やっぱりでしたね

やっぱりでしたね

先日ご相談を頂いた岐阜県のお客様のおうちにお邪魔して、現地調査を行ってきました。

アルミクラッド木製サッシのボウウィンドウのガラスが脱落してきたということでしたので、まずは開かずの窓を開けて状況を確認することから始めました。

写真が、その窓の一つを慎重に開けた様子です。一見何もなさそうに見えますが、建具の下枠が密着しているはずのガラスから外れて、大きく隙間が明いているのが分かりますでしょうか。

また、下枠の左端に木枠の継ぎ目が見えますが、下枠部分の木が腐って黒く変色しているのが分かります。つまり、この下枠の木は、ほぼ中が全て腐ってなくなっている状況になっています。

そういう状態ですから、下枠が重いペアガラスを支えることが出来ず、ガラスが下枠の下の方までずり落ちてきているという訳です。(その様子は、以前のブログ記事を参照下さい)

この輸入サッシは、ジェルドウェン(Jeld-Wen)傘下であったノルコ(Norco)製のアルミクラッドサッシですが、既にサービスを止めてしまっていますから、交換部材は自力で探すしかありません。

腐ってしまった木の部分を加工・修復し、脱落したペアガラスも正確なサイズで新しいものを製作します。また、オペレーター等の開閉金物やウェザーストリップも劣化が進んでいますから、そういった部材も全て手配をしなければなりません。

なかなかハードルが高い案件ではありますが、何とか新築時の状態近くまできれいに直したいと考えております。

<関連記事>: ペアガラスの脱落 (2024年3月28日)

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