レンガ積みが、自立しているのが分かりますか?

レンガ積みが、自立しているのが分かりますか?

丁度、外壁の一番端のところがありましたので、写真を撮ってみました。

構造部分は、立ち上がり基礎で、その外周にレンガ積みの外壁(外装材)が施工された様子です。見事にレンガの裏側が見えていますね。つまり、レンガの外壁(外装)が直立していて、基礎にもたれ掛っていないということを表しています。

普通、サイディングやタイルの外壁材であれば、構造壁に張り付いていますから、壁にとってはサイディングやタイルの重量が、大きな負担となります。家自体が、重い鎧を着させられているようなもんですね。

でも、本物のレンガ積みなら、構造壁は楽ちん、楽ちん。

勿論、万一レンガが倒れ込まないように、構造壁からブリック・タイと呼ばれる引っ張り金物を出して、レンガの目地に差し込んであります。(この写真では、あまり分かりませんが、他のレンガ積みの記事で、その状態をご覧頂けます)ガッチリ挟まれたブリック・タイで構造壁とレンガとを緩やかに繋いでいるという訳です。また、レンガの外壁に縦筋や横筋を入れて耐震補強をしてあるのも、この写真でよく分かりますね。

また、レンガを自立させて、レンガの内側に通気スペースを作りますから、流れる空気に構造壁は常に晒されます。だから、外壁面の内部結露が発生しない仕掛けが出来ているんですね。

技術レベルの低い職人だと、レンガを施工する際のモルタルをこの通気層内にたくさん落としてしまうのですが、カナダのレンガ職人は殆ど落とすことなく積み上げますから、レンガの裏側も綺麗ですね。こういうことでも、技術の高い職人かどうかが分かります。

私たち ホームメイドが、わざわざカナダから職人を呼び寄せて施工する意味が分かりますでしょうか。

そうそう、このレンガの厚さやレンガに明いた穴にも注目して下さいよ。約90mmの厚さと中空の穴によって外断熱を実現しているんです。

如何でしょうか、レンガ積みの外壁には、非常にたくさんの仕掛けや技術が導入されていますね。こういう細かな気遣いが出来ないから、他の住宅メーカーは、レンガ積みに手を出そうとしないのです。私たちの多大な労力や技術は、皆さんにお出しする見積の金額以上のものになっているはずです。

こうした私たちの考えや建築に共感され、施工を希望される方は、ご相談下さい。

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