バランサー・コイル、無事交換完了!

バランサー・コイル、無事交換完了!

カナダ、ヴァイスロイ(Viceroy)社製ダブルハング・ウィンドゥ(上げ下げ窓)のメンテナンスに、今日愛知県一宮市まで行ってきました。

窓は、いわゆる輸入の樹脂サッシ。北米では、PVC WINDOWと呼ばれる断熱性と価格とを両立させた窓ですね。

ブログで1月に入荷したと書いたバランサー用コイル・スプリングを実際に交換してきました。これが片方切れてしまうとサッシを開閉する際に傾いてしまい、うまく上げ下げすることが困難になります。

サッシの両側にバランサー(バランスとも言う)と呼ばれるバネ部品が付いていて、サッシのバランスを保ちながら、人間がサッシを持ち上げる力を軽減してくれるという仕組みなんですね。この仕組みは、ヴァイスロイ社の窓に限らず、サーティンティード社など多くの北米樹脂サッシメーカーが採用しており、輸入住宅ブームの際に取り付けられたダブルハング・シングルハングの輸入サッシでメンテナンスを必要としているおうちは、相当な数になっているんじゃないかなぁ。

このバランサー用コイル(バネ)は、経年劣化で10年くらいすると切れてしまうのが一般的です。

北米ではこうした仕組みが一般化していますから、住み手の皆さんはこれをよく知っているのですが、日本の消費者の皆さんだけでなく、輸入住宅を施工している工務店さんも部品や交換方法の知識を知らないことがよくあります。だから、多くの皆さんは、慌ててしまうんです。

つまり、日本では、交換方法をプロでも分からないなんて話なんですね。という訳で、凝り性で変わりもんの私たち ホームメイドの出番となったのでした。

でも、全国で困っているという人はたくさんいるでしょうから、うちのようなビルダーが増えていってくれないと、輸入住宅の普及など程遠いものになってしまいます。その為にも、私たちはHPなどで多くの皆さんに情報公開して、輸入住宅の知識や素晴らしさを知ってもらうように心掛けています。

それにしても、今回はたまたま近くにいて、ほんとよかったです。

いつもの輸入サッシメーカーとは勝手が少し違いましたが、仕組みに大差はありません。ちゃんと交換出来ましたよ。

今後自分自身でやるというお客様の為に、予備の部品と作業の手順も伝授してきました。全国でもこういったトラブルでお困りの方がいらっしゃれば、出張費を頂ければメンテナンスにも応じます。勿論、部品のみの調達も可能です。そういう方は、お問い合わせ下さい。

<関連記事>: バランサー・コイル、ようやく入荷!

尚、窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。

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