外からは釘やビスは見えません

外からは釘やビスは見えません

こちらは、熊本のおうちで掃出しサッシのドアを取り外した後の写真です。

シロアリと雨漏れで両方のドアの木枠が腐ってしまい、枠材の交換を余儀なくされました。

窓は、アメリカのリッチモンド(Richmond)製スライディングパティオドア。

窓開口は、幅2.4m・高さ2mもある大きなサッシです。ドアを修理する為に一旦窓枠から2枚のドアを取り外して、名古屋にある会社に持ち帰らなければなりませんから、修理をする間窓の開口を塞がなければなりません。

ただ、窓を塞ぐと言っても、隙間から雨風が入らないようにしなければなりませんし、外から空き巣が侵入出来ないように外からこの養生を外せない構造にしないといけません。

勿論、この開口と同じ大きさの構造用耐水合板は存在しませんし、補強用の材木を窓枠や建物に打ち付ける訳にもいきません。

そして、サイズに限りがある合板をつなぎ、それも外からではなく室内側から建物に傷を付けないように施工した様子が、この写真です。

養生を補強する為に数本ビスを外から打ってありますが、それはあくまで補強であって、養生そのものを分解出来るようにはなっていません。

雨が入りそうな隙間も全てなくしてありますから、何ヶ月かの期間は十分に防雨・防風・防犯といった機能は果たせるはずです。

どうやって施工するかを細かく説明するだけの記事欄はありませんが、事前の準備がなければ絶対に出来ない仕事であることは確かです。

<関連記事>: 熊本へのリッチモンド製サッシの修理調査 (2023年6月16日)

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