こんなことにはめげません

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先日、浜松のお客様の処に伺って、ペラ(Pella)製ダブルハングの腐った木製建具を交換してきたという記事を書かせて頂きましたが、実はその際勝手口のテラスドアを一緒に交換するはずでした。

でも、それが出来ず、入荷してきた新しいドアをまた引き揚げてきたのでした。その理由は、写真にある通り、サイズ違いに拠るものでした。

幅は古いドアとピッタリ同じだったのですが、高さが38mm程度足りなかったのです。ドアを調達する前に、現地でドアに張り付けられた製造番号が記載されたシールも確認しましたし、不具合の合ったドアの詳細寸法も確認しましたから、ミスを犯すことはまずありません。

ペラの場合、製造番号のシールで製品のサイズや仕様、製造時期といったものが、全て記録されていますから、その写真をメーカーに送ればまず間違うことはないのです。(私はその意味までは把握していませんが・・)

勿論、何かの間違いがあってはいけませんから、サッシ内外の全体写真や実際の寸法を計測するのですから、それがあればメーカーも製品の確認が出来るはずなんです。

今回間違ったサイズのものが出荷されてきた原因は、元々の製造番号の記載が間違っていたということらしいです。

計測した寸法からすれば「3082」という数字でなければいけなかったのに、シールに記載された番号は、「3081」だった為、メーカーは自分たちが張り付けたシールを信じて、私が計測した実寸法を確認しなかったのです。

メーカーは自分たちの製品やそこに記載されたものは絶対だと過信していたのでしょうが、何か変だと思ったらそれをフードバックしてくれれば、私もサイズを再確認するなり何らかの対応が取れたはずです。

何れにしても、メーカーは非を認めて再度交換用のドアを送ってくれるようですが、また半年くらいお客様をお待たせするのは気が引けます。

輸入取引ではこういうトラブルが起こるリスクが必ずあります。そういう時私たちのような人間が間に入っていなければ、個人で交渉して問題を解決しなければなりませんから、お金より安心の方が得かも知れません。

でも、私たちはまた準備して取り換えに行かなければなりませんから、その手間は半端ないですよ。(当然、お客様にはこの費用の負担は掛けませんが・・・)

<関連記事>: ようやく交換出来ました (2022年8月24日)

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