外壁の施工をご紹介しましょう。

カナダのレンガ職人は、おおよそ7~9mの高さのある外壁でもまっすぐ垂直にレンガを積みます。その美しさは、2階の窓から壁を見下ろすとよく分かります。

しかしながら、一番下の基礎に接したレンガから屋根の高さまで、木造構造の壁から2cm程度離したところでレンガ積みの外壁が自立しているというのは、信じられないかも知れませんね。でも、この写真をご覧頂ければ分かります。(写真には写っていませんが、ブリックタイで構造体とレンガとを緩やかに繋いでいますから、ご安心を)

つまり、ちゃんと外部の通気層が取れているという証拠です。この通気層は、木造の構造体を常に乾いた状態にしておくのに役立つのです。万一、レンガの外装に雨が侵入することがあっても、この通気層のレンガ側を伝って水は下へと落ちていきます。ですから、青い色の防水紙側が、水に濡れることはありません。

90mmという厚いレンガに守られた通気層ですが、長い時間掛けてレンガが外気で温められれば、中で空気の対流が生じます。その空気は、最終的に屋根の一番高い棟の部分から放出されるように施工します。だから、対流(緩やかな風)によっても、水分が気化する状況が自然に生まれるという訳です。

勿論、厚いレンガやこの通気層が、外部の断熱層としても機能しますから、構造体に入れたセルロースや羊毛の断熱材と相まって、ダブルの断熱層が形成されるのです。

これで快適にならない訳は、ありませんね。こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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うまい職人は、ここが違う

5月23日より岐阜市N邸の輸入住宅で始まったレンガ積み。四面ある建物の外壁のうち、ほぼ二面半が終わってきました。

カナダへの資材視察ツアーで留守にしていましたが、随分仕事も進みました。やはり、カナダの専門家は早いですねぇ。で、今日はその仕事の美しさをお見せしようと思います。

通常、レンガは家全体に積まれます。ですから、窓の上など大きな荷重が掛かる開口部の上には、L字のアングル鉄筋を入れてレンガを支えるように施工します。ただ、以前にもお話ししたように、窓の位置はレンガ積みを意識して設計されていないですから、レンガを積む職人の技術によって、完成度が大きく左右されることとなります。

まずは、アングルを下から見て下さい。窓の上端ギリギリにちゃんと合っているのが分かりますか。このアングルは、窓の枠のちょっと上になるように計算して積み上げます。それは、レンガの重量で外壁が下がってきても窓に影響を与えない為に窓とアングルとの間に遊びを設けなければいけないからです。

今度は、上から見てみましょう。アングルは、窓の両袖のレンガの上にただ載せてあるだけ。何かで固定させている訳ではありません。

アングルを構造体にボルトで留める方法もありますが、これは特殊な場合を除いて行われません。アングル鋼をボルトで留めた時、アングルの上に積まれたレンガの重量は、どこに掛かってくるでしょうか。そう、それは木造の構造体に掛かってくるのです。構造体に負荷が掛からないのが、レンガ積みのいいところですから、あまりいいことではないことがお分かりでしょう。

だから、私たち ホームメイドのレンガ外壁が、建物の構造体にとって非常に軽いものになるというのがお分かり頂けますね。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

関連記事: 建物にとって、レンガ積みは軽い

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