これだけ木目も蘇ります

これだけ木目も蘇ります

今日、豊田市の輸入住宅にお伺いして、輸入の玄関ドアの塗り直しを行いました。

輸入ドアは、ファイバーグラス製のダブルサイドライト付き3枚ドア。

美しい楕円のステンドグラスも、ドアを引き立たせています。

7年前にドアの塗装やメンテナンスを行ったのですが、ドアが南面に面していることから、太陽の紫外線や熱さ、台風等の風雨、中国の黄砂にも曝され、塗装が酷く剥げてしまいました。

通常のファイバーグラス製ドアの塗装であれば、表面に塗ったトップコート(クリアの表面保護塗料)のみが傷むのですが、下地の着色塗料も剥げてきている状況でした。ですから、今回の塗装メンテナンスは下地作りから行わなければなりません。

(着色塗装が無事であれば、トップコートのみの塗り増しでOKなんですが、そうではありませんから、劣化した塗装の除去を行った上で、着色塗装1回、トップコート塗装2回の合計3回の作業が必要です)

木目調ファイバーグラス製ドア専用の塗料とは言え、厚塗りしたんでは油性塗料をベタ塗りしたように木目が消えてしまいますから、塗料を塗ってはそれを少し擦り取るという作業を繰り返し、木目の濃淡が浮き出るように仕上げていきます。

そうして着色した下地が出来上がっただけでは、ドアにツヤもなく古びた寂しいドアにしか見えません。

そして、トップコートの塗装を2度塗って完成した様子が、2枚目の写真です。木目も表面のツヤも見事に再現されて、新築した当時のドアの趣きが蘇りました。

技術とセンス、適切な道具と材料さえあれば、このように高級感のある玄関ドアになるのですから、10年以上経ったファイバーグラスの玄関ドアは、是非塗り直しを行ってみては如何でしょうか。

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