昨今、マンションが売れているが・・・

昨今、マンションが売れているが・・・

アベノミクスで資産が増えたからか、都心の高級マンションの売れ行きがすこぶる好調というニュースがテレビ等で報道される。世の中、お金が流れないと景気がよくならないので、そういった意味ではいい傾向と言えるのだが、本当に大丈夫なんだろうか?

雑誌「東洋経済」の「マンション時限爆弾」という記事を読んだのだが、分譲マンションは都会での生活に定着し、東京では約600万戸になるそうだ。そのうち、すでに5分の1が築30年以上。今後10年でさらに老朽化は加速し、全体の3分の1を占める見通しだ。同時に築40年超のマンションでは、60歳以上のみの老人世帯が半数に至るなど、住民の高齢化も進んでいるという。

こうしたマンションの問題は、メンテナンスをしていく費用を全員が負担していくことが難しくなるということです。

お金がある人がない人の分も負担していければいいが、そんなことはなかなかこのご時勢難しい。そうなると、老朽化をただ見ているだけという状況になるから、お金がある程度あって先の読める住人は、さっさと売るか、貸すかして別の所に引っ越してしまう。

そうなると、住民の民度は下がり、やがてスラム化してしまう。戸建てと違ってマンションは、自分だけで所有している訳ではないというところが難しい。維持管理について住人たちの同意がなければ前に進まないことが多い。

勿論、維持管理をするだけならまだいいのだが、40年を超えると建て替えを余儀なくされるケースが出てくるのだ。こうしたことは、どんな高級マンションでも避けては通れない。だから、皆が知らないうちに問題が蓄積し、そのうち突然破裂する時限爆弾に似ているのがマンション問題かも知れない。

戸建てだってメンテナンスをしなければ、30年で解体される運命にあるが、他人が介在しない分解決策は考えやすいかも・・・。

まあ、消費税増税前には、いろいろなことを考えなきゃいけないですねぇ。それにしても、鉄筋コンクリートのマンションは、コンクリートから出る大量の湿気で、部屋が結露したりカビたりするんだけど、購入する人たちは分かってるのかなぁ・・・?アレルギーのある子供が居たら、大変です。

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