久しぶりの問い合わせです

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ヴァイスロイのパティオドア・ロックレバー

こちらの部品は、ヴァイスロイ(Viceroy)社製スライディングパティオドア用ロックレバーです。

赤と緑のマークが付いていて、ロックが開いているのかどうかが分かるようになっています。

この部品に心棒が差さっていて、それでロックケースに明いている穴の方向をコントロールしてロックの開閉を行います。

この心棒が経年劣化で折れてしまい、ロックレバーで鍵の開閉が出来なくなったという状態です。恐らく何かの原因で鍵の掛かりが悪くなり、無理にロックレバーを回して鍵の開閉をしようとした処、心棒が折れてしまったのだと思います。

心棒は鉄で出来ているので柔軟性があるのですが、その根元部分は鋳物で出来ている為、そこが割れたか抜けたかしたのでしょう。

ヴァイスロイは、既に会社がなくなっていますから、交換部品をサッシ・メーカーから手に入れることは出来ません。

また、カナダのメーカーであるヴァイスロイは、独特の部品を使ってサッシを作っていることが多く、一般的なサッシ部品で対応出来ないケースが多くあります。

このロックレバーもそうしたスペシャル・パーツの一つなんですが、恐らく私たちの調達ルートで手に入れることは可能だと思います。

掃出しサッシは、出入りをよくする窓ですから、防犯上も出来るだけ不具合を直しておきたいと思うのは当然です。輸入サッシの調子が少しおかしいと感じたら、無理に操作することをしないで、専門家に調整・修理をしてもらうようにして下さいね。

<関連記事>: これもなかなか手に入らない (2019年2月26日)

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