建築費は、まだまだ上がる? やるなら、今でしょ!

建築費は、まだまだ上がる? やるなら、今でしょ!

昨日、建築経営の勉強会に行ってきた。個人のお客様とのお付き合いや職人さんとの打ち合わせが多い仕事ですから、こういう会に入って自ら外へ目を向けることをしないと井の中の蛙になってしまう。

そういったことから、月1回ですが見聞を広めさせて頂いている。同じ建築業界の仲間ですから、話の中心は昨今の仕事の状況や周囲の経営環境ということになる。

そこで皆が声を揃えて言うのは、増税前だけど自分たちの受注については、世間ほど景気がいいとは言えないということとあらゆる建材・資材や個々の工事単価が上がってきているということだった。

受注状況やお客様からのお問い合わせについては、他の皆さんと比べれば、いい状況になりつつあると言えるのだが、建材や施工費の値上げについては、私自身もひしひしと感じる。

コンクリートや鉄筋を多用する基礎工事や構造材の木材などは10%以上値上がってきているし、材料を新しく購入することのない仮設の足場工事なども何故か単価が上がってきているのだ。(今まで我慢してきた反動で、便乗値上げじゃないと思いますが・・・)

更に今日会社に来た資材を輸入する業者さんの話では、7月以降輸入サッシやフローリングなど20%などという程度でないくらい値上げする貿易商社が出てくるだろうとのことでした。

日本の産業は、資源を全て海外に依存しているので、国産のものだろうが、輸入のものだろうが、80円から100円へと変化した為替の影響をまともに受ける。今まで海外メーカーの値上げを、円高でしのいできたので価格を維持してきたのに、20%の円安となればそれを企業努力で吸収することなどまず不可能なのだ。

でも、建築屋はお客様に見積を出して、運よくすぐに契約が出来たとしても、図面の作成、行政の許可、着工から竣工(完成)までの期間が4~7ヵ月も掛かってしまう。つまり、現状のような急激な値上げがこの期間に発生すると全て赤字となってしまうことになるから、存続の危機も覚悟しなければいけなくなる。

アベノミクスで円が安くなって、製品を輸出する企業が潤っているという話があるが、そうした企業も資材は輸入しているはずだから、輸出企業の成長にも影響が出るはずだし、インフレとなれば生活物資も高くなって、サラリーマンの所得を圧迫してくるはずだ。

また、住宅融資の金利も上がるし、来年は消費税も上がる。

デフレに慣れ親しんだ私たちにとっては、値上げなどはそんなに簡単に起こらないと思いがちだが、ものすごい勢いで世の中が変わってきているということを感じないと、チャンスがいつのまにかピンチになっているかも知れないですよ。

値上げをすると、私たち建築屋が儲かるように思われがちですが、手元からどんどん落ちていってしまって、何も残ってくれない現実は悲しいことです。

私の話は、輸入住宅屋だからではありません。全ての住宅メーカー、全ての産業・製品においても、この夏以降目に見える形になりますから注意して下さいね。

少し高いと思って躊躇した金額が、後から見たら結構お値打ちな価格だったとならないように・・・。勿論、慌てて家づくりするのもダメですよ。全ては、皆さんの経済観念やバランス感覚に掛かっています。

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