お知らせ : ページ 422

本当にあったマックロブスター

三菱商事時代の先輩でFacebookつながりの大曽根さんから先日教えてもらったアトランティックカナダ限定のマクドナルド、マック・ロブスター。

メチャ忙しいファクトリーツアーですので、まあ食べる機会はないだろうと思っていましたが、長い車での移動の途中でランチにマックへ寄ることに。で、ついに見つけました、マック・ロブスター。

また、かにカマみたいなもんだろうと思っていましたが、中身は本物でした。いやービックリした。どうか、赤毛のアンに憧れてプリンス・エドワード島を訪れる皆さんは、是非これを食べに来て下さいな。

但し、期間は夏限定のようですので、販売の有無を確認してからお越し下さいな。因みに、今日はNew Brunswick州に来ました。

私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。
カナダ無料招待ツアーも実施しています。

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う~ん、何だかリゾートだワン!

昨日、カナダ東海岸の建材会社の概要紹介と顔合わせのミーティングを終えて、今日から本格的に各社を回るファクトリーツアーが始まりました。

まあ、うちのような零細ビルダーはそんなにたくさん買い付けるなんて出来ないので、気楽に情報収集をしていましたが、ずっと車の移動で何もしていないのに疲れました。

まあ、建材がどうこうと言っても、専門的になり過ぎるかも知れませんので、そういうお話はボチボチさせて頂くこととして今回のツアー中は、カナダのデザインをいろいろご覧頂くこととしたいと思います。

まずは、宿泊先のホテルの部屋。赤毛のアンの故郷、プリンスエドワード島のリゾートホテルということもあってインテリアも上手にまとめられていますでしょ。壁は黄色く見えますが、実際は少しグレーが入ったベージュのドライウォールです。白熱灯のスタンド照明に照らされると温かみが増した感じで美しいですよね。

当然、天井には照明が付いていませんから、このスタンドだけの明るさで雰囲気を創り上げています。ベッドは、私一人でもクイーンサイズ。トラディショナルなデザインのヘッドボードやサイドスタンドの家具が、シンプルな中にも落ち着いた景色を創り出しています。

真っ白なシーツでも、結構いいですよね。

次の写真は、お隣のノバスコシア州にあるロッジの前の風景です。ここでは、今日夕食を食べました。海に面したコテージの前は、一面の芝生。勿論、柵なんて野暮なものはありません。そこに色とりどりのリゾートチェアが海を向いて並んでいます。

実は、写真を撮った時間は、既に午後7時を回っています。日の長さは、さすが北極に近いです。いや~、何て豊かな風景なんでしょうね。別に特別高級なものを使っている訳ではないですが、カナダのゆったりとした暮らしが十分伝わってくるそんな一枚ですね。

百聞は一見にしかず。日本に居ては分からない何かを感じに皆さんも私とカナダに行きませんか。今年も家づくりを前提としたツアーキャンペーンをやっています。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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いい練り具合のモルタルです

先日、ブログ記事で砂の質がいいというお話をさせて頂いた岐阜市の輸入住宅 N邸の外壁レンガ積みの現場。

レンガ積みに必要なセメントや砂、消石灰、異形鉄筋などは、通常現場近くの土木建材屋さんで購入します。それは、すぐに持ってきてもらえるということの他に、重量物なので遠くから運んでもらえないという理由があるんですね。

この岐阜の現場でも近くに建材屋さんがないか探して、そこでいろいろお願いするということになったのですが、現場に材料を置いておくスペースがない時に自分のところの土場を使ってもいいよ、なんて言ってくれるくらい人のいい社長さんでした。

やっぱり、岐阜の人ってやさしい人が多いのかなぁ。

さて、本題に戻って、カナダのレンガ職人たちが仕事をスタートさせた当日、建材屋さんが砂を運んできてくれたのですが、粒が見えないくらいキメが細かい砂でした。名古屋の方では、もっと粒が大きめのものしか手に入らないので、いつもこんなもんだなと思っていたんですが、今回のものは見た途端明らかに違っていたので、ビックリでした。

で、ミキサーにセメントと消石灰、砂と水を混ぜてモルタルを練った訳ですが、半練りの柔らかな生クリームのようにモチッとしてるんですよ。表面にも大きな砂の粒は、全く見受けられません。

こういうモルタルは、砂にセメントがよく絡まるし、隙間がモルタル内に出来ませんからレンガの接着強度が上がります。モルタル目地の仕上がりも非常に美しいはずですよ。

いつもこんな砂を使って施工出来るといいのですが、そこはいい材料屋さんと出会えるかどうかの運次第。ご縁ですね。ここのお施主さんは、本当に得しましたねぇ。やはり、砂がいいのは、長良川が近いからでしょうか?

それにしても、砂やモルタルのことまで書ける輸入住宅ビルダーは、他にいるんでしょうかねぇ(笑) レンガ積み輸入住宅の建築を希望される方は、ご相談下さい。

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外壁のレンガ積み、施工開始!

昨日は、本当はお休みでしたが、外壁レンガ積みの初日とあって、はるばる岐阜市まで1時間半を掛けて出掛けました。

一昨日も宿泊先のセッティングの為に岐阜に行って、その足で常滑の空港まで車を飛ばしレンガ職人をピックアップ、また岐阜へとトンボ返りしました。

その間、カナダ人たちに夕食を食べさせ、ガソリンを入れ、英語でアパートのエアコンの取り扱い説明や周辺地域の買い物案内をし、布団まで敷いてあげて、ビールを差し入れし、もうクタクタ。そして、深夜にうちへと帰った訳ですから、昨日も大変な一日でした。

今日は現場に先に行っていた現場スタッフから、レンガ積み用の専用コテがないから、会社にないかとか、水平器が使い物にならないから、途中で買ってきて欲しいとか、ブリックタイ用のビスが欲しいとか「そんなこと、前もって準備しておけ」ということも、取り敢えず言うことを聞いて持っていきました。

でも、まあ何とか仕事はスタートしましたよ。それにしても、相変わらずレンガ職人たちは、緻密に計算してレンガの据え付け位置を確認していました。最初が肝心ですから、きっちりやっている姿は、やはりプロですねぇ。

そうそう、この現場はひとついいことがありました。それは砂です。すごく細かくて、触ると土のようなんです。レンガ積み用のモルタルは砂が細かければ細かい程、強度も上がり、見た目も美しく仕上がります。また、詳細は、またブログに書かせて頂きます。

最後に、私 村瀬は、26日より6月6日までアトランティック・カナダとトロントへ出張に行って参ります。その間、現地での視察状況をレポートしますが、こちらも乞うご期待。

こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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ディスプレーにすると実感ありますよね

以前、知り合いのキッチン・リフォームの会社から依頼されてカナダのキャビネット・ノブをたくさん供給させて頂いたというお話を書いたと思います。

その後、それらをお客さんに見て頂けるように、ディスプレーボードを作成してショールームに飾って頂いているそうですが、私たちもそれを真似して、ディスプレーをこんな感じでやってみました。

こうしてやってみると、大きさや質感、手に触った時の感触などが伝わってなかなかいい感じです。

輸入キッチンの扉のノブを決めるにしても、カタログばかりでなく、こうして実際にディスプレーにしてみると発見がありますね。きっと、輸入住宅を建てたいというお客さんにも喜んで頂けるような気がします。

知り合いのリフォーム会社さんもいいところに目を付けられたもんです。灯台下暗し。今回は、勉強になりました。

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ドライウォールのプロなら、縦張りはしない

来週、カナダからレンガ職人がやってきて、外壁のレンガ積みが始まる岐阜市 N邸。

そうこうしているうちに、全館空調等のダクト配管も終わり、セルロースの断熱材を入れたり、ドライウォールの下地施工が始まろうとしています。まあ、そんなタイミングですから、ドライウォールの施工について少しおさらいをしてみましょう。

日本の大工は、910mm x 2,430mmの石膏ボードを縦長に張るというのが基本です。でも、本来の石膏ボードは、写真のように横長に張らなければ、全く意味がありません。

石膏ボードを生み出した欧米では、1,220mm x 2,430mmの少し大きめのボードを横に寝かせて張るのが常識ですから、縦長なんかに張ろうものなら大工のボスに厳しく怒られることとなるでしょう。

日本では、天井までの高さが2.4mというおうちが一般的なので、縦長に張ると上から下まで1枚のボードで張ることが出来ます。ですから、無駄なく簡単に施工出来るし、材料のロスも少ないと日本人は考えました。

ただ、石膏ボードが日本に導入された時に、一見非効率に見える横張りの施工が欧米で行われているのかを、何故しっかり考えなかったのでしょう。また、導入した人が英語が苦手でいい加減な理解しか出来なかったのかも知れません。

何がいけないのかと言えば、ボードの切れ目(ジョイント)が天井から床まで縦一直線で入ってしまうことです。それも910mm幅で何本も壁に入る訳です。

賢い人ならお分かりでしょうが、ジョイントというのは強度が一番出ない部分で、クラックが入る一番の弱点ですから、建物が自分の重さによって床方向に縮もうとする時、圧縮によって縦のジョイントにクラックを生じます。ですから、私たちは部屋のコーナー部分などのどうしても縦にジョイントが入らざるを得ない場所以外は、極力縦ラインのジョイントを作りません。

でも、横にしたって1枚のボードだけで壁面を作らない限り、縦のジョイントは出てしまいますよね。(まあ、そんな大きな石膏ボードは、存在しませんが・・・)

そこで、欧米や私たちのようなドライウォールのプロは、レンガを積むように互い違いにボードをレンガ張りするのです。そうすることで、上になるボードの縦のジョイントの部分を下の一枚もののボードが下支えする形が取れるのです。つまり、ボードの縦ジョイントが上から下まで垂直に通ってしまうことがないように気を遣って施工しているんですね。(外壁のレンガ積みでレンガを揃えて積まないのは、そういう理由です。ジョイントを揃える目地のやり方は、イモ目地と呼ばれます)

あと、ボードは出来るだけ1枚で使うようにしますから、写真のように窓やドアの部分をくり抜くようにしてボードを張ります。(写真のオレンジのラインの部分です)

また、テーパーボードや専用の紙テープ、天然石膏のパテを使って、ジョイント部分を強化することも忘れてはいけませんよ。これらの材料のことをよく知りたい方は、右にある「カテゴリー」の「ドライウォール」をクリックするといろんな記事が出てきますから、そちらをご覧下さいね。

そうそうドライウォールを知らない建築屋さんでは、こうした下地施工をする前に既にフローリングやドアといった内装材を取り付ける造作工事をやってしまっているところもあるようですが、これも論外の施工手順です。

どうか皆さん、手を抜かないで美しいドライウォールを目指して下さい。また、こうしたボードの下地施工は、クロス張りの時でも同じように必要な作業です。正しい材料、正しい施工の両方が揃ってこそ長く愛着の持てる輸入住宅になるのです。安くても、なんちゃってドライウォールはダメですよ(笑)

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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カナダ 建材視察ツアーは、過酷です。でも、楽しい・・

以前、ブログでもご紹介したアトランティックカナダ(東海岸)の建材メーカーを回る日程がだんだん決まってきたようです。

大袈裟に言うと、日本の西半分くらいの広さの地域にある10か所くらいの企業を車で移動しながら実質4日間で見て回るという感じです。ただ、初日はレセプションなので、カナダの企業と私たちの顔合わせといった程度になりますから、正味3日です。

カナダ大使館の担当者も1名ツアーに随行しますが、私と常に一緒という訳ではありませんので、移動の際の運転は、それぞれの企業の方が担当されるようです。私も大変ですが、運転する人はもっと大変ですよね。安全運転を願うばかりですぅ・・・。

それにしても、私のシャーロットタウン(赤毛のアンの故郷、プリンス・エドワード・アイランド州の州都)への到着は、初日の午前0時40分。そこに階段メーカーの社長さんが迎えにきてくれるようです。(写真は、15年程前にそこへ訪問した時に社長の奥さんと撮ったものです)

いや~、ほんと申し訳ないです。そして、その日は、その方が持っているコテージに1泊。きっと、その日は朝まで飲むんでしょうね。時差ボケなのか、酔っ払っているのか、分からない状況の中レセプションに突入するのでしょうか(笑)

実は、このツアーが終了したら、トロントに行って更に家具や建材をチェックする手筈になっています。ただ、こちらは自分でレンタカーを借りて、運転しますよ。トロントは、まだ詳細の予定が立っていませんが、せっかくなのでいろいろまた回ることになるんだと思います。

5月末から6月の頭にかけて10日以上の旅ですが、さてさてどんな感じになるんでしょうか。でも、ジジイになって、よくこんな旅が出来ますよね。

よかったら、皆さんもトロントに来ませんか?私がトロントやナイアガラを案内して差し上げます。私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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妻飾りは、おしゃれです

赤毛のアンの家で有名なグリーン・ゲーブルス(Green Gables)。意味としては、緑の三角屋根(切妻屋根)ということなんでしょうが、ゲーブルは三角の妻壁部分を指しています。

日本では、寄棟や入母屋屋根が古い高級住宅のステータスだったようですが、北米でも切妻屋根はカジュアルな住宅であるようです。つまり、赤毛のアンの暮らしぶりも、この切妻屋根に暗示されているように庶民的な生活なんだろうということを読者に感じさせているんでしょうね。

こんなことを分かって本を読む人は、相当欧米の暮らしに精通している人かも知れません。

そんな庶民的な切妻屋根ですが、少しでもおしゃれにしたいというのは人情です。そこで、妻壁に写真のような飾りを付けることが、北米のクラシックなデザインの家で見受けられます。多くは、ポリウレタンを成型したものなんですが、私たちがお願いしているカナダの階段メーカーでは、写真のような木製の妻飾り(Gable Ornament)も作っています。

こうして屋根の先の方に付けると、壁から距離が出ますので、日光が当たると妻飾りの陰影が壁に映っていい感じですよね。実は、この妻飾りはいくつかのパーツを組み合わせて作られています。何故なら、全てが一体だと屋根の角度が違う場合、それに合せてオーダーで作ってもらわなければいけません。

それでは、効率が悪いですから、どんな角度の屋根でも対応出来るように部品を分割して角度調整を行っているという訳です。因みに、写真のものは、5つの部品から成り立っています。

この他にもいろんなデザインがありますから、遊んでみるのもいいですよね。但し、それだけ多くの製造メーカーを、ビルダーさんが知っているかにも依りますが・・・。

そうそう、今月末にグリーン・ゲーブルズのあるプリンス・エドワード島に建材視察ツアーで行ってきます。また、ツアーの様子はブログにて。こうしたデザインの建築をご希望の方は、ご相談下さい。

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どんな災害でも安全だという家などあり得ない

今週、茨城で大きな被害をもたらした竜巻。強さを6段階で示す「藤田スケール」では上から4番目の「F2」(約7秒間の平均風速が毎秒50~69メートル)に当たるらしい。

ということは、まだ上に3つも段階があるってこと!

写真は、この竜巻で中学生1人が死亡した家屋です。(お亡くなりになった方、被害に遭われた方には、深く哀悼の意を申し上げます) 私たちビルダーは、こういう悲惨な写真にも目をそむけず検証する義務を負っていると思いますが、これは本当にどうしていいか分からなくなってしまうような映像です。

今造られる多くの建物は、大きな地震に備えて重くて強い基礎や土台と建物構造とをアンカーボルトや帯金物という耐震金物で緊結させます。そうすることで、構造体が基礎にしがみついて崩壊を防ぐということになっているんですね。この建物の場合、基礎と緊結したことで建物(構造体)と一緒に重いベタ基礎まで飛ばされて、それが構造体の上にのしかかってきた。その結果、中にいた人を巻き込んでしまったのです。

基礎が外れていれば死ななかったのかも知れないということは、あの竜巻の大きさからすれば分かりませんが、多少なりとも死ぬリスクは低減できたのかも知れません。

ただ、逆に地震の際に外れてしまえば、構造体の崩壊につながり住人の生命や財産を危険に曝すことにもなる訳です。また、竜巻で基礎から外れて構造体だけが飛ばされれば、それはそれで地震の時と同じ危険が生じます。

もっと基礎を厚くして、重量を重くすればいいかと言えばそういう訳でもないでしょう。消費者自身がそこまでのコストアップを受け入れなければならないですし、どこまでの重量なら「F2」以上の竜巻に耐えられるかなんていうことも不明です。そういった点では、ある程度壊れることを容認しながら、最終的に人命が助かるということのみに重きを置いて家づくりをしていく、なんて考え方もありではないでしょうか。

地震や津波、竜巻や山崩れ、地盤の流動化や断層の露出、台風、河川の氾濫、火山の噴火など、様々な自然災害が私たちの周りには存在します。

それも温暖化のせいか、神の人間への戒めか、強大化、狂暴化してきています。どの災害にも一定の対応をするということは出来ると思いますが、この家は絶対に大丈夫などという人間の奢った考えは、捨てるべき時代だと思えてなりません。それ程、人間の造りだすものは、自然と比べて稚屈で浅はかなのですから。それは、原発も然りです。

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<関連記事>: 台風・突風対応型高強度輸入サッシ (2015年8月25日)

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キッチンや洗面のデザインも、輸入なら多種多様

国産のキッチンは、流行するとどこのメーカーも同じデザインで商品化されることが往々にしてありますが、北米のキッチン・キャビネットのメーカーは、自分たちのスタイルをずっと守って作り続けているところが多く存在します。

昨日、キッチンのメンテナンスに伺った輸入住宅は、国産品にはないデザインを採用していたので、ご紹介したいと思います。それは、築18年近く使い込まれたオークの木目のキャビネットでした。

輸入キッチンキャビネットには、大きく分けて2種類のキャビネットが存在します。1つは、広く一般的になったFrameless。そしてもう1つは、Face Frame と呼ばれるものです。

Frameless は、写真の白いキャビネットのようにキャビネットの正面になる部分にドアが隙間なく配置されているので、キャビネットの箱は見えません。すっきりしたデザインになる為、多くのメーカーがこのデザインを採用しています。

それに引き換え、オークの木目が美しいFace Frame のキャビネットは、ドアとドアとの間隔が広く、キャビネットの箱の部分が露出しています。このデザインはクラシックな印象を与えますが、ドアの凹凸が強調されます。

今ではマイナーなデザインですが、フレーム自体をしっかり作ることが可能で、フレーム部分にもオーク等の木材を使用するので贅沢なデザインと言えるかも知れません。

また、ドアの取っ手に違いがあるのもお分かりでしょうか。オークのドアの方は、ドアの上部に掘り込みが入っていて、そこに手を掛けてドアを開閉するのに対して、白いドアにはハンドルノブが付いています。因みに、ノブがないタイプのものは、Finger Pull Cabinet と呼ばれます。

北米ではノブも多様なものの中から選べるので、国産品にない楽しみも味わえるのですが、ハンドルレスのすっきりしたデザインもなかなかです。

その他に、ドアパネルのデザインや色、樹種など、そのバリエーションはメーカーによっても全く違うと言っても過言ではありません。そういったことは、またの機会にご紹介しますね。

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