修理したのか分からないでしょ

修理したのか分からないでしょ

先日、屋外側の防水処理や室内側の木部の防水塗装を完了したサッシの建具を現場へ取付けに伺いました。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)製のアルミクラッド木製サッシのケースマスター(ケースメントサッシ)。

建具(障子)の下枠が雨漏りで腐って、ほぼなくなってしまった状態でしたが、ご覧の通り見事に復活しました。

あの腐り具合であれば、普通の住宅メーカーなら窓枠ごと全交換という感じでしょうが、知らない人が見たらどこを直したのか分からないくらいきれいに修理出来たと思います。

建具の下枠は建具の重量が最も強く掛かる場所ですから、下手な補修では強度が出ません。

また、オペレーターを接続するガイドレールやアーム・ブラケットは、下枠が腐ったせいで位置が分からなくなっていますから、どこに取り付けるのかも慎重に判断しなければなりません。

これが違ってくると開閉がスムースに出来なくなったり、最悪窓が閉まらなくなったりしますから、そういうことに気遣いをしながらの作業も必要です。

マーヴィンは国内市場から撤退していますから、従来の建具交換は出来ません。こうした建具の部分修復が出来る業者さんも限られていますから、皆さんの周囲でも専門知識のあるプロを確保しておくことは、輸入住宅を長持ちさせる為には非常に大切になります。

そういう知識と腕のある人を見付けておけば、将来も安心出来ますよね。

<関連記事>: 木部修復後の外部防水 (2023年12月6日)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスのページをご覧下さい。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てれば幸いです。

※ 「お知らせ」ページは、「カテゴリー」や「タグ」のキーワードをクリックすることによって、興味のある関連記事を検索頂けます。どうぞご活用下さい。古い日付の記事は、内容や価格が更新されている場合があります。尚、写真及び記事の著作権は、当社に帰属します。無断での転載・引用はご遠慮下さい。

| カテゴリー: メンテナンス   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。