これを交換するのは、相当厄介ですよぉ~

これを交換するのは、相当厄介ですよぉ~

昨日、お客様から錆びて古くなったシュラーゲ(Schlage)の玄関ハンドルセットを交換したいというご相談を頂きました。

シュラーゲは、現在国内であまり流通していないアメリカのドアノブメーカーですが、北米では有名メーカーの一つです。

そこで、どんなハンドルセットが付いているのかを写真でお送り頂きました。

こちらが玄関ドアの室内側を撮った写真ですが、ドアノブの位置とドアラッチの位置が全く違う場所にあるのがお分かりでしょうか。通常は、ドアノブの中心に向かってドアラッチを装着するんですが、この古いハンドルセット(ハンドルは屋外側)ではそうなっていません。

こういうデザインのものは、現在のシュラーゲの製品にはなく、他社でも同様の形式の製品を見掛けたことはありません。

このハンドルセットを取り付ける際に、どんな取付け穴を明けたのか確認する必要はありますが、一般的な取付け穴とは全く違うものとなっているであろうことは、想像に難くありません。

こういう場合、無理に特殊な形状の近いものを取り付けることをすれば、また将来交換に困るだけでしょうから、交換しやすい形の標準的なものを取付けて差し上げるのが一番な気がします。

ただ、それをする為には、古い穴を埋めたり、新しい穴を明け直したり、それに伴う補修や塗装をしなければいけませんから、結構大変な仕事です。

何年経っても交換部材が手に入るというのが輸入部材のいい処ですが、そうでないケースも存在します。但し、国産ドアのように金物が壊れたらドア枠ごと全交換というふうにはならない点で、まだ救いがありますね。(勿論、ドアを交換した方が、早くて納まりもいい場合もありますが・・・)

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