レンガ積みでもメンテナンスは大切です

レンガ積みでもメンテナンスは大切です

このお宅は、私共が会社を興してすぐに建てさせて頂いた輸入住宅です。ですから、新築からもう13~14年経っている訳ですが、レンガ積みの外壁の美しさは当時と殆ど変っていません。

アンティークな雰囲気のあるレンガを使ったということもありますが、デザインの変化や機能・強度の劣化がないという点では100年の耐久性も嘘ではありませんね。

ただ、こうして造られた輸入住宅でも全くメンテナンスが必要ないかと言えば、そうではありません。屋根の軒や軒下は、サイディングに塗装したものが使われていますし、雨樋も塩化ビニールのものであれば、劣化してきます。

雨樋については、現在私たちはアルミ製のものに焼き付け塗装を施したものを使っていますから、メンテナンスはそれ程必要ないと思いますが、軒材については、どうしても定期的な塗装が必要となります。でも、外壁全部を塗装したり、将来張り替えたりすることを考えたら、随分経済的ですよね。

そして、レンガ積みの場合、窓の上のレンガを受ける為に鉄で出来たアングル鋼が窓上に入れてあります。これもいずれ錆びてきますから、一緒に塗装をするようにしましょう。また、窓周りの防水の為に、コーキングを周囲に入れ直すことも忘れずに。

それと屋根についてですが、私共では30~40年保証という北米製のアスファルト・シングル屋根材というものを使っていますから、当面メンテナンスをすることはありませんが、カラーベストのような塗装された屋根材であれば、軒と同時期の10年毎に屋根の塗り直しも必要です。

メンテナンスせずに、出来るだけ長く使える素材を用いていますが、全てが永久にメンテナンス・フリーとなる訳ではありません。色や機能に変化が生じたら、それはメンテナンスのサインです。早めに対処して資産価値を高める努力をしていって下さいね。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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