趣旨は分かるが、負担は増える

趣旨は分かるが、負担は増える

本日、2025年4月から施行される建築基準法の改正概要と建築物省エネ法の説明講習会へ行ってきました。

国土交通省の若手が来て2時間説明をしていったのですが、「後は資料を確認して」だの、「計算ソフトを使って」だのと細かな説明がない講習会は時間がもったいないという気がしてなりません。

話の内容は、「構造が一定の強度に達しないと判定が不可になって建築確認申請が出来ないよ」、「省エネ仕様が悪いと確認申請は通らないよ」、「そういった内容が分かる資料を添付するように義務付けしますよ」、「中間検査や完了検査ではその内容に不備があると通りませんよ」ということでした。

日本の住宅のレベルアップを狙っているのでしょうが、家は性能じゃないということが分かっていないのか、地球温暖化を止めるにはまず建物のスクラップ&ビルドを止めて、50年以上の築年数でないものは解体させないとかいう法律を作るとかしないといけないように思います。

それにしても、頂いてきた資料の厚さや数は半端じゃありません。ということは、私たち建築屋が国に建築の許可を貰う為には、膨大な作業と今以上のお金を掛けて設計・施工を行う必要があるということです。

確かに建売りのような貧弱な住宅は減っていいのですが、庶民の私たちが自分の家を建てるということは、費用的に恐らく出来なくなるということでもあります。

新築はお金持ちの道楽となる時代がそこまで来ている感じがしますが、これだと建築産業はほぼ成り立たなくなるかも知れませんね。

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