お知らせ : ページ 162

バルコニー笠木・手摺の防水処理

バルコニー笠木手摺の防水処理

こちらの写真は、今日雨漏れのメンテナンスを行ったバルコニーの笠木と手摺。

岐阜県海津市にある輸入住宅なんですが、外壁の塗装をしてもバルコニーの手摺壁が内側から水が染みてくる状態でした。

当初は、バルコニーの床面やサッシの周囲からの雨漏れを疑ったのですが、どうしても原因が分かりませんでした。

でも、他のおうちでも同様のトラブルがあり、いろいろ調べた処アルミの笠木や手摺に使われている樹脂製のパーツが劣化して欠損してそこから中に侵入していることが分かりました。

そこでこのおうちも同様の原因ではないかということが分かり、樹脂製の台座カバーの破損や笠木のつなぎ目の樹脂製カバーが浮いている状況を確認しました。確かにアルミはあまり劣化しませんが、付属しているプラスチック部品は、20年もすればボロボロになります。

また、長い年月で防水処理した箇所も劣化が進んでいますから、まさかアルミの手摺から雨漏れするなんて思いも寄りませんでした。

こういうトラブルが将来起こるなんてことを手摺メーカーは告知していませんし、施工した建築業者も全く認識していないですから、お住まいの皆さんが注意するしかありません。きっとベランダからの雨漏れでずっと悩んでいるという人は多いと思いますので、ご心配な方はご相談下さい。

<関連記事>: ベランダは、雨漏れ注意 (2019年12月27日)

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雨の少ない時期に直したい

木部が腐ったマーヴィン製ケースメントサッシ

今日は、三重県四日市市にある輸入住宅で輸入サッシの不具合チェックを実施してきました。

建ってから30年近いおうちということで、いろいろとメンテナンスが必要だろうということでしたが、ある意味予想通りという状況でした。

このおうちに使われているのは、マーヴィン(Marvin)社のアルミクラッドサッシ(木製サッシの屋外側をアルミの薄板でカバーしている窓)。

アルミは腐食に強く、カバーしていれば雨によって木も腐らないという過信があるのですが、実際にはそういうことはありません。

勿論、そういうトラブルに対して、サッシ・メーカーも製品の改善を行っている訳ですが、古いサッシを改修することはありません。

施工した工務店も、30年も前ということなら、輸入資材に対して深い知識や経験もなく、不具合に対する予防策も用意していないのが普通でした。

お客様も建築業者も輸入資材に対しては素人同然という状況の中、輸入住宅ブームに乗ってどんどん家が造られたことで、100年の寿命があるはずの輸入住宅が10~15年でボロボロになったことは悲しいことです。

写真のサッシは、ペアガラスとアルミ枠との境目から雨が入り、それが内側から建具(障子)の木部を腐食させました。中から腐った木部は、開閉金物の動きに追随出来ず、木部の一部が金物と一緒に千切れてしまったのがこの写真です。

こうなってしまうと、マーヴィンの場合は建具を新しいものに交換するのが、最善の修理方法になりますが、木部が単に変色した程度であれば、ガラス等の周囲の防水処理や木部の防水塗装を行うことで、救えるかも知れません。

雨の少ない冬場ですから、梅雨の時期が来る前に不具合状況を確認の上、修理計画を立てることが大切です。

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Wifi接続のスマートロック Halo

クイックセットのハロ

以前、ブルートゥースでスマホと連動するクイックセット(Kwikset)社の「Kevo」をご紹介しましたが、今回はWifiでスマホと連動する「Halo」という製品をご紹介します。

Kevoは、主にブルートゥースでスマホと鍵を連動させることで、そのスマホを持っていれば、ロック本体にタッチするだけで鍵の開閉が可能となるというものでした。

今回のHaloは、Wifiを介して連動させますから、スマホのアプリで操作をしないと鍵の開閉は出来ません。ですから、たくさんの荷物を持って家に帰ってきた時などは、指のタッチだけで鍵を開けられるKevoの方が便利かも知れません。

ただ、Haloのいい処は、家の鍵の開閉状況をWifiでつながるスマホで確認が出来るということにあります。それは留守中であっても可能ですから、子供が学校から帰ってくるタイミングで鍵の開閉があったかも分かりますし、家族が旅行している最中に不審者が鍵を開けたということも分かります。

もし家族が玄関の鍵を開けられないという場合でも、遠隔操作でスマホから鍵を開けるということも可能です。また、Wifiでつながっているということですから、スマートスピーカーのAmazon Alexaを使えば、話しかけるだけでロックの開閉も可能です。

もし家だけでなく、会社のオフィスや倉庫、別荘などあらゆる場所にHaloを設置すれば、スマホだけで鍵の全ての管理も可能となります。当然、スマホやHaloの電池が切れたという場合は、従来のキーも使えます。

そのうち、監視カメラ付きの玄関ロックなんてものも発売されるかも知れませんね。

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実際に見てみないと判定出来ない?

マーヴィン 建具の変色・劣化

こちらの写真は、マーヴィン(Marvin)製ケースメントの建具が、変色・劣化している様子です。

随分古いサッシなのか、木部の様子も年季が入っている感じ。

今回ご相談頂いたのは、建具の木部がおかしな感じがするので、修理や交換が可能かどうか見て欲しいというものでした。

写真を見る限りでは、確かに黒く変色しているものの、木自体がボロボロになっているような感じはないようにも思えるのですが、建具枠の下回りや金物の取付け具合がどうなっているのかを見ないとはっきりしたことは言えません。

お客様からご相談を頂くくらいですから、相当気になるような状況になっていると思いますので、写真だけで安易に大丈夫とは言えません。

今回のお客様は、三重県四日市市にお住まいの方ですので、名古屋から少し距離はあるのですが、一日掛かりという程でもありません。

サッシが古そうな感じですから、他にもいろいろ不具合があると思いますので、そういった部分もアドバイスしがてら一度調査にお伺いしようと思います。そこで状態を判断して、簡単な補修で済むのか、それとも建具等の交換が必要なのか、補修計画を立ててくるつもりです。

勿論、もっと遠くにお住まいの方でしたら、詳しい状況が分かるようにいろいろな角度から写真を撮ってもらってお送り頂くこともあるのですが、実地で確認することは原因究明に於いても大切なことだと思います。

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鍵の追加も可能です

ボールドウィン製玄関ドアハンドル

こちらの写真は、ボールドウィン(Baldwin)社製の玄関ハンドル。

真鍮(しんちゅう)をふんだんに使って作られている高級品ですから、お値段もそこそこの金額が掛かります。

今回、お客様から鍵を開けるキーをいくつか追加で欲しいので、調達したいというご希望を頂きました。

ボールドウィンの製品は、なかなか国内でも入手しにくくなっていますから、一般の方がキーを購入する手立ては少ないかも知れません。

輸入の玄関ロックには、通常2~5本のキーが付属していますが、その数では足りないという場合は新しく追加のキーを作らなくてはいけません。

でも、普通の鍵屋さんでは、こうした特殊な輸入のキーは扱っていないというのが現状です。私たちはどういったメーカーのどういった種類のロックに使われているキーかが分かれば、北米からキーを調達することは可能です。

ただ、メーカーではいちいち鍵山を彫って出荷してくれることはありません。ブランクキーと言って、鍵山を彫る前の状態のものを出荷してもらって、それをお近くの鍵屋さんに持ち込んで既存のキーと同じ鍵山に加工してもらうというやり方をしてもらいます。

勿論、そうしたことも出来ないというお客様なら、既存のキーをお預かりしてブランクキーを私たちが加工してからお渡しすることも可能です。

ボールドウィンだけでなく、クイックセットやタイタン、シュラーゲ、ワイザーといったメーカーの鍵でも対応は可能ですから、もし必要な方はお申し出下さい。あと、鍵をなくして不用心という方は、キーシリンダーを交換することも可能ですよ。

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バネの劣化だけが原因か?

ガレージドア トーションスプリングの破損

こちらの写真は、スチール製ガレージドアに設置されたトーションスプリングが断裂した様子です。

ガレージドアの幅が4mもありますので、トーションスプリングは2本使われていますが、そのうちの1本が切れてしまいました。

ただ、切れていないもう1本も金属疲労を起こしていますから、こうした時は2本共交換する必要があります。

でないと、ドアを持ち上げるだけの十分な力を発揮出来ませんし、もう1本も近い将来切れる恐れがありますから、修理の手間代がもったいないです。

ガレージドアのバネ切れはよくあるトラブルですが、こういう時にバネだけを交換すれば直るということではないかも知れません。単純に劣化しただけというならいいのですが、バネに無理な力が掛かっていたり、ドアの左右のバランスが崩れていて、左右で力の掛かり方が異なっていたりということも考えられます。

ですから、私たちはバネを交換する際には、必ず事前調査を行ってドアの重量やシステム全体の状況をチェックするのが普通です。そこで発見された不具合については、部材を調達した上で、バネを交換する際に一緒に交換・修理を実施します。

そうすれば、ガレージドアの不具合による修理の頻度を下げることが出来ますから、長く正常にお使い頂けるようになると思います。

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これでまた、10~15年は使えます

輸入掃出しサッシの鍵のメンテナンス

昨日のブログ記事で、不具合のあった掃出しサッシのロックケース(ロックセット)等を交換したと書かせて頂きましたが、こちらが交換後の写真です。

樹脂製のドアフレームの中にロックケースを入れ込むタイプですが、金物類はピカピカになりました。

ただ、このロックケースは、交換しただけでちゃんと鍵が掛かるかどうかは、やってみないと分かりません。

ラッチの掛かりが甘くてドアが少しガタついたり、逆にラッチがタイト過ぎて、ストライクにうまく掛からなかったりすることもあります。そういう場合は、ラッチの出方を調整したり、ドア自体の水平・垂直を見直したり、ストライクの位置を変えてみたりする必要があります。

変にいろいろと触ってしまうと、鍵は掛からない、ドアが重い、ストライク自体がドアに干渉する、といったことが複数発生するなんてことにもなりますから、サッシ全体の状態を最初にチェックしてから、優先順位を付けて直していくことが大切です。

ただ、建物の構造的な問題によって、サッシが歪んでしまっているなどの原因の場合は、完璧な調整は難しいかも知れません。そんな時は、どこまでベターな状況に持っていけるかが、施工者の腕の見せどころとなります。ここで必要なのは、知識と経験、場数なのかも知れませんね。

<関連記事>: 鍵爪に異常が出たら、すぐに交換! (2020年1月25日)

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鍵爪に異常が出たら、すぐに交換!

取り外したロックケースとロックレバー

こちらの写真は、インシュレート(Insulate)社製と思われる掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)に付いていたロック部品。

お客様から「ロックレバーを上下に動かしても、ロックケースの鍵爪(ラッチ)が出たり出てこなかったりする」という相談があり、外してきたパーツです。

ロックレバーは白い塗装は剥げているものの不具合はまだ起きていませんが、ロックケースの方は内蔵されていた小さなバネ部品の一部が脱落して、鍵爪がバネの力で自動に戻らないといった状態でした。

ご覧のように、ロックケースは長年の使用で錆が酷くなっており、中にある細かな部品も相応の劣化をしているはずですから、寿命と言っても過言ではありません。

ラッチのアクションがおかしい程度であれば、交換しなくても何とか使えると考え、そのまま使い続ける人もいるようですが、単にそれは壊れるまでの猶予期間に過ぎません。

更に破損が進めば、ラッチがレバーと全く連動しなくなり、鍵が全く外れなくなったり、逆にロックが出来なくなったりしますから、防犯上や生活面で非常に厄介な状況となります。

インシュレートに限らず、輸入の掃出しサッシのロックパーツは、なかなか国内では手に入りにくい部品ですし、海外からの調達にも1~2週間程度は掛かってしまいますから、まだ大丈夫と高をくくらないで出来るだけ早急に交換手配をするようにしたいものです。

<関連記事>: スライディング・パティオドアのロックの破損 (2019年12月13日)
<関連記事>: これでまた、10~15年は使えます (2020年1月26日)

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気密スペーサーが機能していない

ウェンコ社のハーフサークル・ウィンドウ

こちらの写真は、ウェンコ(Wenco)社製サッシのハーフサークル・ウィンドウ。

飾り格子が入った半円の窓は、如何にも輸入住宅らしい外観をデザインするには持ってこいですよね。

ただ、ウェンコのサッシのいくつかには、防水不良やペアガラスの内部結露の問題が発生するといったものもあるようです。

今回のケースは、ペアガラスの気密・断熱を確保する為にガラスの周囲に取り付けられた気密スペーサーが外れてきているというトラブルです。

スペーサーは、ガラスとガラスの間に接着してペアガラスの中を密閉するという働きをするもので、それによって高い断熱性が保たれます。

スペーサーは、金属で出来たものや写真のようにゴム状になったものが存在しますが、このスペーサーは熱によって変形したのか、ペアガラス内の空気が負圧になってスペーサーを縮まられたのか、目に見える場所まで飛び出してきています。

こうなってしまうと、ペアガラスの中の気密は失われてしまいますから、ガラスの交換が必要です。

調査の必要はありますが、ウェンコのハーフサークルについてはペアガラス単体の交換が可能なように思います。(通常、アルミクラッドの多くのサッシは、建具ごとの交換が必要です)

ただ、サッシの木枠(押し縁)を外したり、交換後の防水処理をしっかりしなければなりませんから、慎重に作業を進める必要がありますね。

ペアガラスのサッシについては、必ずガラスの防水の問題が生じますから、10年に一度は家全体のサッシの防水処理を行いたいものです。

<関連記事>: アルミクラッドサッシの半円ガラスの交換 (2020年12月7日)

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ガラスが割れたハード社ハメ殺しサッシ

ガラスが割れたハード社ハメ殺しサッシ

こちらの写真は、ハード(Hurd)社のハメ殺し(ピクチャーユニット)サッシですが、ガラスの中央部から上下に放射線状に割れが入っています。

奈良県にあるお宅のようですが、外壁塗装の工事の最中に何かをガラスに当ててしまって割れたものだと思います。

こういう場合、ハードではガラスだけの交換は出来ませんから、建具ごと交換することとなります。

既存のサッシ寸法から、こちらのサッシの詳細は特定出来ると思いますので、メーカーに依頼して新しい建具を作ってもらうことは可能だと思います。

ただ、製作には注文から数ヶ月掛かってしまいますし、その間塗装用の足場をそのままにもしておけないでしょうから、建具を交換する際に再度足場を立ててもらわなければなりません。

また、この窓は吹き抜けの高い場所に設置されている為、内部足場も立てる必要があります。まあ、それでも交換が可能という状況であれば、不幸中の幸いだとは思いますが、出費としては大変かも知れません。

工事の際の破損ですから、塗装屋さんの保険で何とかなるでしょうが、奈良まで伺って防水を含めた施工を行わなければなりませんから、私たちとしては結構大変な仕事です。

それでもこんな仕事は、近くの工務店やサッシ屋さんではやってくれないでしょうから、頑張るしかないですね。

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