カチカチ言うなら、修理は可能?

カチカチ言うなら、修理は可能?

昨日、春日井市のお客様の処に伺って、久々にロジェール(ROSIÈRES)製コンロを修理してきました。

国内に交換用部品の在庫もなく、ほぼ修理は不可能な状況になりつつありますが、何とか直したいという要望を頂き、詳しい状況を聞きました。

キッチンコンロは、TDS-64という型番のもので、ガスオーブンは付いていないが、ゴトクの上の耐熱ガラスのフタが付いたおしゃれなレンジです。

通常は点火プラグの上でスパークしてガスに火が着くのですが、写真のようにプラグの下の場所でミスファイアしてしまい、ガスに火が着かないという不具合でした。

この場合、スイッチを操作すれば、電気が来るということですから、点火に関する大まかなシステムは機能していると考えて宜しいでしょう。あとは、どうして変な処でスパークしてしまうのかという問題です。

お客様にはダメ元で調査を行って、原因を確認の上部品交換をしないで直せるということなら修理をしますというお話をしました。

勿論、修理不可となる確率が高く、安易に期待を持たせることはよくないですから、修理が出来ようが出来まいが出張調査の費用は掛かりますので、その点を了解頂けますかと相談させて頂きました。そして、考え得る限りの道具と材料を準備して、お客様の元にお伺いしました。

まずはスパークの状態を確認しないといけませんから、コンロを分解して電気配線やガス配管を露出させました。そのうえで、ミスファイアする場所や原因を考えて、そういったことを順番に解決していった結果、見事全ての口で点火が正常にされることを確認しました。

部品交換なしで無事に修理出来たのは、点火の際の「カチカチ」というスパーク音が鳴ったということが大きかったと思います。

点火プラグの部品はありませんが、プラグまで電気が来ているだろうと推測出来る状況だったから、出張点検を決意しました。

全ての修理案件でうまく修理が出来る訳ではありませんが、構造が比較的簡単なロジェール製コンロですから、皆さんのおうちのものも、もしかしたら直せるかも知れませんよ。但し、淡い期待は禁物ですから、その点はご注意を!

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