お知らせ : ページ 229

塗り替えするなら、ペアガラスのメンテナンスを!

輸入サッシの防水処理

岐阜県山県市のペットクリニックさんで外壁の塗り直し工事やタイルポーチの滑り止め工事を行っていますが、私たち ホームメイドはそれに合わせていろいろな作業も実施しています。

クリニックさんの看板やその照明の防水塗装や屋根瓦の洗浄処理など、様々なことをやっているのですが、足場があるような機会でしか出来ないような作業もあるのです。

その一つが、輸入サッシの防水処理。通常、外壁の塗り替えの際に防水をするのは、外壁とサッシの枠の境い目にあるコーキング目地。

こうした場所は、コーキングが痩せたり、表面劣化を起したりします。ですから、雨漏り防止でコーキングの打ち直しや打ち換えをするのです。ただ、最近殆どの住宅で導入されているペアガラス部分については、何も対策を実施しないのが実情です。

昨日もブログの記事に書かせて頂きましたが、ペアガラスは構造的に内部結露を起したりしますし、ガラスと窓枠との間から雨水が内側に侵入することもあるのです。

そういう場合、アルミクラッドのような木製サッシは、知らないうちに室内側の木部が黒ずんできて最悪腐ってしまいます。そうなると、サッシの建具を交換しなければならなくなりますから、その費用と手間もたくさん掛かってしまいます。

そうならない為に、私たちは足場のある外壁塗装工事の際には、ペアガラスの周囲や窓枠のつなぎ目など、雨漏れの恐れがある箇所に防水処理を施します。

勿論、やたらめったらやってしまっては、万一雨や湿気が侵入した場合の水抜き箇所まで潰してしまうことになりますから、輸入サッシのどこを防水すべきか注意が必要です。何れにしても、輸入住宅の外壁リフォームをお考えであれば、ガラス周りの防水工事を専門家と一緒に行うことをお勧めします。

そうすれば、要らぬトラブルも少なくなるはずですよ。そうそう、輸入サッシによってはガラスが屋外側からしか外せない構造のものもありますから、その際の交換には足場は必修です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

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内部結露したペアガラス

内部結露したペアガラス

外壁の塗り替え工事をさせて頂いている現場ですが、日曜に足場に載って輸入樹脂サッシの防水処理をさせて頂きました。

その際、2階にある窓ガラスに水滴が付いているのを見付けました。

ガラスの表面に水が付いているのかと思い、手で触ってみましたが、手に水は付きません。

サッシのペアガラスの中に水が入り込んでいる、いわゆる内部結露でした。こちらのペアガラスは、室内側がスリガラスになっていて、中からは水滴が見えません。

ですから、お客様も気付かずに過ごしておられたみたいです。外から足場に載って見ない限りは分からないトラブルでした。

こういうこともあるんですね。幸いこのサッシは室内側から交換作業が可能なサッシですから、ペアガラスさえ輸入すれば何とかなると思います。

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脱落したケースメントのオペレーター・ギア

脱落したケースメントのオペレーター

浴室に取り付けられたメーカー不明の輸入樹脂サッシですが、窓を開閉するオペレーター・ギアが脱落しています。

築10年ちょっと経っている輸入住宅ですが、お風呂に入った後もあまり窓を開けるようなことをしなかったのかも知れません。

輸入サッシは気密性が高い分、屋外へも湿気が逃げにくいので、サッシの部分に溜まった水分や湿気が滞留します。

そういう状況が長い間続けば、窓の金物類も錆びて劣化が進みます。このように窓から脱落してしまうくらい劣化してしまうと、オペレーター自体も交換ですし、その周囲のウィンドウ・ヒンジやブラケット等の金物も交換しなければいけないかも知れません。

アルミクラッドのような木製サッシについては、常々雨の後には窓を開けて乾燥させましょうと呼びかけていますが、樹脂サッシも同様に窓を開けて乾かすことをお勧めします。輸入住宅はいろいろと手間は掛かりますが、手間を掛ければ掛けただけ、長持ちしますし愛着も湧きます。

いいものを長く使おうという考え方の皆さんは、メンテナンスを忘れないようにして下さいね。勿論、悪くなったこの部品については、ちゃんと北米から輸入して修理をしますから、安心して下さい。

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雨で滑る玄関ポーチのタイル床

雨で滑る玄関ポーチのタイル

現在、外壁の塗り替え工事を行っている岐阜県山県市のペットクリニック。

塗り替えをご相談頂いた際に、クリニックのタイル・ポーチの床がツルツル滑るので何とかしたいというご要望も伺いました。

ご自身でもホームセンターで市販されているものを塗ったことがあるということでしたが、すぐに効果が薄れてしまい役に立たなかったとのこと。

最近では屋外の床用としてノンスリップ仕様のタイルも多く出回っているようですが、昔はそういった気の利いたものはなかったかも知れませんね。

玄関ポーチは結構雨ざらしになりますから、いつも滑ることを知っている人なら用心するでしょうが、ペットクリニックのように新しいお客様もいらっしゃるような場所では、ちょっと危険かも知れません。

特に、ワンちゃんや猫ちゃんを抱っこしているような場合は手が塞がれていますから、滑ったらケガをする恐れがあります。

今回私たちはクリニックがお休みのタイミングを見計らって、耐久性のあるタイルの滑り止め剤を塗るつもりです。皆さんのおうちでも滑りやすいタイルや石の床でお困りでしたら、私たちにご連絡下さいね。

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勝手口ドアのウェザーストリップ

劣化したドアのウェザーストリップ

輸入住宅の玄関ドアや勝手口ドアには、隙間をなくして気密を高める為のパッキン材 ウェザーストリップがドア枠に付いています。

柔らかいスポンジのようなウレタン材を塩化ビニールの樹脂で包んで、ドア枠の四方をガードしています。

ウェザーストリップは、クッション材としてドアの戸当りとしても機能していますから、常にドアの開閉で衝撃を受けますし雨風の影響もありますから、10~15年毎に交換が必要となります。

写真は、15年以上経った勝手口ドアの敷居(ボトムシル)付近。縦と横とにウェザーストリップが装着してありますが、表面の塩ビが破れて中に入っているウレタンもボロボロになってきています。

こうなってしまうと気密性能やクッション性も失われ、すきま風が入ってくるばかりか、強い台風の際には雨が室内に入ってくるかも知れません。私たちはこうしたウェザーストリップの材料を常にストックしていますから、交換したいという方にはお分け出来ますよ。

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網戸の固定は大丈夫でしょうか?

網戸固定ピン

輸入サッシの網戸ですが、網戸をサッシに固定しておく為にはメーカーによっていろいろな方法が用いられます。

一番簡単なものは、板バネを使って固定するものですが、網戸ピンを窓枠の溝に差し込んで固定する方法もあります。

こうした方法の固定は、マーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)、ローウェン(Loewen)といったアルミクラッドの木製サッシに使われていることがしばしばです。

写真は、古いマーヴィンのダブルハング・サッシに付いている網戸を拡大したものですが、固定ピンが劣化して欠損してしまったのかピンの代わりに仮止め用の釘を差してあるようです。

釘の頭にピンク色の樹脂が付いていますが、鉄の細い釘ではすぐに錆びてなくなってしまうかも知れません。大して高いものではありませんから、網戸の固定部品は少し余分に調達しておいても損はありません。

固定部品がなくなって網戸が落下してしまえば、網戸フレームが曲がってしまったり、網のスクリーンが破れてしまったりします。そうなると、費用も高く付いてしまいますからご注意下さい。

<関連記事>: 網戸の固定ピン、劣化していませんか?

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正統派の赤レンガ

St. James

久々に外壁に積むカナダのレンガをご紹介したいと思います。

このレンガの名前は、セント・ジェームス。

MAXブリックと呼ばれるサイズの大きなレンガで、赤いレンガの中に黒っぽいレンガが所々に含まれているデザインになっています。

こうした配色は、以前私たちが施工したヘリテージ・ブラウンというレンガと同じですが、こちらのレンガの赤い色は少し明るい感じがします。デザインはオーソドックスな赤レンガですから、白いサッシや屋根の軒ラインとの相性もピッタリです。

また、2階部分のサッシに付けられたオーバル形のラウンド・トップを囲む縦積みのレンガやキーストーンも美しいですね。是非皆さんも外壁に本物のレンガを積んでみては如何でしょうか。こればかりは、本物でしか味わえない重厚感と美しさがありますよ。

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100年後に、もう1軒

化粧直ししたレンガ積みの家

初めて家づくりをされる皆さんは、新築の建物に目一杯の力を注ぎます。

一世一代の大きなイベントですからその気持ちはよく分かりますし、それくらいの熱意でないといいおうちは出来ないと思います。

気持ちだけでなく、その時自分が用意出来る資金も住宅ローンを組んで目一杯使います。そうやって出来上がったおうちは、本当に素晴らしく喜びもひとしおではないでしょうか。

ただ、そこで注意して欲しいのは、その家を維持していく為のメンテナンス費用です。私が最近お客様にお話しするのは、「メンテナンス費用は、10年毎に新築費用の10%程度を掛けて下さい」ということです。

外装を保護する塗り替えや防水処理、給湯器などの住宅設備の交換、ドアやサッシの調整メンテナンスなど、定期的に行わなければならない補修は必ず必要となります。これは車の維持管理と同じで、人間が造ったものであれば手入れが必要ということです。

でも、多くのご家庭では子供たちの教育費や車の買い替え、旅行などの出費が重なって、家のメンテナンス費が頭にない人がたくさんいます。そういう場合、いざ外装の塗装が切羽詰まった状態になっても、それに目を瞑って放置してしまうなんてことになる訳です。

一度悪くなった家を元に戻すのには、更に多くの費用が掛かりますから最終的には家を建て替える方が手っ取り早いと考えるかも知れません。それではせっかくの財産をゴミにしてしまい、また新たなローンを組むしかなくなります。

新築する時にもう1軒分の資金も用意しておくべきとは思いませんが、10年毎に必要な資金の確保を念頭に置いて、生活設計をしていくようにお願いしたいと思います。新築する皆さんには、少なくともそういう覚悟を持って家づくりを考えて欲しいです。

100年経った時に10回分のメンテナンスをしている訳ですから、その時はもう1軒建つくらいのお金を使っていると思いますが、30年で建て替えするよりは何軒か分の新築費用がご家族の手元に残っているはずです。それが、皆さんの財産になるのです。

そして将来の補修費用を抑えたいという方は、初期投資は必要ですが、レンガ積みの外壁天然スレートの石の屋根材がお勧めです。また、お客様自身で日頃のメンテナンスを行うこともいいことです。そうすれば、日本に文化と資産が残っていくはずですから・・・。何もしないで、百年住宅はありませんよ。

<関連記事>: 修理の記事が多いのは、長く使って欲しいという熱意の証 (2014年11月15日)

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アジアン・デザインのバスタブ

Green Tea Collection

アメリカン・スタンダード社で作られているGreen Tea Collectionというシリーズのバスタブです。

欧米の人は寝転ぶようにお風呂に入りますから、このバスタブの全長は1.8mにもなります。(因みに、幅も90cmあります)

また、寝転んだ際に首を支えられるように、ネック・サポートなるものが写真手前側に取り付けられています。

日本では浴槽は部屋の壁際に設置するのが普通ですが、バスルーム(欧米では洗面スペースも含みます)の中央に鎮座させているところもインテリアのアピール・ポイントです。

ゆったりした美しいバスタブの中で、マッサージ・ジェットの泡に体を委ねる至福のひととき。あなたの家づくりでもこんなバスタブは、如何でしょうか。

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このまま放置してはいけません

装飾モールのつなぎ目

マーヴィン(Marvin)社製輸入サッシ周りに施された大きめの飾りモールディング。

こうしたモール材(ミルワーク)は、玄関ドアや窓の周囲を豪華に見せるという目的で輸入住宅には多く使われます。

材質は硬質ウレタン。発泡プラスチックという軽い樹脂を成型して作られていますから、然程構造的な負担にはなりません。

ただ、発泡スチロールと同じで、太陽光や風雨などによって経年劣化を起し、材料が収縮してくるという性質を持ち合わせます。それを抑制する為に、表面に耐紫外線の防水塗装を施すのですが、それも徐々に劣化してきます。

そうなると、写真のようにモールディングのつなぎ目が開いてきて更にそこから雨等が入り込むということになるのです。つなぎ目の奥は塗装がなされていないことが多いですから、これをそのままにしておくと、ウレタンがボソボソになってきたり、モール材が反って変形したりするので大変です。

そうなる前につなぎ目を目地材や防水コーキングで補修して、その上から適切な塗装をしてあげることが大切です。モールディングは、家を豪華に美しくする素敵なアイテムですが、悪くなってきた状態を放置すれば、反って家をみすぼらしく感じさせるものとなってしまいます。

新築ばかりに目を奪われないで、その後のメンテナンスやリフォームの重要性を認識することが、本当の家づくりだと思います。

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