雨漏りや結露防止は、念には念を

雨漏りや結露防止は、念には念を

防水紙と構造用合板との間で夏場に結露が起るという問題を防止する為に、私たちはウェザーメイト・プラスという北米のスペシャルな防水紙を使います。これは、タイベック・シートのような一般的なハウス・ラップ(防水紙)では、この問題に対処出来ないということから採用されました。

そして、今日アメリカで資材を供給しているという方が当社にいらっしゃいまして、写真にあるホチキスの針をご紹介頂きました。

外壁用の防水紙は、通常タッカーと呼ばれる道具を使ってホチキスで構造用合板の上に張っていくんですが、ホチキスですから当然防水紙に小さな穴が明いてしまう訳です。

そうすると、万一防水紙の上に雨などの水が付いてしまうという雨漏りトラブルが発生した場合に、ホチキスのところから水が侵入して構造用合板を濡らしてしまうということも考えられます。そこで考え出されたホチキスが、プラスチック・キャップ付きのホチキスの針。

緑や青の柔らかいキャップが付いているので、ホチキスの穴が大きく明くことはありませんし、防水紙に明いた穴もキャップが覆い隠してしまいます。また、ホチキスの位置も分かりやすいので、留め忘れの防止にもなります。

そして、針はステンレスに亜鉛メッキをしてあるらしく、将来錆が出ないように作られているそうです。

まあ、ここまで徹底しなくても、防水紙に雨が侵入することは殆どないと思いますが、アメリカ人は面白いことを考えますねぇ。ホームメイドでも、そのうち現場でテストしてみたいと思います。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

<関連記事>: 壁体内結露の発生原理 (2012年11月26日)

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