凍結による劣化か?

凍結による劣化か?

北海道のお客様から外壁材の劣化についてご相談を頂きました。

写真で分かるように、3枚おきにサイディングの下端がボロボロになってきています。

こういうサイディングをラップ(鎧張り)サイディングと呼びますが、実はこのサイディングは3つで1つのパネルになっているものなのだそうです。

1枚1枚張っていくと手間が掛かるという理由で、3枚をパネル化してその分の手間が省けると考えたのでしょうね。つまり、このパネルサイディングの一番下端の部分が劣化してしまったということになります。

材質はコンクリートだそうですから、塗装さえしっかりやっていれば問題ないようには思いますが、もしかしたら塗り替えの時期が遅くなったのかも知れません。

コンクリートは元々透水性がありますから、塗装をしていない状態や塗装が剥がれた状態では、雨が素材に染み込んでしまいます。

水を含んだ状態で、急に寒くなって凍結してしまうと、水が氷に変化してコンクリートの中で膨張します。特にサイディングの下端には水が溜まりやすい状況になりますから、問題が発生しやすいのかも知れません。

こういうサイディングの場合、サイディング同士の重ねは少ないですから、少しボロボロになっただけでも下地が見えてしまうかも知れませんから、もしそうなったら外壁材の交換が必要かも知れませんね。

皆さんのおうちでも、外壁材の塗装の劣化は命取りになりかねませんから、10年程度で塗り直しをされることをお勧めします。

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