お客様には直接関係ありませんが、・・・

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アトランティック カナダ ツアー報告の第3弾は、この黒いメッシュ材。日本初公開ですよ!

最終的には、壁の下の方に見えるグレーの2枚の板材(外壁材)の内側に隠れてしまうので、家の外観として全く見えない材料ですが、これが大変なすぐれものなんです。このメッシュ材は、樹脂で出来ているのですが、メッシュの交点部分に短い突起が付いています。また、その突起のいくつかには、ビス用の穴が明いているという形をしていました。

つまり、突起があるから空色の防水紙の上に載せると、そこに隙間が生じます。そこに外壁材を張れば、見事に通気層が出来るという訳です。そして、メッシュ材は、一定間隔でビス留めされますから、重い外壁材が上からのしかかってきても脱落することはありません。

壁体内結露を防止するのに、壁や屋根に通気層を取るのは今では当たり前のことになっていますが、日本では木製の細長い板材(胴縁)を一定間隔に打って施工します。ただ、この薄板(胴縁)が防水紙に密着するので、そこに水分が滞留する可能性が生じますし、そうなると胴縁が腐ってくるというリスクが出てきます。

これなら樹脂ですから、そういう心配は全く要らないという訳です。まあ、コスト削減の為に通気層を一切取らないで外壁を施工するという手抜きをするビルダーさんも少なくなっていると思いますが、見えないところにこういう手間暇を掛けることが大切なんですね。

そうそう、ここの防水紙も私たちが使っているDOW社のウェザーメイト・プラスでした。タイベックを使わないところをみると、彼らもちゃんと分かってますねぇ。今回の内容は、家づくりマニアの人は、面白いかも・・・・。

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