8ヶ所直すのは、結構大変

8ヶ所直すのは、結構大変

アメリカ ポジー(Pozzi)社のダブルハング建具(障子)が雨漏れで腐ったということで、リプレイスメント・サッシキットのサービスを利用して交換・復旧が可能かどうか調査をしてきました。

豊橋のお客様でしたから、片道1時間半ちょっとの距離で更に土日の渋滞にはまったりして、到着は少々遅れてしまいました。

それから修理調査を開始しましたが、昼過ぎから夕方まで様々なチェックを行いました。

写真は、窓枠そのもののサイズを計測する為に、建具やサイドジャム、サッシュストップといった付属部材を全て外して、木枠だけにした様子です。

この状態に、新しいリプレイスメント・サッシキットを装着することになりますから、面倒でも全て取り除くことが大切です。

そして、そのキットが装着出来る状態かどうかを確認したのですが、ポジーのダブルハングもサッシキットを取り付けられる状況にあることが分かりました。

輸入サッシはメーカーごとにサイズも仕様も異なるので、既存の窓枠に他社製の建具を挿入するなんてことは、基本不可能なんですが、このサッシキットはいくつかの場所の寸法が適合するなら、既存の窓枠に合わせてオーダーで交換部材を製作してくれるサービスなんです。

ただ、当初お伺いしていた不具合箇所より、更に多くのサッシに問題があることを現場で相談頂きました。この交換サービスは、採寸が最も重要な項目ですので、不具合箇所が増えれば増える程私の仕事は多くなりますし、労力も半端ありません。

特に、木枠が腐ってアルミカバーが外れそうな状態のものを触るとなると、その気遣いや作業の慎重さは通常の倍以上のものとなります。

まあ、それでもちゃんと交換出来るということが分かったことで、お客様も安心されたと思いますし、私も伺った甲斐があるというものです。

私たちなら、ポジーに限らずハード(Hurd)やサミット(Summit)、ウェンコ(Wenco)といったアルミクラッドサッシの建具交換が可能です。

皆さんのお宅でも、アルミクラッドの木部が黒ずんだり腐ったりしたら、それを放置せずに早めにご相談下さいね。サッシキットを使わなくても、サッシの防水処理だけでメンテナンスをすることが可能かも知れませんよ。

<関連記事>: ポジーの建具は手に入ります (2022年4月5日)

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