お知らせ : ページ 198

ロックケースは、消耗品

ローウェン社掃出しサッシのロック

埼玉のお客様から、ローウェン(Loewen)社のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の鍵がうまく掛からなくなったという相談を頂きました。

ロックレバーを上げ下げしても、鍵爪のロックラッチが出たり入ったりしない状態になって、ロックが出来ないというものです。

輸入の掃出しサッシの場合、モーティスロックと呼ばれる防犯性の高いロックケース(ロックセット)が用いられているのですが、鍵爪を出し入れする為の小さなバネが経年劣化で飛んでしまうことがあります。こうなると、鍵爪がうまくアクションしなくなり、鍵が掛けられなくなるという不具合です。

小さなバネを交換すれば直るのですが、バネ自体を個別に調達することは出来ませんし、ロックケースも分解出来ない構造となっていますから、この金物を交換する以外に修理の方法はありません。

ただ、このロックケースという金物は、何十年も前から同じ形状、同じ大きさのものが継続して作られていますから、20年も前の輸入の掃出しサッシでも問題なく部品を調達することが可能です。

今回もこのロックケースを予備を含めて3セット程、カナダから調達する準備をしています。鍵がおかしくなってきたら、防犯性を考えて早めに交換するようにしたいものですね。

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最近多いスパイラル・バランサーの相談

錆び付いて動かないスパイラル・バランサー

輸入サッシのシングルハングやダブルハングといった上げ下げ窓では、窓枠の両サイドにバランサーと呼ばれる開閉サポート金物が取付けられています。

いろいろな種類や大きさがありますが、樹脂サッシのシングルハングでは、チャネル・バランサーという金属製の棒状のものが殆どです。

ただ、ここ半年くらいに掛けて、螺旋状の長い棒によって建具を引き上げるスパイラル・バランサーの不具合相談が相次いでいます。

何故ここの処このパーツについての問合せが増えたのかは分かりませんが、輸入住宅ブームから20年以上経って、バランサー自体の耐久年数に限界を迎えたと考えるのが普通かも知れません。

ご覧の写真は、下窓(ボトムサッシュ)を室内側に倒して、片方のバランサー・ピボット付近を拡大した様子です。ピボットシューという樹脂製の部品にボトムサッシュが連結することによって、ピボットシューに差し込まれたスパイラル・バランサーの力がボトムサッシュに伝わるという構造です。

毎日記事をご覧頂いているお客様であれば、お分かりになるかも知れませんが、昨日記事に書かせて頂いたコイル・バランサーでもピボットシューが窓枠内に内蔵されています。

ですから、コイル・バランサーでこれを外すのに相当苦労したように、スパイラル・バランサーでも窓枠内からピボットシューを出し入れするのは、専門知識がない人には難しいかも知れません。

スパイラル・バランサーが不具合を起こす原因は、内蔵されたバネの経年劣化であることは間違いないですが、写真でも分かる通り雨や湿気による錆や掃除不良によってゴミや油汚れが付着したことも大きいように思います。

そういった点では、こまめに窓を開けて雑巾や潤滑剤を用いて日頃のメンテナンスを心掛けることが大切ですね。そうしたことが、修理までの時間を長くし、家のメンテナンスを時期を遅らせ、費用を安くする最大の方法だと思います。

<関連記事>: スパイラルバランサーとピボットシュー、入荷 (2019年1月21日)
<関連記事>: 交換前のスパイラル・バランサー (2019年3月4日)

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今日交換したサッシ部品

菊竹産業 シュエット・サッシの部品

昨年の年末までに交換作業を完了する予定だった案件が、お互いの都合がうまくかみ合わず、今日伺ってきました。

写真は、既存の樹脂サッシから外してきた不具合パーツ。

写真左側は、浴室のシングルハングサッシに付いていたコイルバランサーと取付け金具。右は、掃出しサッシのロックハンドル。(バランサーのバネは、一部断裂して外れています)

どちらも、輸入サッシをOEMで生産していた菊竹産業製のシュエット(Chouette)というシリーズのサッシ部品です。

普通では外せないコイル・バランサーは、いつものようにフレーム・エキスパンダーという特殊な道具を使って交換してきました。最近は手慣れたもんで、時間を掛けず結構スムースに作業を行うことが出来るようになりました。

逆に掃出しサッシのハンドルは、全く同じハンドルが製造されていない状況ですから、形状や取付穴の位置が合うものを調達したのですが、シュエットの取付け方法が少し特殊で取付け穴を加工したり位置調整をしたり、手間取りました。それでも何とかきれいに納めることが出来て、お客様も喜んで頂けたことと思います。

やっぱり、道具や準備は一番大切ですね。ちゃんとしていないと時間が掛かるだけでなく、美しく作業を完了することが出来ません。今回も細かなことで勉強させて頂きました。こうした蓄積が、輸入住宅をメンテナンスする仕事では非常に大切になります。

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錆び付いた浴室サッシの金物

錆び付いた浴室サッシの金物

湿気や水分の多い浴室には、腐らない樹脂製サッシを用いることがよくあります。

こうすることで一見輸入サッシのメンテナンスはしなくてもいいと勘違いされるお客様もいらっしゃいますが、人間の作るものでメンテナンス・フリーのものなど存在しないのです。

写真は、窓を少し開いてサッシの建具の下の方を撮影した処です。

建具の下には、開閉金物のオペレーターアームが左右に走るトラックレールと呼ばれる部品が付いていますが、ビスで留めた場所を中心に錆が広がっています。また、塗装が施されたオペレーターアーム自体も所々錆が出てきている状況が分かります。

今回お客様からは、クランクハンドルを回しても窓が開閉しないという相談を頂き、オペレーターのギアの損傷が原因という回答を差し上げたのですが、実際に現地調査を行うとそれに付随するパーツにも不具合があることが分かりました。

輸入住宅のメンテナンスをしっかりするには、お客様だけで判断せずに私たちのような専門家に調査してもらうことが一番かも知れません。

確かに現地調査を行えば、調査費や交通費が掛かってしまいますが、不具合のある窓やドアだけでなく、調子が悪い処も一緒に確認してもらえますし、簡単な修理作業をサービスでやってもらえますから、費用以上にメリットがあるはずです。

あと、こうした窓の金物以外に、ペアガラスの結露が酷い状況ですから、こまめな掃除やガラスの周囲の防水処理を行って頂けるといいかも知れませんね。でないと、ペアガラスの内部結露が発生して、将来ガラスの交換も必要になりますよ。

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一番ベターな方法で屋根を修理する

アスファルトシングル屋根の補修

去年の10月にやってきた大きな台風の時に吹き飛ばされたアスファルトシングルの屋根。

なかなかお客様と職人との都合が合わず、延び延びになっていた補修が12月にようやく施工出来ました。

屋根材の奥の半分は、上側の屋根材にカバーされて無事だったのですが、下側の半分はカッターナイフで切ったように一直線に千切れてしまいました。

この屋根材は、カナダのメーカーから輸入したものだったのですが、既にこの屋根材は生産されておらず、出来るだけ似た屋根材で部分補修をするか、全面違う屋根材で施工し直すかしかありません。

全面施工となると費用も時間も掛かってしまう為、色やデザインが似かよった屋根材を探して部分補修している様子です。残っている奥側の屋根材はそのままにして、その下側に新しい屋根材を差し込みました。

そうすることで、屋根材のデザインも近いものになりますし、余分に剥がすことによって屋根材の接着強度が落ちるリスクも減らせます。

正攻法でいくのが一番だとは思いますが、現状がどうなっているかをしっかりと把握し、それに沿った形で臨機応変に施工方法を考えることも大切です。ただ、こうやって施工したからと言って、強い風が吹く台風に耐えられるかどうかは別問題。

TVで屋根の構造ごと吹き飛ばされる映像を見た私たちにとって、自然の威力に対抗出来る屋根材や施工方法がないというのは明らかですから、飛ばされてもすぐに復旧出来る態勢を構築することが大切だと思います。

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白くなってきたら、交換しよう

白化して破れた輸入の網戸スクリーン

白化して破れた輸入サッシの網戸スクリーン。

今回お客様から張替えのご相談を頂きました。

輸入サッシのグラスファイバー製スクリーンは、国産のプラスチックの網と比べて格段に丈夫で長持ちですが、10~15年も経てばどうしたって劣化してくるものです。

特に、網戸が屋外側になる上げ下げ窓や引き違い窓、掃出しサッシでは経年劣化は早まります。

網の交換の目安は、網の色。スクリーンが部分的に白くなってまだら模様になってきたら、既に交換時期が過ぎています。その状態では、指で網を軽く押してやるだけで穴が明いてしまうと思います。

タバコの火を付けても穴が明かないくらいの強度がある輸入スクリーンが指を当てただけで破れてしまうのですから、その劣化具合は相当なものになっています。

ホームセンターなどで売られている樹脂製の網は5年程度で張替えが必要になりますから、張替えの頻度や手間を減らす為にも輸入の網をお使い頂くことをお勧めします。

輸入スクリーンは、標準タイプのもの以外にも、網目が細かく非常に小さな虫も通さないものや、犬や猫の爪で引っ掻いても破れない強度を持ったもの、目隠し機能や紫外線を減らす機能があるものなど様々あります。

そういった網も調達可能ですから、是非春先になる前に網戸の張替えをお考え下さいね。勿論、ホームメイドでは張替えまで行うサービスも受け付けています。

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下枠でのロックもあるんですね

キャラドンのサッシュロック

カナダ キャラドン(Caradon)社製のオーニング・サッシ。

現在製造していない窓メーカーのものですが、お客様からロック金物の調達についてお問い合わせを頂きました。

窓の下側から開いていくオーニング・サッシですが、ロック金物の標準的な位置は窓の両サイド。

写真のようにサッシの下枠に付けられているのは、あまり見た記憶がありません。また、このサッシュ・ロックは他社の窓メーカーでも使われているタイプであるのですが、金色と茶が混ざった薄い色をしているという特殊なものとなっています。

現在販売されている同じ形状の金物の標準色は、白かブロンズ。特殊な色をした金物があるかどうかいろいろと探してみましたが、何とか同じと思われる色のものを見つけることが出来ました。

20年近く前のサッシに取り付けられているロックですから、よくあったと考えるのが普通でしょうが、北米のサッシは交換部品が長く製造され、その種類も豊富なのが強みかも知れません。

何れにしても、この色の金物がいつまで手に入るかは分かりませんから、予備を含めて早めに調達すべきと思います。勿論、色違いでも問題なく使えますから、今後はブロンズ色のものを取り付けるという考えであれば、部品の入手を心配する必要はありません。

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パッケージが変わりました

新しい外壁用パラペイント

高耐久で美しい100% ピュアアクリル塗料、パラペイントですが、外壁用としてお使い頂けるウルトラ セミグロスの缶デザインが変わりました。

「新色だね?ルビー・カラーよ」なんて、コマーシャルもありますが、ウルトラの缶もペイズリー模様のルビー・カラー。

ちょっとシックで高級感のあるオシャレなデザインですよね。

塗料の中身は、以前と同じ成分で出来ていますが、それを入れる缶は少しずつ改良されて、中身の塗料を出来るだけ長く保存しておけるようにしているようです。

カナダで製造され、欧米の美しい色を再現出来る高級塗料ですから、パッケージ・デザインを含めて、少しでもよいものを提供していきたいものですね。新築だけでなく、外壁の塗り直しやクラック修理後の塗装をお考えの方は、どうぞこのPara Paints ウルトラ セミグロスをお使い下さいませ。

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トリプル・ロックの人もいます

取付け穴と防犯対策

昨日、玄関ドア用のガードプレートを購入したいという方からお送り頂いた写真です。

現在、新築中とのことで、玄関ドアの金物類はまだ取付けされていませんが、やけにたくさんの取付け穴が明いています。

こちらの親子ドアは、ファイバーグラス製の輸入ドアですが、塗装にムラがありますので、まだ木目塗装の途中かも知れません。

こちらのドアには、ハンドルセット以外にデッドロックを3つ取付けするということで、相当防犯には気を遣われているようです。

デッドロックのラッチバーを隠すガードプレートも3つ必要という感じかも知れませんが、いくつ取り付けるかはご家族と相談されるそうですが、ガードプレートが3つも付いている玄関ドアをこじ開けようとする空き巣は、まずいないでしょうね。

セキュリティ対策を推奨している私たちですら、ダブルロックとダブル・ガードプレートですから、泥棒にとっては相当な面倒となるはずです。

ただ、泥棒が面倒と考える分、ご家族もロックを3ヶ所も解除しなければならないという状況になりますから、それは覚悟が必要ですね。(面倒だからと、1ヶ所しか鍵を掛けなくなるというのであれば、意味はないですから・・・)

ただ、クイックセット(Kwikset)のデッドロックを採用するということであれば、3ヶ所のデッドロックを1つの同一キーで開閉出来るように設定変更も出来ますから、その分面倒は減らせるように思います。

それでもセキュリティが心配というお客様であれば、ディンプルキーの防犯強化型シリンダーに交換することも可能です。空き巣対策に終わりはありませんが、隣近所よりも侵入しづらいと相手に思わせることが抑止力となるはずですから、やれることを出来るだけ実行しても損はありません。

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ガラス・フィルムは割れる原因か?

内側のガラスが割れたハメ殺し窓

輸入サッシに限らず、ペアガラスが一般化してきた日本の住宅。

ペアガラスは、断熱性を高めて室内の快適さを確保するという点では素晴らしい素材ではありますが、それに伴う新たな問題が生じています。

何の問題もなく性能が上がれば越したことはないのですが、そんなに虫のいい話はないのが現代社会です。

ペアガラスの長所でもあり弱点でもあるのが、ガラス内の気密性。ペアガラスの周囲をスペーサーで囲んで中の空気を閉じ込める構造ですが、経年劣化で僅かな隙間を生じてしますことがあります。

そうすると、中に雨や湿気が入り込んで抜けなくなり、ガラスを曇らせたりスペーサーを錆びさせたりするのです。こういうことはシングルガラスではあり得ないことでしたが、ペアガラスでは避けられない問題であり、交換以外には解決する手段はありません。

次に問題となるのが、ペアガラスの熱割れです。ペアガラスにすることで、室内と屋外、ペアガラス内の空気に温度差が生じます。それが急激だったり大きかったりすると、ガラスの膨張や収縮で突然割れてしまうというのが熱割れ現象です。

それを更に増長させるかも知れないのが、ガラスに張られた装飾用のフィルム。目隠し用のものやステンドグラス風に飾るタイプなど様々ですが、ガラスの動きを阻害して逆に割れを生じさせたりすることもあるようです。(環境に左右されるので、割れると一概に断定出来るものではありませんので、ご注意を!)

こういうことを抑える為には、屋根の軒を長くして直射日光や雨が窓ガラスに直接当たらないように工夫したり、室内の温度を一定に保ち急激に上げたり下げたりしないようにすることも有効だと思います。また、目隠しや飾りを考えるなら、カーテンを付けたり絵や写真を飾ることも考えてみましょう。

ペアガラスの内部結露対策としては、10年おきくらいにガラスやサッシフレームの周囲を防水処理をすれば、そのリスクは低減するはずです。

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