南面・東面は、要注意!

南面・東面は、要注意!

弊社のご近所のお客様からマーヴィン(Marvin)のケースメントサッシのメンテナンスについてご相談を頂きました。

平成3年に新築されたといいますから、29年前に施工された古いサッシになります。

写真は、ケースメントサッシが組み合わさったボウウィンドウですが、それ以外にも不具合のあるケースメントサッシが2ヶ所あります。

写真でお分かり頂けるように、ボウウィンドウの5面のうち、ガラスが白く濁ったようなものが3面(3枚)あります。これらは、アルミの建具枠カバーのつなぎ目が開いてきてしまい、そこから木製の本体部分に雨が侵入したことが原因です。

何故そこが開いたかと言えば、このサッシは太陽がよく当たる南側の庭に面した処にあり、太陽の熱や雨風、冬場の冷気が絶えず当たる過酷な場所にあることから、建具の木枠も膨張や収縮を何度も繰り返した為ではないかと思います。(東面も台風の風当たりが強いので、注意が必要です)

勿論、ガラスの周囲の防水コーキングも痩せて切れてきてしまったということも原因の一つです。こういう場合、ペアガラスが内部結露するだけでなく、中に入り込んだ雨水が建具の木を腐らせていきますから、そのうち操作金物の取付けビズが建具から外れて開閉もままならなくなるのです。(開けると閉まらなくなるので、お客様は何年も窓を開けていません)

取り敢えず、マーヴィンに対して新しい交換建具の手配の見積をお願いすると同時に、錆びて劣化したオペレーターやロック金物類も調達する予定です。

建てた輸入住宅ビルダーは、まだ事業を続けているようですが、お客様との関係がこじれてずっと長くメンテナンスをしてこなかったようですから、もしこのおうちを次の代まで存続させたいと考えるなら、ここで徹底的にメンテナンスを行うようにお願いします。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。

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