愛知県のお客様から、輸入のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のペアガラスが割れたというご相談を頂きました。
サッシは、ローウェン(Loewen)製のアルミクラッド木製サッシで、全体の幅が2.4m、高さが2mもある大きなものです。
掃出しサッシに装着されている格子入りのペアガラスは、強化ガラスで尚且つ網入り。
昔は金属で出来た針金のような細い網がガラスに入っているだけで、防火サッシとして認められていたのですが、網が熱で膨張して熱割れを起こすトラブルが発生する為、現在では防火認定も取れない網入りガラスを強化ペアガラスに使うことはなくなりました。
今回の不具合の原因が熱割れなのか、それとも石や鳥などが当たって割れてしまったのかは分かりませんが、強化ガラスは写真のように全面が粉々に細かく割れてしまう為、いつガラスが脱落してくるか心配だと思います。
ただ、強化ペアガラスを調達するにしても、ドア1枚のガラスが幅1m以上、高さ2mもあるような大きなペアガラスで、それも強化ガラスとなると、相当な重量になりますし、輸送途中で歪みが生じると割れてしまうリスクがあります。
ですから、こちらのガラスを私共が調達するにも、それなりのリスクを加味した金額でお客様に提示をしないと、リスクが大きな仕事になります。
恐らくお客様自身は単純に国産のガラス交換程度でしか考えていないでしょうから、ガラスそのものの金額や調達リスク分の追加費用、輸入送料等の費用、アルミクラッド木製ドアからの脱着費用、調達前の採寸作業の費用、割れたガラスの産業廃棄物処分費、交換費用といったものを全て合わせると結構な見積になると思います。
また、割れていない方のドアは格子内蔵の網入りガラスで、交換する方のガラスはクリアな格子入りガラスになりますから、左右2枚共交換しないとデザイン的な釣り合いが取れません。
そういったことまで考えると、こちらのサッシのガラス交換は結構なお値段になってしまうように思います。
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