お知らせ : ページ 22

摩耗を抑えるベアリング

長期間、福岡の方に輸入サッシの出張修理へ出掛けておりましたので、ブログ記事の更新が出来ず済みませんでした。

先回のブログ記事で摩耗した玄関ドアのドアヒンジについて書かせて頂きましたが、今日は交換した新しいドアヒンジです。

通常のドアヒンジは、ヒンジの蝶番同士が直接接しているので、ドアを開閉する度にどうしても金属が摩耗してしまいます。

輸入のドアヒンジでもそういったヒンジが多くありますが、摩耗を低減する為に蝶番同士の間に金属のベアリングを装着したものも存在します。写真は、そういった対策がなされたドアヒンジですが、いくつもの金属ベアリングが装着されているのが分かります。

ただ、ヒンジの形状や大きさによっては、ベアリング付きのものが調達出来ない場合もありますし、丁度メーカーの在庫が切れていることもありますから、全てが全てベアリング付きのドアヒンジに出来る訳ではありません。

ただ、金額が多少高くても出来るだけそういうドアヒンジを採用したいと考えていますから、交換のタイミングを少し遅らせてもいいというふうにご了承頂けるのであれば、対応させて頂くことは可能です。

勿論、こうしたドアヒンジを採用しても、消耗を抑えることが出来るだけで、全く交換が必要なくなる訳ではありません。やはり、こうしたベアリング付きのドアヒンジでも20年くらいしたら交換するようにしたいものです。

因みに、ベアリング付きでないヒンジの場合は、開閉の頻度にも拠りますが15年程度で交換が必要とお考え下さい。重くて頑丈な輸入の玄関ドアをずっと支えている訳ですから、その分減りが大きくなるのは自然なことです。

<関連記事>: こんなふうになってませんか? (2024年12月9日)

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こんなふうになってませんか?

先日、昔新築をさせて頂いたお客様のおうちに伺って、玄関ドアのメンテナンスをさせて頂きました。

ドアヒンジの金属が摩耗して、ドアがどんどん下がってきている状態で、鍵の受け金物の位置をそれに合わせて下に移動させてきたようですが、それも限界に達していました。

写真は、そのドアヒンジを屋外側から見た状態です。蝶番同士に大きく隙間が空いているだけでなく、上に乗っかる側の蝶番は斜めに削れてしまい、合わせ目が酷いことになっています。

確かに鍵の受け金物の位置を下げることで、何とか支障なく出来るとは思いますが、受け金物の取付けの為に彫ったドア枠の切れ込みもどんどん下側に移動しますから、彫った跡が広がって見苦しくなってしまいます。

基本的にドアの下がりは受け金物で調整するものではなく、ドアヒンジの交換や建て起こしの調整で対処するものなのです。

国内の業者さんでは、輸入のドアヒンジを調達・手配するのは難しいとは思いますが、ドアに適合する大きさ・形状のものを探して、きれいに直すことがおうちへの愛着に繋がります。

おうちの玄関や勝手口のドアをチェックして、もし写真のような状態になっていたら、私共のような専門家に相談して部材の調達や交換・調整をお願いして頂きたいと思います。

因みに、こちらのおうちの受け金物は、元あった位置に戻してデッドボルトバーやドアラッチも穴にきれいに入るようになりました。

<関連記事>: 摩耗を抑えるベアリング (2024年12月14日)

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年末ですが、修理作業は続きます

輸入サッシ・メーカーから、交換用の新しい建具が入荷してきました。

窓は、木製サッシのアンダーセン(Andersen)ナローライン・ダブルハング。

ナローラインという名の通り、建具の木枠は細めで繊細な雰囲気を持っています。

写真は、その建具の木部をこれから防水塗装しようという矢先です。ガラスの周囲にはマスキングテープを回し、木部の僅かなささくれや汚れを紙やすりで処理した上で、Paraのティンバーケアで塗装します。

このままクリアで塗装をすると、日焼けした既存のサッシと色の違いがはっきり出てしまいますから、僅かに着色塗装した上で上塗りをします。

古いサッシにこの新しい建具を装着しても、違和感が出来るだけ少ない状況になるよう工夫をして施工をします。勿論、屋外になる面のペアガラスの周囲を、防水処理することを忘れずに行うことも大切です。

雨の浸入で木部が腐ったり、ペアガラスが内部結露して曇ったりしないように様々な処理対策を行って、将来不具合が起きにくくするのがホームメイドの仕事です。

これから年の瀬を迎えますが、修理のご依頼はひっきりなしです。年末ギリギリまでに出来るだけ多くの修理を完了して、心配事がないお正月を迎えられるようにしてあげたいものです。

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ペアガラスは交換です

三重県のお客様から、浴室にある輸入サッシのペアガラスに水が溜まってきたので、水の抜き方を教えて欲しいというご相談を頂きました。

窓は、サーティンティード(CertainTeed)の樹脂製シングルハングサッシです。

写真は、水がペアガラス内に溜まっている様子ですが、ガラスの周囲の金属スペーサーも錆びて水が茶色く変色しています。

また、屋外側のガラスの内側表面と思われるLOW-E断熱被膜も剥がれてきているのか、まだら模様に劣化してきている感じがします。

恐らくペアガラスのどこかにたくさんの水が入り込むだけの隙間(穴)が空いているのだと思いますから、そこからある程度水を抜くことは出来るのかも知れません。

ただ、水の全部が抜け切る訳ではありませんから、スペーサーの金属の劣化はどんどん進行しますし、それによってぺアガラスの接着が失われ、最悪ガラスが動き出して脱落するかも知れません。

勿論、ペアガラス内の気密も失われていますから、断熱性能もなくなっていると思われます。ですから、こういう場合は単に水を抜くのではなく、ペアガラスの交換を行わなければ、抜本的な問題解決にはならないのです。

ただ、地元のサッシ屋さんが、インチ単位で作られた輸入サッシのペアガラスを交換出来るかどうかは、ちょっと難易度が高いと思いますから、輸入サッシに慣れた専門家に依頼して修理をして頂くことをお勧めします。

特に、浴室の窓は、屋外側の雨だけでなく、室内側の湯気や結露に対する防水処理もしなければなりませんから、経験のない人に依頼しても場当たり的な仕事になるかも知れません。

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破損のリスクは必ずあります

岐阜県のお客様の為に、カナダより調達した部品が入荷しました。

輸入窓は、樹脂製のインシュレート(Insulate)シングルハングサッシですが、写真は窓を開閉する為に使うチャネルバランサーという交換部品です。

最近は、海外メーカーも梱包に気を付けているようで、破損がないように努力をしてくれているようですが、運搬作業員が箱を手荒に扱ったり、通関時に梱包を開けられたりする為、海外ものはどうしても破損する可能性が生じます。

今回もバランサーの両端に付いているウィングと呼ばれる樹脂パーツが欠損したり折れ曲がっていたりしていました。

こういう場合、取り急ぎメーカーに交換部材の再出荷を要請するのですが、運よく会社に在庫しているものがあれば、それを代替にお客様へお送りすることもあります。

ただ、それは本当に運がいい場合であって、何万という数の窓部品を全て持っているなどということはあり得ませんから、通常は更に1ヶ月程度お客様にお待ち頂くことになります。

国内のものであれば、そんなに時間が掛からないのでしょうが、輸入住宅に暮らすという人はそういったリスクや時間的な問題を理解して頂くことも大切です。

そうすれば、長くお使い頂ける輸入住宅を維持していくことが可能ですし、そういうご理解の下、私たちも皆さんのおうちのメンテナンスの為に希少な部材の手配をさせて頂けると思います。

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ワイザー社のデッドロック

愛知県のお客様から、輸入のドア・ロック金物が欲しいというご相談を頂きました。

デッドロックは、古いカナダ ワイザー(Weiser)製。

写真のように少し錆びは出ていますが、まだまだ使えそうな状態です。

不具合があるのはデッドロック本体ではなく、鍵に連動するデッドボルトバーの部品とのことでした。ドアラッチ同様、デッドボルトバーもカンヌキが常に出たり入ったりする部品ですから、15~20年で消耗するものと考えるべきです。

また、今回のデッドボルトバーは、頭にフェースプレートが付いていないドライブイン・タイプのものですから、ただでさえ国内に入ってきていないワイザー製の製品の中で、更に珍しい仕様のものとなっています。

ワイザーの部品も年代や製品によって形状が様々ありますから、この写真だけでは部品の特定が出来ません。デッドロック本体を外して、デッドボルトバーの全体形状が分かる写真があれば、適切な部品を見付けられるかも知れません。

最悪この部品が見付けられない場合は、他社製品でドライブイン・タイプのデッドボルトバーが付属する本体に交換するという選択肢もあります。(このお客様のドアは、ドアの特性上ドライブイン・タイプのものしか取付けが出来ないということでした)

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これは時間も費用も掛かります

静岡県のお客様から、輸入サッシの木が腐ってしまい困っているというご相談を頂きました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)です。

写真は、そのケースメントサッシですが、建具(障子)の主に下枠と側枠が腐敗している状況です。

雨水がガラスの周囲から建具内に入り込んで腐ってきた部分もあるようですが、内部からだけでなく表面的にも雨や湿気が付着してニスの塗装も劣化させているのかも知れません。

ここまで大きく窓の劣化が見られる状況であれば、今初めて知ってビックリしたというよりも、随分前から分かっていたがそれを放置してしまったという方が正しいかも知れません。

ここまでになると、下枠の底が抜けて重いペアガラスがそこから下に落ちるという状況にもなるのですが、窓を開けられる様子からすれば、まだ最悪の状況にはなっていないのかも知れません。

また、ペアガラスには内部結露や曇りも見られないという点では、状況の割には不具合の範囲は広がりを見せていないとも言えます。でも、下枠だけでなく側枠の木も修復しなければなりませんし、直す木部が結構な大きさであることは間違いありません。

一旦建具を外して、修理の為に建具を会社に持ち帰らないと修理は出来ませんが、こういったご相談が徐々に増えてきている状況ですから、お待ち頂く時間を含めて時間も費用も掛かることはご了解頂きたいと思います。

とにかく、出来るだけ修理を軽微にしたいのであれば、早めにご相談を頂けるといいかも知れません。

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年末ですから、用心しましょう

私共がおうちを建てさせて頂いたお客様から、ご実家に空き巣が入ったというご相談を頂きました。

古いシングルガラスを割って侵入されたようですが、幸い人は中におらず人的被害はありませんでした。

(因みに、簡単な雨戸もあったのですが、あまり役には立ちませんでした)

こちらのサッシは輸入サッシではなく、国産のアルミサッシでしたが、ガラスが割れただけでなく、アルミの枠も多少歪んでいるようでそういった部分も修正をしながら直していかなければなりません。

40年以上前の古いサッシですから代替のものもなく、全く新しいサッシに入れ替える程の状況でもないことから、ある程度の修理が出来ていればそれでご了解を頂くという感じです。

こちらのおうちは、家の正面にはお向かいさんの家もなく、泥棒からすれば比較的人目を気にせず仕事が出来そうな感じだったので、狙われたのかも知れません。また、人が中にいなさそうだということも、犯人は何度か下見をして分かっていたのではないかと思います。

ガラスには防犯用のフィルムを張ってあったのですが、薄い単板ガラスだと飛散防止にはなっても穴を明けられなくするということは難しいということも知っておくべきですね。

もし少しでも侵入を遅らせたいということなら、建具(障子)を分解してガラスを外し、サッシ枠に隠れる部分のガラスにまでフィルムを張るという施工をしなければなりません。

勿論、バーナーであぶられれば、ガラスだけでなくフィルムも溶けてしまう可能性もありますから、そこまでやらないと侵入出来ないよと犯人に警告する意味合いが主の目的です。

12月に入って手荒な素人の空き巣が増えてくる時期になってきましたので、どうぞ1つでも2つでも新たな対策をして侵入へのハードルを上げるようにして頂きたいと思います。

覚えておいて欲しいのは、絶対に侵入出来ないようにするなんて不可能なことを考えるのではなく、1分1秒でも侵入までに如何に時間が掛かるようにするかを考えるのがセキュリティ対策です。

因みに、慣れた空き巣は15~20分以上は現場に滞在することはありません。ですから、侵入までに時間が掛かると物色される時間も少なくなります。何れにしても、身の安全が一番大切ですが・・・。

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天井が低い時のガレージドア

愛知県のお客様から、ガレージドアのメンテナンスの相談に乗って欲しいというお問い合わせを頂きました。

ガレージドアは、文化シャッターさんが設置したものですが、大部分の部材は輸入のものを流用しているようです。

どうして設置した会社にお願いしないのかと思われるかも知れませんが、以前メンテナンスを依頼した際にうっかりミスで車が損傷してしまったらしく、それ以来あまり関係がよくないみたいです。

ドアを持ち上げて天井近くでスライドさせるオーバースライダーと呼ばれるビルトイン・ガレージですが、一般的にはドア上の壁(垂れ壁)の高さは350mm以上欲しいところですが、こちらの垂れ壁は丁度350mm。

ギリギリ何とか普通のガレージドアのシステムが取り付けられる状態ではありますが、少々天井が低いと判断したのか、ローヘッドのシステムが採用されていました。

出来るだけ高さを稼ぐ為に、通常ドア上にあるはずのトーションスプリング(ドアを吊り上げる為の大きなバネ)が、電動オープナーの位置にまで後退させられています。

また、ドアのレールの形状も通常のレールシステムとは違い、トップガイドローラーのレールだけ別に付けられています。(よって、ダブルレールが採用されています)

建物の高さの関係で、どうしてもガレージの天井を低くしなければならないといった状況でも、ローヘッドのシステムを採用すればガレージドアを取付けすることは可能です。

ただ、その後のメンテナンスや修理は標準タイプ同様5年毎くらいで点検・調整をする必要がありますので、その点を怠ると交換時期が早くなったり、各部の調子が悪くなったりしますので、注意しましょう。

最近は高級車の盗難も増えていますから、カーゲートではなくビルトイン・ガレージに愛車を入れたいという人も増えてきているようです。

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ビスがなくても固定出来ます

先日入荷したクイックセット(Kwikset、旧Titan)のデッドボルトバー。

デッドロックのサムターンを回すと、この中からロックバーが飛び出してきて、ストライク(受け金物)の穴の中に差さりカンヌキ(鍵)が掛かります。

ただ、このデッドボルトバーは、現在の標準タイプのものとは形状が異なります。

通常は、頭の先にフェースプレートと呼ばれる金属の四角い板が付いていて、それをドアにビス留めすることでこの部品を固定しますが、この部品はドライブイン・タイプというもので、取付け穴にそのまま差し込むだけで勝手に固定されてしまうというスグレモノです。

丸くなった先の周囲にリブのような突起が付けられていて、それが穴に引っ掛かって外れなくなるのがドライブインのデッドボルトバーです。(写真のものは改良型で、古いデザインのものと若干形状は異なりますが、機能や取付け方は全く同じです)

輸入住宅ブームの1990年の前半くらいまでは、こうした頭が丸いデッドボルトバーやドアラッチが使われていましたが、それ以降はフェースプレート付きのタイプのものが主流になりました。

当然、こうした製品が日本に輸入されることもなくなってしまい、手に入れることが難しくなってきました。私たちは、古い輸入住宅にお住まいの方の為に、今ではあまり見掛けなくなった仕様の輸入部材をも調達するようにしています。

どこからも売ってもらえなくなれば、古い輸入住宅のお客様はメンテナンスが出来なくなってしまいますからね。

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