早めに手当するのは、いいことです

早めに手当するのは、いいことです

横浜のお客様から、アンダーセン(Andersen)製のスライディング・パティオドアのメンテナンスについてお問い合わせを頂きました。

今の処、特に目立った不具合はないとのことですが、私共のブログ記事をご覧になって早めに手当をしておきたいと連絡頂きました。

写真は、掃出しサッシの外装パネルのつなぎ目ですが、ガラスの周囲の防水コーキングの劣化が少し始まっているのか、コーナー部分に雨が伝った跡が見受けられます。

また、框パネルのつなぎ目が、少し開いてきている感じもありますね。

恐らくこの状態で何年かそのままにしておくと、雨がパネル内に侵入して、そのうち表面の薄い化粧パネルの接着が剥がれてくると思われます。それにしても、よくこの状況でメンテナンスをしようなんてお思いになったものです。

だって、ほぼ素人目には水垢程度が付いているくらいで、何も感じないという人が多いと思いますから・・・。

こういう状態でのメンテナンスは、よく汚れや劣化した塗装を拭き取って、パネルのつなぎ目にコーキングを入れ、その上からパネル全体を塗装することが必要です。勿論、下地があまりよくない場合は、下塗りのプライマーを塗ってやれば、更に塗料が密着しますから美しい仕上がりになるでしょう。

アンダーセンの掃出しサッシは基本木製ですから、パラペイントのプライマーやウルトラセミグロスのような屋外用塗料がお勧めです。それが出来た段階で、ガラスの周囲のコーキング処理をしてやれば、雨漏れトラブルの予防は完璧です。

ただ、コーキングや塗料には種類がたくさんありますから、よく選んで適切なタイプを使って下さいね。それから、一度やったからと言ってもう大丈夫だとは思わないで下さいね。コーキングや塗装は10年で悪くなる一時しのぎの消耗品です。

定期的に何度もメンテナンスしてこそ、大切なおうちは長持ちするのです。

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