ダブルハングが蘇ります

ダブルハングが蘇ります

浜松のお客様の処に週末伺って、残っていたダブルハングの建具交換を行ってきました。

1ヶ所は既に交換を完了しましたが、5ヶ所の窓で木が腐った建具を交換することになっていました。

メーカーは、ハード(Hurd、現シエラパシフィック)社でしたが、既に古いタイプのサッシは生産しておらず、新しいタイプの建具を古い窓枠に適合するように注文で作ってもらって入れ替えるという作業でした。

ただ、単純に建具を入れれば完了という訳ではなく、バランサーや樹脂製のサイドジャム、トップサッシュ・ストップといったものも交換となる為、結構交換は面倒な作業が伴います。

また、写真でも分かるように、フレームの形状や大きさの違いから、窓を持ち上げる為のリフトハンドルを取り付けたり、飾りの木製格子を装着したりと細かな作業も必要でした。勿論、サッシの開閉がスムースになるように窓の調整作業も行いますので、丸1日掛けての仕事となります。

でも、作業後の出来は如何でしょうか。色合いも極力現況に合わせましたから、新旧が隣同士並んでも然程違和感は感じられないと思います。(但し、古い窓は写真に写っていない部分で、木が腐って黒ずんでいます)

こうした建具の交換は、ハードのダブルハングだけでなく、窓枠の形状・寸法が一定の範囲で適合すれば、他社のアルミクラッドサッシのダブルハングでもシエラパシフィックの建具に入れ替えることが可能です。

窓枠から全て交換となると、外壁から窓全体を外さなければならず、修理費用も相当になりますし、窓の周囲からの雨漏れリスクも発生します。それに比べれば、特注で建具を作ってもらったとしても、リーズナブルな修理になるかも知れませんね。

尚、新しい建具ですが、屋外側のガラスの周囲に防水処理を施していますし、木部にも防水塗料のパラペイント ティンバーケアを塗装してあります。(シエラパシフィックの建具の木部には、コアガードと呼ばれる防腐処理がされた木も使われていますから、雨漏れ対策はバッチリです)

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